冬 の 街

冬の街

1.恋を無くして 一人街をさまよえば
 胸に染みる風が冷たいだけ
 海を見ようと 誰もいないバスに乗る 外は何もかもが冬支度ね
 「少し寒い」とポツリつぶやいて見ても コートかけてくれる人もいない
 そうよ全ては 多分私のせいだわ いつもそうね私 一人きり
 貴方のことを信じきれなかった
 本当の優しさが私にはわからなかった
 道に迷ったような 心細さだけ
 感じながら歩く 冬の街

2.今は心が少し重いだけだけど
 頬に当たる風が責めるようね
 冬の都会はいつも 冷えたアスファルト 雨もきっと此処で雪に変わる
 私はいつも 自分だけのこと
 貴方に 少しの優しさも返せなかった
 親にはぐれた まるで迷い児のように
 一人 行く宛てない冬の街