小説の間
過去に読んだ小説リストへ 01.2/23更新
おすすめの小説
星 新一 00.2/4UP
最近読んだ小説の紹介
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十二国記シリーズ「風の万里・黎明の空」「図南の翼」「黄昏の岸・暁の天」「華胥の幽夢」「魔性の子」01.9.18UP
とりあえず、全巻読破しました。
かなり壮大なスケールで、描き続けようとすれば、一生でも描き続けられそうな話です。
「魔性の子」が、十二国シリーズの初作品なのですが、「黄昏の岸・暁の天」での裏話となっているのがスゴイ。
普通は、シリーズ物の裏話は、後から描かれていくものですが、初作品がシリーズの裏話になっている。
このような描き方をすれば、矛盾が出てくるのですが、この作品は、矛盾が無い!
つまり、この作者は、このシリーズを描く前に、全てストーリーができあがっていたか
辻褄を合わせるのがとても優秀なのか、私は読んでみて、前者の方に違いないと思う。
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時空のクロス・ロード3 バースデーは永遠に01.9.18UP
時空のクロス・ロード 「ピクニックは終末に」「サマーキャンプは突然に」の最終章
ストーリーとしては、
毎回出てくる不思議な老人が、今回も別の男をもう一つの世界へ連れていった。
前々回、前回と「破滅の運命」を救う為、こちらの世界から行った少年・少女が今回は、
もう一つの世界の為に、こちらの世界から、応援する。
「2番煎じの感もあるが、やはり面白い。」と前回書きましたが、
こちらがわの世界から見れば、今回も3番煎じ。
でも、もう一つの世界から見れば、別の世界から来た不思議な力を持った救世主。
今回行った少年?(19才)は、こちらの世界で、前回行った人たちに合い協力を得た。
あちらの世界では、以前来た人たちへ、感謝の意をあらわす。
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十二国記シリーズ「月の影・影の海」「風の海・迷宮の岸」「東の海神・西の滄海」01.8.25UP
この世界以外のもう一つの世界、神・仙人達のいる世界を描いた小説
ストーリーとしては、
十二国は、12の国があり、12人の王が納めている。
王は世襲ではなく、神獣・麒麟に選ばれる。
十二国では、全ての生き物は、生命の樹から産まれるが、
時々、生命の樹に成る実が流され、こちらの世界に流れ着く
流れ着いた実は、人に宿り人間として生まれ育つが、
中には、王に成るべき者や麒麟もいる。
こちらの世界と十二国との微妙な関係を描いたシリーズ物
「月の影・影の海」「風の海・迷宮の岸」「東の海神・西の滄海」「風の万里・黎明の空」
「図南の翼」「黄昏の岸・暁の天」と今のところこれだけ出ていて
赤く表示した分だけ読破しました。
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ぼくらはみんな生きている 01.8.5UP
この本は、小説ではありませんが、私のHPで載せるのは、この場所しかなかったのでとりあえず。
18才の時に交通事故で、記憶喪失になった青年「坪倉優介」さんの手記。
現在30才となった今でも、過去の記憶が無く、草木染職人として第2の人生を歩んでいる。
その記憶が無くなった時点からの、彼の人生を描いた手記です。
以前、TVでも紹介されていたので、知っている方も多いと思いますが、
必読の価値は、十分にあります。
単なる記憶喪失ではなく、完全に記憶が無くなってしまったのです。
言葉も、食べる事も、寝る事も、トイレに行く事も全て・・・
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陰陽ノ京 01.7.17UP
平安時代、陰陽道を描いた小説
ストーリーとしては、
家業である陰陽道を捨て、文章道を選んだ青年、慶滋保胤(よししげやすたね)。
安倍清明の弟子であり、優れた能力を持つ保胤が、平安の世の魑魅魍魎を退治する。
保胤は、実在の人物で、陰陽道の家に生まれたのも、家業である陰陽道を捨て、文章道を選んだ事も、史実です
その保胤を主人公に、安倍清明をもしのぐ、能力を使い事件を解決する。
陰陽道の小説は、始めて読みましたが、結構面白いものですね。
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時空のクロス・ロード2 サマーキャンプは突然に01.6.14UP
時空のクロス・ロード 「ピクニックは終末に」の続編
ストーリーとしては、
前回の不思議な老人が、別の娘をもう一つの世界へ連れていった。
前回「破滅の運命」から救われた、その世界で別の角度から見た、もう一つの話。
2番煎じの感もあるが、やはり面白い。
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フラッシュフォワード 01.2.23UP
ほんのわずかの時間に垣間見た21年後の世界
ストリーとしては、
新たな素粒子を発見する為の実験を行ったが、失敗をしてしまった。
その結果、全世界の人々の意識だけが2分間だけ、21年後の未来に飛んでしまった。
人々は自分の見た未来を元に行動を起こすが。
最近この手の小説にはまっている。もしもの世界が現実になったら、ということは、ありえないと思いますが
小説や映画ならそれを楽しめる。ありえない話だけに、面白さがあるとおもう。
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BRAIN VALLEY ブレインバレー01.2.2UP
パラサイト・イブ」の作者:瀬名秀明による科学小説
ストーリーとしては、
最新脳科学研究所「ブレインテック」は、アメリカ・日本の色々な分野の科学者を集め、
脳の仕組みを、それぞれの分野から研究を行っている。
しかし、これらの研究は、人類を更なる進化へ導く壮大な計画の一環でしかなかった。
オカルト・UFO・臨死体験・コンピュータ・脳科学の立場から、最新の技術・情報を駆使し
人類の進化についての超科学的読み物。
興味のある方には、面白いと思いますが、この物語を理解する為に、科学知識が必要。
この物語の半分は、科学知識の解説になっているので、勉強にはなるとおもいます。
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ダイノザウルス作戦 01.2.2UP
タイムパトロール物
ストーリーとしては、
恐竜の繁栄する白亜紀を調査していた、科学者が何物かに襲われ、タイムパトロール員が救出に向かう。
未来から来ていたのは、人類だけでなく、恐竜から進化した恐竜人達も別の未来から派遣されていた。
恐竜が進化した未来と、人類が進化した未来。どちらが正しい未来なのか。
パラレルワールドの分岐点である白亜紀。恐竜と哺乳類の未来をかけた攻防戦
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果てしなき流れの果てに 01.2.2UP
時空を超えたSF小説
ストーリーとしては
現代の白亜紀地層から出土した、永遠に砂が落ちつづける砂時計。
その背後では、10億年もの時空を超えた、壮大な戦いが展開されていた。
流石は、小松左京とうならせる、作品でした。
例えるなら、「2001年宇宙の旅」続編の「2010年」最後まで見ないと全く理解が出来ない。
読み進めていくうちに、ここに話が繋がっていたのかと。
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量子宇宙干渉機 01.2.2UP
パラレルワールド小説
ストーリーとしては
量子コンピュータの完成により、この世界は唯一の存在ではなく、無数の世界が並行して存在する事が判った。
別の世界に干渉することで、こちらの世界の危機を回避できるというが...
時空のクロス・ロードにも書きましたが、量子力学の考えからいえば、多重世界は当たり前のこと。
この小説では近い世界だけでなく、全く違う世界を描いています
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レッドプラネット 01.2.2UP
同名作品の映画原作(まだ見ていません)
近未来の有人火星調査のシミュレーション「ミッション・トゥ・マーズ」とは別作品
ストーリーとしては、
2050年、人類は火星を植民地にしようと、火星をテラフォーミングしだした。
順調と思われていたが、酸素が急激に減少し始めた。原因を探る為、人類初の、有人調査に出発。
着陸寸前に事故が起き、指令船はかろうじて軌道に残ったが、着陸船は墜落。
生き残った隊員達が見た火星とは...
火星のテラフォーミングのシミュレーションと、隊員達の地球帰還へのアドベンチャー。
過去にアメリカが打ち上げていた、マーズオブパスファインダーが登場し、隊員達の助けとなる。
又、火星脱出の為に他国が打ち上げた調査船を利用するが、その為のOSとしてWIN2020が登場。
現在のOS、WINの進化版だが、バグのあるOSを非難しているシーン等うなづける一面あり。
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時空のクロス・ロード ピクニックは終末に00.11/14UP
いわゆる、パラレルワールド物
ストーリーとしては、
主人公の高校生(♂)が撮った連続写真には、空間から現れて消える不思議な老人が写っていた。
ある日、その老人が「お前さんには、才能があるようじゃ」と別の世界へ送られてしまった。
その世界では、病気が蔓延し生き残っていたのは、子供たちばかりだった。
「破滅への運命」と決められていた世界を救う為、元の世界と行き来しながら、
世界を救い、元の世界での自分の存在意義を見つけ出す。
今、コンピュータの進歩でパラレルワールドの存在がありえると言われるようになってきました。
(量子コンピュータ、量子力学の世界では、当たり前のこと)
もしかしたらの世界「世にも奇妙な世界」が、本当にあるのかもしれませんね。
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ミッション・トゥ・マーズ00.6/17UP
同名作品の映画原作(まだ見ていません)
近未来の有人火星調査のシミュレーション
ストーリーとしては、
2020年人類はついに史上初の火星有人飛行を実現した。だが、探査中に1号の4人の飛行士達は
突然NASAとの連絡を絶つ。その為、救出となぞの解明に、2号機で火星に向かう。
火星にたどり着いた、2号機の飛行士達が見たものは。
今もって、騒がれている、火星の人面岩を題材に、前半では火星までへの道のりの困難さと
後半では、地球の生命を作ったのは、火星人であったという、ひとつの仮説を描いている。
前半部は、現在の科学力から十分にうなずける内容であったが、後半部で火星人が出てきてしまったので
今一つであった。映画「トータル・リコール」のようにかつて火星人が居た遺跡だけならよかったと思う。
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アンドリューNDR114 00.6/17UP
ロビン・ウィリアムズ主演映画原作(まだ見ていません)
この作品は、SF小説の巨匠アイザック・アシモフの
「バイセンテニアル・マン(二百周年を迎えた男)」を長編に書き直した小説です。
ストーリとしては、(前書きより抜粋)
未来では、家庭に1台家政用ロボットは、当たり前の時代であった。
ある日マーティン家に配送されてきた、家政用ロボットNDR114は、アンドリューと
名づけられ、マーティン家の1員に迎えられた。
偶然から、本来ないはずの芸術の才能が備わっていた。
一家(マーティン家の子孫の代まで)との交流を重ねるうち、やがて彼は、
”人間”への道を探求しはじめる。
法的自由・人間と寸分たがわぬ体を求めた彼が、200年過ぎるうちに見出した結論は。
ロボット3原則を巧みに使いこなしながら、その意味を逆に取込み自分が人間になる為に
自分の体を改造しつづけ、人間の体に限りなく近づけていく。
その結果、人間に人工内臓を取付けられる事になり、人間とロボットとの差は、脳だけとなった
アンドリューは、最後に自分の人工頭脳を停止させることにより「死=人間」と悟る。
将来、人間とロボットの共存は、必ずくると思いますが、アンドリューのようなロボットが
出てきたとき、人間は彼を受け入れることができるものでしょうか?
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イエスの遺伝子 00.3/4UP
最近読んだ小説の中でも異色な分類に入ると思う。
ストーリーとしては、
遺伝子を研究している科学者が、治療困難なガンになった娘を助けるために
かつて、イエス・キリストが行った奇跡(治癒能力)を、イエスが特殊な
遺伝子の持ち主だったと解明し、娘を助ける事に成功。
その科学者を、敵対視するキリストの復活を信じる者達との駆け引き。
遺伝子工学に関しては、現在の科学力なら将来ありえる話。
それよりも、その能力を手に入れた科学者の「人を助ける」事が「人類を滅ぼす」事に
苦悩しそれを、どうするのか。
誰でも奇跡が起こればと思うけど、それが現実の物になると、死んでいく人間が少なくなり
世界の人口は増える一方で、「人類が滅びる」その矛盾を考えさせられる作品だった。
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十三番目の人格(ペルソナ)−ISOLA− 00.3/4UP
2000年1月に公開された映画の原作です。
まだ映画の方は見ていないのですが、人から聞いた話だと原作の方が細かく描かれているとの事です。
ストーリーとしては
阪神淡路大震災後、ボランティアをしていた一人の女性。彼女は人の心が読める能力を持っていた。
ある時、一人の少女に出会い、その少女が多重人格である事に気が付き、少女を助けようと行動を起こす。
少女の中に<ISOLA>と名乗る新たな人格が生まれ、その人格の狂暴性に彼女は立ち向かう。
小説では、心の中の描写が細かく描かれています。
それと、映画での最後のシーンは、ハッピーエンドだそうですが、
原作では、少女の心を覗いたら新たな恐怖が。
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