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SMALLVILLE(スモール・ビル)
邦題:ヤング・スーパーマン


このエピソードはプロローグ部分までです.


#205 Nocturne

プロローグ

夜。あたりは暗く、霧がたちこめている。ラナが馬に乗って、墓地にやって来る。ラナは両親の墓前に花を供える。その時、ラナは墓石の上に封筒があるのに気づく。表面には、流麗な筆跡で「Lana」と書いてある。森の中で何かが動く音がする。

ラナ「ねえ? 誰かいるの?」

答えはない。ラナは封筒を裏返す。封筒は(昔のやり方で)蝋でとじられていて、Bという刻印が押されている。犬の遠吠えが聞こえる。ラナは周囲を見回し、もう一度封筒に目を落とす。

場面変わって、少年(バイロン・ムーア)が森の中を走っている。バイロンは何かから逃げているように、低い枝をくぐり抜ける。小高い丘を駆け上がったところで、足をとられて倒れてしまう。犬を連れた男が近づいてきて、バイロンを見下ろす。男は手にもっていたショットガンをバイロンの頭に向け、引き金をひく。

場面変わって、青い光に照らされた地下室。バイロンがベッドに投げ出され、男がバイロンの隣にひざまずく。

ムーア「くそっ。一体どういうつもりだ?」

バイロン「ごめんなさい、父さん。もう二度としないから」

ムーア「この家で生活するルールは何だ?」

バイロン「バイロンは地下室にいること」

ムーア「で、それはなぜだ?」

バイロン「バイロンにとって一番いいことを父さんが知ってるから」

ムーア「どうやって脱け出した? おい、今すぐ答えろ。さもないと…」

バイロン(ペーパーナイフを取り上げて)「錠をこじ開けたんだ」

ムーア(ペーパーナイフを奪い取り)「今度外に出たら、麻酔弾では済まないぞ」

ムーアは階段を上って地下室から出て行く。バイロンは一人暗闇に取り残される。

[オープニング・タイトル]