雪 便 り

雪便り

1.何を望んだのでしょうか?
 何を夢見たのでしょうか?
 都会に出て感じるのは人の冷たさ
 夢を食べながら生きて
 夢を食べ尽くして生きて
 それから愛にしがみついて 貴方と二人
 頬を流れる涙は 貴方のせいじゃないのよ
 昨日母から届いた一枚の雪便りのせい
 雪がいつしか降り始め
 雪が心に降り積もり
 今年もまた感じるのは冬の厳しさ

2.川の流れに身を移し
 時の流れに身を任せ
 最後のあの涙さえも 忘れかけてた
 いつも思っているのです
 いつも思っていたのです
 故郷の寒い雪祭りの 母の暖かさ
 雪がいつしか降り始め
 雪が心に降り積もり
 今年もまた感じるのは冬の厳しさ

 母の手紙を読みながら
 母の手紙に涙して
 涙ぬぐってくれたのは 貴方の優しさ
 今は心に貴方だけ
 今は瞳に貴方だけ
 二人で愛にしがみついて 生きてゆきます