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SMALLVILLE(スモール・ビル)
邦題:ヤング・スーパーマン

シーズン4.15Sacred[神聖な]

第1幕 プロローグ
クラークとマーサはキッチンにいます。
夜。
マーサはクラークの前に沢山の大学のパンフレットをカウンターに置きます。

マーサ:この中から決めて、クラーク。
クラーク:一体このパンフレットはどうしたんだい。
マーサ:ロイスに頼んで持ってきてもらったのよ、あなたは気にしなくていいの。
    大学入学願書はもうじきなのよ、クラーク。
    フットボールの推薦入学を諦めるのがどんなに辛いか分かってるわ。
    でもね、もう将来の事を考えた方がいいわ。

ノックがされます。

クラーク:僕が出るよ。

クラークはドアに行って開けると配達人がそこにいます。

男:クラーク・ケントさん?
クラーク:はい。
男:ここにサインをお願いします。

男はクラークにクリップボードを差出します。
クラークがサインをすると男はクラークに封筒を渡し去ります。
クラークがドアを閉めると二人で封筒を見ます。

マーサ:何?
クラーク:スワン博士からだ。

ジョナサンはリビングルームでソファに座りテレビを見ていると二人を呼びます。

ジョナサン:クラーク、マーサ。
      これを見ろ。

二人がリビングルームに入って行くとテレビのニュースリポーターの声を聞きます。

女性:ニューヨークからの最初のニュースです。
   特派員のトム・フローレンスが来ています。
トム:ありがとう、キャロル。

クラークとマーサはリビングルームに着いてテレビでスワン博士の写真を見ます。

トム:たった今、今朝、バージル・スワン博士が他界した事を確認しました。
   更なる詳細は公表されておりません。

クラークは驚きテレビへ近づきます。

トム:孤独な億万長者は主要な慈善家の一人として皆さんに記憶されている事でしょう。
   バージル・スワン慈善団体を始め…

クラーク:どうして。先週博士と話したばかりなのに。
ジョナサン:残念だが、クラーク。
      彼の死を悼もう。
マーサ:皆でね。

クラークはため息をついて座ります。

クラーク:クリプトンとジョー・エルについて博士からまだ学ぶ事が沢山あったのに。
マーサ:博士があなたに教えてくれた事に感謝しないとね。

クラークは手に持った封筒から折りたたまれた紙と小さな青い紙袋を取り出します。
彼は封筒を置いて紙を開きます。

クラーク:[読む]「カル・エル、私は君と一緒にこの旅を続けていきたかった。
         だが、君は本当の父親を捜さなければならない。」

ジョナサンは不幸せそうに頭を降ろします。

クラーク:「あまりにも長い間、君を彼から遠ざけていたいた事は許して欲しい。
      ジョー・エルは君に使命を与えた。
      彼は君の使命を終えるのを手助けできる唯一の者だ。
      君の持ち物である品を返しておこう。
      それは君の運命を導く事になるだろう。」

クラークは手紙を置いて紙袋を取ります。
中に手を入れると八角形の宇宙船のキーが出てきました。
ジョナサンとマーサは恐る恐るそれを見ます。
スワン博士の写真はまだテレビに映っていてリポーターはまだ話しています。

トム:…宇宙の知的生命体を捜す事。
   世界は彼の多くの貢献を覚えています。
   そして人類は数世代に渡って彼からの贈り物の利益を得ます。

クラークは不安そうにキーをひっくり返します。

カワチ洞窟の秘密の部屋。
ドアがスライドして開くとクラークが入ります。
そして八角形の祭壇の方へ歩きます。
ドアはスライドして彼の後で閉まりました。
彼はキーを出し祭壇の中央のスロットに入れます。
祭壇から白色光が噴出しクラークは渦巻く青いエネルギーの柱に囲まれます。
ジョー・エルの声が風の音と共に轟きます。
クラークは応えるために叫び返します。

ジョー・エル:お前が戻ってくるのは分かっていた、息子よ。
クラーク:地球に僕を送ったのはどうしてだ?
ジョー・エル:お前が発達した文明の最後の生き残りになるかもしれなかったからだ。
クラーク:発達した文明?自滅したんだろ!
ジョー・エル:お前が使命を拒み続けるのならそうすればいい。
       我々の文明についての知識は地球の広範囲に渡って三つの石にコード化され隠されている。
       貪欲な者達はその石を捜すだろう。
       しかし、人間がお前の前に石を見つけ出せば、彼らは誘惑に負ける事になる。
       世界中を飢饉や戦争へと地球を最終的には破壊へと追いやる。
       お前は残りの二つの石を見つけなければならない。
       世界の運命はお前の手の中にあるのだ…カル・エルよ。

光はより明るさを増します。

フェイドアウト。

第1幕 場面1
タロン。
日。
ラナのアパートで電話が鳴ります。
彼女はキッチンに入ってそれに答えます。

ラナ:もしもし?
ジェイソン:やあ、ジェイソンだ。
ラナ:ジェイソンって誰?
ジェイソン:面白いね。

ラナは微笑みます。
彼女は電話の向こう側のジェイソンの後ろに多くの人々の話声を聞きます。

ラナ:ねえ、そこはカンザスじゃないでしょ。
   どこにいるの?
ジェイソン:あー、メトロポリスだ。
      2、3日の間ここにいないといけないんだ。
      レックスに監視するように頼まれてね。
ラナ:あなたの仕事が監視だなんて知らなかったわ。
ジェイソン:ああ。聞いてくれ、今は話す事ができないんだ。
      今ミーティングから抜け出したところなんだ。
      行く前に君に連絡したかったんだけどチャンスがなくてさ。
ラナ:レックスと一緒なの?
ジェイソン:いや、一人だ。
ラナ:じゃあ、そこにいた方がいいわ。
   メトロポリスに行った人達は皆、変わってしまうから。

ジェイソンの近くに立っている中国人男性が中国語で何かを叫んで言います。
ラナに聞かれないようにジェイソンは送話口を手で押さえます。

ラナ:今のは何?
ジェイソン:何でもない。うーん、聞いてくれ、もう行かないと。
      明日もちゃんと君に電話をするから。
      おやすみ。

ジェイソンは電話を切ります。
ラナは電話を切って、混乱します。

ラナ:夜なの?

ジェイソンが夜の中国の混雑した通りを歩いていると携帯電話が鳴ります。

ジェイソン:もしもし?
レックス:俺に分別がなければ君が高飛びしたと思うところだぞ。
ジェイソン:レックスか。電話をするつもりだったんだ。
      何かあったんだ。
      早くあの場所から離れないといけなくなった。
レックス:どうしてだ、次の便で上海に間に合うぞ?
ジェイソン:[驚き]えっ?
レックス:振り向いてみろ?

ジェイソンが振り向くと彼の後ろの方にレックスが携帯を耳に当てて立っているのを見ます。
レックスは電話を切って少しイライラしたようにジェイソンの方へ歩きます。

レックス:俺が本当に君を雇ったと思ってないようだな。
     君の行動は俺にはむかうものだ?
ジェイソン:レックス…
レックス:親父が君に地図を渡したのは知ってる、ジェイソン。
     その地図がちょうど都市郊外の寺院だという事もな。
     だが俺に断りもなく石を見つけるのは間違ってるぞ。

彼らはしばらく互いをじっと見つめます。

レックス:さあ、行こうか。

レックスが歩き出すとジェイソンは彼の後を追います。


第1幕 場面2
ケント農場。
夜。
ジョナサン、マーサ、クラークはキッチンで話をします。

ジョナサン:[怒って]お前はもうあの洞窟に行かないと思っていたぞ。
クラーク:父さん、スワン博士のメッセージを無視する事ができなかったんだ。
ジョナサン:なあ、お前が彼を信用しているのは分かっている、
      だがな、クラーク、彼はジョー・エルが私達にした事は知らないんだ。
クラーク:父さん、誰と取引したのか忘れたの。
     僕らが無視し続ければ、何か怖い事が起こりそうなんだ。
ジョナサン:聞け、私はお前の本当の父親が彼だと理解している。
      だが彼の心は今までお前のためにはなっていなかった。
クラーク:多分、でも、これまで嘘をついた事もない。
     それに今まで僕に受けさせた試みは多分、いい加減なものじゃなかった。
     多分、僕に石を見つけさせる準備をさせようとしていたんだ。
マーサ:あなたは本当にまたあんな事を繰り返したいの?
    数ヶ月前、あなたがジョー・エルから逃げだしてからずっと、
    以前のクラークに戻ったみたいだわ。
クラーク:ねえ、母さん、僕はフットボールが好きで普通にやってきた。
     でも事実は違ってた。
     二人もそれは分かってるだろ。
     ねえ、僕はその石の一つをもう持っている。
ジョナサン:たとえお前が石を全て集める事ができたとしても、
      何が起こるのか…私達には分からないんだ。
クラーク:分かってるよ、父さん。でも僕が見つけなきゃ他の誰かが見つける。

マーサとジョナサンは不安そうにクラークを見ます。

第1幕 場面3
ラナがレックスの書斎に入ると、ライオネルがまな板の上でオレンジをスライスしていました。
日。
ラナは部屋の中央で立ち止まります。

ライオネル:ラング君か、どうぞ、気にしないで。
      君はどこかに行ってしまったボーイフレンドを探しているんじゃないのかね。
ラナ:あー、はい。レックスなら分かるかと思って。
   彼がこのプロジェクトを彼に与えたんです。
   それに私の方から彼と連絡ができなくて。
ライオネル:まあ、中国の受信状態は悪いだろうからな。
      レックスは上海だ。
      私が思うに君のボーイフレンドも一緒にいるだろう。

ラナは驚いてライオネルをじっと見つめます。

ライオネル:悪かったね。
      私はジェイソンが君の出生の秘密を話していると思ったが。
      君は知っていなければならない、ラング君。
      どうして徹底的にジェイソンとレックスがイソブル・セローを調査していたのか。
      君の反社会的な先祖の事を。
ラナ:そんな人達じゃないわ。

ライオネルは本棚へ歩いて行くと木の箱を取って机に運んできます。

ライオネル:イソブルの最大のライバルは、ガートルード公爵夫人だ、伝説の三つの石を探し回るな。
      彼女は地球上の自分の知る限りの場所に船を送った。
      だが発見できたのは中国のこの地図だけだった。

ライオネルは箱を開け地図を取り出しラナにそれを示します。

ラナ:この宝の地図がイソブルとどういう関係が?
ライオネル:地図は公爵夫人の手には渡らなかった。
      イソブルが書簡を盗んで隠したんだ。
      ガートルードは美しい若い魔女を処刑させた。
ラナ:[怖くなり]イソブルも探していると。
ライオネル:そして彼女は器として君を利用して動いている。
      私は同様にジェイソンに地図のコピーを渡した。
      その事を君に話さなかった事には驚かないがね。

ライオネルは箱を閉じて本棚の上にしまいます。

ライオネル:イソブルとの君の家系は知っていると思うが、
      ジェイソンが公爵夫人の直径の子孫である事を知っているかね、ガートルードの?

ショックをうけたラナはライオネルから地図へと目を移しもう一度ライオネルを見ます。

第1幕 場面4
屋根裏でクラークはソファに座って古いタイム雑誌の表紙に写っているスワン博士の写真を見ています。
日。
彼は立ち上がって洞窟にあったクリプトンのシンボルの写真の脇の机に雑誌を置きます。
彼は写真の一枚を手にとってじっと見つめます。
それはラナの背中に浮き出たシンボルです。

第1幕 場面5
ラナはアパートで下に落ちている服を拾うと背中のシンボルが見えます。
日。
彼女はスーツケースに服を投げ入れて振り向いたときクラークが立っていました。

クラーク:どこかに行くの?

ラナはしばらく間をおき、ドレッサーから何枚かの服をとります。

ラナ:中国よ。
クラーク:中国?本気かい?
ラナ:ゾッとする?気がおかしくなって幻覚でも見てるんじゃないかって思ってるんでしょ。
クラーク:ラナ、一体どうしたんだ?
ラナ:どの部分?
   この完璧な刺青?
   十六世紀の魔女が私の中にいるっていう事?
   それともジェイソンとレックスが探し出そうとして旅立った地図の事?
クラーク:どうしてそんな事を?
ラナ:分からないわ、でもジェイソンは自分達で一緒に探そうって言ってくれた。
   でもその「自分達」っていうのは別の人だった。
クラーク:さて、多分、彼が打ち明けなかったのには理由があるはずだ。
     彼に説明するチャンスをあげたらどうだい?
ラナ:クラーク、あなたは私がそんなに簡単に誰かを見限らないのを知ってるわよね。
   [クラークは目を伏せます]
   でもたとえそれが正当な理由があっても私に嘘をついて欲しくないの。
クラーク:それじゃ、すぐに飛行機で飛び立つつもりかい?
ラナ:ライオネルが全ての準備をしてくれたわ。
   ルーサー・コープのジェット機に乗っていくの。

クラークは疑わしそうにラナを見ます。

ラナ:分かってるわ、クラーク、あの人が信用できない事は。
   でも手助けしてもらえそうな教授の名前を教えてくれたわ。
クラーク:じゃあ、僕も一緒に行くよ。
ラナ:[驚いて間をおき]
   あなたを引きずり込むつもりはないわ。
クラーク:君一人を行かせるわけにはいかないよ。

第1幕 場面6
ジェイソンとレックスは中国の別の混雑した通りを歩いて来ます。
夜。

レックス:ジェイソン、親父を信用するな。
     何らかの理由でその地図を渡したんだ。
     そして今君は石の在りかを親父に教える事になる。
ジェイソン:俺は、あんたや親父さんのためにやってるんじゃない。
レックス:そうしてその石が君にとって重要なんだ?
ジェイソン:見つけなければ、ラナが安全じゃない。
レックス:安全とは?

彼らは歩くのを止めて互いに向き合います。

ジェイソン:お袋からだ。ライオネルも、あんたもだ。
      分からないんだ、レックス、教えてくれ。

レックスは通りを見渡して制服を着た二人の中国人男性が彼らをじっと見つめているのを見ます。

レックス:おい、中国人のガードは雇ってないだろうな、
     なら少し厄介な事になりそうだ。
     走れ!

レックスとジェイソンが逃げ出すと二人の中国人は後を追います。
そして、中国語で彼らに怒鳴ります。
ジェイソンとレックスは角を曲がって走り続けます。
中国人が彼らを狙ってピストルを撃ち始めると、街頭の物売りのブースの後ろに隠れます。
二人はもう一つの角を曲がって逃げようとしますが自動車のガレージに入ってしまいます。
制服を着た沢山の男達がトラックに乗って現れます。
男達がトラックから降りて銃と懐中電灯を向けると、レックスとジェイソンは頭の上に手を置きました。

ジェイソン:これはどういう事だ?

男達全員、中国語で彼らに怒鳴ります。

フェイドアウト。

第2幕 場面1
ルーサー・コープのジェットが飛んでいます。
日。
ジェットの中ではクラークは中国のランドマークと古代の地図を見ます。
寺院の写真のドアにはクリプトンのシンボルがあります。
ラナは彼の隣に座っています。

クラーク:どうやってライオネルが君のシンボルの事を知ったんだろう?
ラナ:その質問の答えは二つあるわ、皆別々の場所、三つに分かれていた。

クラークは立ち上がり考え込みます。

ラナ:クラーク、うーん、ごめんなさい。
   こんな事になるなんて、今はあなたが頼りに感じるわ。
クラーク:ラナ、皆の動機がたとえ何であっても彼らはまだ君を助けようとしていると思うんだ。
ラナ:それはまだ分からないわ、私のためだなんて。
クラーク:それがどうなるかなんて怖いだろうね、でもまだ何も分かってないだろ。
ラナ:この刺青が現れて以来ずっと、秘密を抱えて生きてるんだって思えるようになってきた。
   皆は表面上の事は分かっても、私の中の益々強くなってくるものがあるの。
クラーク:その事を皆に知られるのが怖いのかい、皆が違った君を見るのが。
ラナ:だってそうでしょ?

ラナはしばらく黙り話題を変えます。

ラナ:それで、うーん、あなたのご両親は中国に行く事に何か言ってた?
クラーク:何も。

クラークは座ります。

クラーク:親には話さなかった。
     書置きだけしてきたんだ。

ラナは申し訳なさそうな顔をします。

ラナ:ウソでしょ。
   結局私が信用できるのは二人だけね、ライオネル・ルーサーとあなたよ。

第2幕 場面2
上海の寺院。
日。
中ではレックスとジェイソンは薄暗い誰もいない独房に入っています。
窓を通して入ってくる日差しは黄ばみ、かび臭さをただよせます。
床は濡れたように光っています。
ジェイソンは窓の外を見つめ立っていて、レックスは床に座り込み壁に背を預けていました。

ジェイソン:さて、ボス、どうしてこんな事になったのか見当がつくかい?
レックス:まあな、あいつらが地図を奪って寺院に連れてきた時から、
     奴らも俺達と目的は同じだと思ってる。
ジェイソン:どうしてあんたは俺をそんなに相棒にしたがってるんだ?
レックス:知ってそうだな、俺達がこんな事になった事を、そしてどうすれば解放されるのかも?
ジェイソン:[あきらめ]腹を割って話したいんなら、あんたから最初だ。
レックス:OK。[彼は立ち上がり]
     俺達は親父がこの場所を隅から隅までを捜索して石を見つけられなかった事を知っている。
      [ジェイソンへ歩いて行き]
     なあ、ジェイソン。
     君が地図を秘密を読み解けなかったらラナに嘘をつかずに、ここにも来なくてすんだのにな。
ジェイソン:いや、俺はラナを守るために嘘をついたんだ。
レックス:ああ、そうか。忘れていたよ。
     君はラナの新しいヒーローだったな。
     彼女はそういう人間をを引きつける魅力があるようだ。
ジェイソン:ああ、そうかもな。

レックスは閂のかかった独房の壁の上を見てクリプトンのシンボルがそこに描かれているのを見つけます。
彼はジェイソンに振り向きます。

レックス:君がそんなに単純だとは思えないな。
     君は親父や母親にも利用されている。
     裏で誰が糸を操っているにしても、一瞬たりともラナが犠牲にならないとは思うな。
     結局は、俺がラナを君から守ってるのかもしれないな。

ジェイソンはレックスに不安そうに頷き背を向けます。
そして窓のところに歩いて戻ります。
彼の背中がドアに向けられたとき、中国人の兵士の二人が銃を構えて入ります。
その内の一人が銃でレックスの頭を殴り気絶させます。
そしてもう一人は銃をジェイソンに向けます。
兵士がレックスの足を持って独房から引きずり出している間、ジェイソンは恐る恐る腕を上げて見ていました。
兵士はジェイソンを独房に残したまま出て行き廊下の方のレックスの後を追います。
初の兵士は中国語でレックスにまだどなっています。

レックス:そこで待ってろ?!

第2幕 場面3
クラークとラナは混雑した中国の通りに入ります。
日。
彼らはカルチャーショックで辺りを見まわします。

クラーク:今朝トウモロコシ畑の中を走っていたのとは大違いだな。
ラナ:ここはもうカンザスじゃないわ。

彼らは通りを歩いて来ます。
そして全ての歩行者や街頭の物売りを見ます。
通りの両側は所狭しと店が軒を連ねていました。

クラーク:それで、どうやってその教授を見つけるんだ…

中国人の男が後ろから自転車に乗ってやってきます。
そしてラナにぶつかりそうになり、クラークはラナを脇に引っぱります。
そして彼女を抱きしめる形になり彼らは気まずい雰囲気で互いの目を見つめます。
ラナは離れてまた歩き続けます。

ラナ:うーんと、ライオネルが言ったのはちょうどこの辺りね、
   えーと、緑の雄鶏を探して。
クラーク:ねえ、ラナ、この女性を信用しなくてもいいんじゃないのか。
     僕らでできると思うんだ。
ラナ:[微笑み]残念だけど、中国語なんか全然分からないのに上海を探し回るなんて無理に決まってるわ。

彼女はクラークの肩に手を置き指差す方向には緑の雄鶏の看板がかかった店があります。
中国人女性が店から歩いてクラークとラナのところへきます。

女性:ラングさんにケント君ね。
   あなた達が無事にここまで辿り着いてよかったわ。
   地図を持ってきた?

クラークは上着のポケットから地図を取り出して女性に渡すと三人して歩き出します。

女性:[興奮して]こんな物が本当に存在するなんて思ってなかったわ。
   あなた達にはこれまで何人の財宝ハンターがこの地図を手に入れようとしたか分からないでしょうね。

女性は地図を調べます。

クラーク:寺院は川の分岐点にあるようです。
女性:それはおかしいわ。川はないわよ。
   でもこのシンボルと寺院の壁のシンボルは合ってるわね。
ラナ:それじゃ、その場所を知ってるんですね。
女性:よく知ってるわ。このシンボルを見間違う事はないわ。
クラーク:このシンボルの付いた寺院は一つだけなんですか?
女性:この大陸の寺院は神秘に包まれてるわ。

彼らは二つの店の間の狭い裏通りを歩くのを止めます。

女性:別の世界からやって来て宝をそこに隠した神の伝説があるの。
   神は何らかの方法で地図を残した。
   地図は前世紀にヨーロッパの盗賊に盗まれたわ。
   知る限りでは誰も宝を見つける事はできなかったそうよ。
ラナ:そこへ連れて行ってくれませんか?
女性:もちろん。
   でも誰にもこれを見せないように。
   石がまだある限り、そのために人を殺しても平気な盗賊がいるわ。

彼女はクラークに地図を手渡します。

女性:慎重にね。
   もう誰かがあなた達の存在を知ってたかもしれないから。

クラークは地図を上着に戻します。
そして女性は彼らを通りに案内します。

第2幕 場面4
ジェイソンは寺院の独房に一人でいます。
日。
レックスが呻き声が聞こえ彼はドアの方に向きます。
二人の兵士がドアを開けてレックスを独房に入れます。
彼は弱々しくジェイソンに倒れかかります。
彼は汗をかいていて下唇から出血しています。

ジェイソン:レックス。

兵士はジェイソンを掴み上げるとドアの方へ引っ張ります。
そして中国語で彼にどなります。

ジェイソン:[怖がり]レックス!
レックス:おい、奴らが何を知っているのか話すんだ。
     こんな事で死ぬ価値はないぞ!

一人の兵士が廊下にジェイソンを押してもう一人は独房に残ります。
そして銃をレックスに向けます。
ジェイソンが行ってしまうとレックスは背を向け唇をふきます。

レックス:[小さな声で]少し奴をかわいがってやれ。
     [彼は兵士に振り返ります]
     奴が何を知っているのか探り出せ、だが傷はつけるな。

三人目の兵士が独房に入ります。

兵士:申し訳ないが、ルーサーさん。
    そのような約束はできかねますな。
レックス:[起こり]協定を結んだはずだ。
兵士:あなたより金持ちは他にもいますからな。

兵士は警棒でレックスの腹を突きます。
レックスは痛みに呻いて屈みます。
二人の兵士は彼を捕まえて独房から彼を押し出します。

レックス:誰も傷つけるんじゃない!

彼は振り解こうとしますが彼らは廊下へと彼を引き続けます。

フェイドアウト。

第3幕 場面1
中国の寺院。
日。
寺院の前には池があり、背景には大きな山が迫ります。
中で、中国人の女性は大きな廊下を通ってクラークとラナを案内しています。
天井からは赤いカーテンが下がり、廊下の各箇所には立ち入り禁止のための紐が結ばれ、
窓からの日差しを遮る曇りガラスの窓になっていました。

女性:文化革命の時に政府は大部分の古い寺院を壊したの。
   でも何の理由か、彼らはここを保護したわ。
   多分ここは伝説の地になっていたからだと思うけど。
   村は入り口を横切る事を拒否したの。
   それは神がいつか戻ってくると言い残したのが怖かったからね。

彼女はクラークとラナを崇拝の部屋のような場所に導きます。
クラークは壁の絵や彫刻を見まわします。
彼は壁の前に立ち止まると龍の絵を見て唸ります。
もしそれがドアであったなら人がそれを通り抜けるには十分なほどの大きな円形の溝が絵の下にありました。
クリプトンのシンボルは赤でそこに描かれています。
クラークはシンボルに焦点を合わせて壁にX線ビジョンを使います。
そして何らかの像がその向こう側に納められているのを見つけます。

ラナ:クラーク、何か見つけたの?
クラーク:シンボルだ。
     君達は二人で他を捜したら?
     僕はここをもっと探してみるよ。
女性:[ラナに]こちらよ。

ラナは不思議そうにクラークを見てから女性についていきます。

女性:もう一つ部屋が東棟にあるわ。

二人が出て行くとクラークは壁の方へゆっくり歩いて両手でそれにさわります。
そこを押すと円形の溝は後方に動き始めます。
フタを邪魔にならない場所へと転がし腕を伸ばし布に包まれた像を見つけます。
像の頭の部分には飾りの付いたマスクがあります。
マスクの目には鮮やかな緑色の光があり、クラークは苦しみだし床に倒れます。
マスクの目は邪悪そうに輝き続けます。

別の廊下を歩いていたラナと女性。
ラナは音を聞きます。

ラナ:あの音は何?

彼らは不安そうに辺りを見まわします。
突然、数人の制服を着た男達が廊下に駆け込んでラナと女性の後に来ます。

女性:逃げて、ラナ!

ラナが逃げようとしたとき二人の男がラナを捕まえます。
彼らは彼女にひざを折らせます。
もう一人の男は中国人の女性を捕まえて首の骨を折りました。
他の男が中国語でラナにどなって彼女は地面に倒されます。
三人目の男がラナのところへ行き動かぬ彼女の背中に周りこみます。
彼女は恐る恐る彼を見るために首を回します。
彼女の上着の背中がわずかに上がり刺青の一部が現れます。
男は彼女のシャツを持ち上げてシンボルをさらけ出させます。
彼は他の男に中国語で何かを言うと彼らは彼女を立たせ廊下から彼女を連れ出します。
そして床に倒れて死んでいる女性を残したまま去りました。

像の緑色の目はまだ輝きクラークは床に倒れています。

第3幕 場面2
ジェイソンとレックスは寺院の別の場所に隔離されています。
そこは地下のようです。
日。
壁はレンガでできていて日は差し込まず、いくつかの蛍光灯とジェイソンの脇にぶら下がって揺れる電球だけです。
ジェイソンとレックスは二人とも手首を鎖につながれて天井からぶらさがっています。
ジェイソンはシャツを着てなくて、レックスはシャツの前を肌け胸には血が滴っていました。
数人の中国の兵士がいます。
彼らは互いに話します。
それから彼らのうちの一人がジェイソンの胸にジャンパーケーブルに接続した濡れたスポンジを当てます。
ジェイソンの手首を縛っているチェーンに接続したもう一本のジャンパーケーブルがあります。
激しい音を立てて電流がジェイソンの体を流れます。
そして彼は歯を食いしばり叫びます。
ジャンパーケーブルは電気ボックスに接続しています。
そして別の中国人の男が電圧を上げます。
長である兵士は黙って見ています。

兵士:もういいだろう。

男が電気ボックスをオフにするとジェイソンは叫ぶのを止めて息をつきます。
兵士がジェイソンに近づき宝の地図を上げてジェイソンの髪を掴み顔を上げさせます。

兵士:これがどこなのか教えるんだ。

ジェイソンは応えません。
彼はじっと兵士の目を見つめます。
兵士はレックスに目を向けてからジェイソンに目を戻します。

兵士:君の友人にはそのような強い意志があると思うかね?

彼は中国語で部下と話します。
男はジェイソンのチェーンのジャンパーケーブルをとってレックスに接続します。
それから彼は濡れたスポンジをバケツから取り出しレックスの胸に当てます。

レックス:止めろ。

スポンジがレックスの胸に触ると電気は音をたてレックスは叫びます。

兵士:石はどこだ?
レックス:うわぁ!
兵士:石は?!石はどこにある?!

レックスは痛みに叫び続けます。
兵士は部下に止めるよう命令するとスポンジをレックスの胸から引き離します。

兵士:君の若い友人の方が君より効果があるかな?

彼が中国語で叫ぶと二人の男がラナを部屋に引きずり込みます。
彼女は叫び自由になろうともがきますが無駄でした。

ジェイソン:ラナ!
レックス:止めろ!彼女を放せ!

男はラナを強引に椅子に座らせます。

ジェイソン:ラナ!止めろ!止めるんだ、止めてくれ!

ラナの手首が金属製の椅子に縛り付けられ、ジェイソンとレックスは抗議し続けます。
兵士はジャンパーケーブルを肘掛けに接続します。

ラナ:いめて、私は何も知らないわ!
レックス:彼女は無関係だ!
兵士:違うな。
レックス:彼女を放せ!

兵士はスポンジをラナの腕に接触させると電気が流れます。

レックス:ラナ!
ジェイソン:止めろーっ!!!

兵士が電圧を大きくするとラナは拷問された動物のように歯を食いしばりわめきます。
ラナは物凄い勢いで痙攣し始めます。
そして彼女の頭はぼけたように揺らいで、突然静かになります。
すると柔らかい風が彼女の髪に吹きつけます。
彼女の目は閉じられたまま、電気はまだ流れています。
しかし彼女はそれにはまったく微動だにしません。
彼女は低い詠唱しているような声でラテン語を話します。

ラナ:Mitere meus animam。

彼女の目が開かれてくると両眼は紫色にかすかに光っていました。
ジェイソンとレックスは怯えるように黙ったまま見ています。

ラナ:Liberare!

紫がかったピンクの光が部屋中を照らし出します。
そして電気ボックスを操作していた兵士は床に放り投げられます。
ラナの戒めは壊れ彼女は立ち上がります。
彼女は立っている二人の兵士に振り向いて彼らを指さします。
そして紫のエネルギーを手から放つと彼らを床に倒しました。
意識を失った兵士の一人が手に地図を持っています。
ラナはそれを拾いジェイソンとレックスへ静かに歩きます。

ラナ:あなた達は本当に私がこの体から出て行ったと思っていたの?
   [彼女は微笑み]また会ったわね二人とも。
ジェイソン:[ささやき]イソブルか。
ラナ:あなたはとても強いのね?
   とてもまじめで、とても悲惨なほど先祖の罪を購う運命だわ。
レックス:ラナ、君の心がまだ残ってるなら…
ラナ:[レックスに]そして、あなた、貪欲な男。
   [彼女は脅迫的に彼の首にさわります]
   あなたが知識の石を探し出すためにどんな事をしてきたのか想像がつくわ。
   [彼女はレックスとジェイソンから離れてます]
   二人ともこれを前にして本当の事が見えなくて残念だったわね。
   [彼女は地図を開いて彼らにそれを示します]
   これは地図なんかじゃないのよ。

彼女は意地悪そうに微笑みます。

クラークはまだ床に無力なままでいます。
二人の兵士が入ってきて彼を床から引き離します。
そして彼が立ち上がるのを助けて部屋から彼を連れ出します。
クラークが廊下に出た途端彼の力は戻り兵士を反対方向に放り込みます。

地下ではラナが中国の長いコートを着ます、それは赤地に金と黒でシンボルが施してありました。

レックス:クラーク!

ラナが振り向くとクラークが部屋に入ったのを見ます。
彼女は彼に手からエネルギーを撃ちます。
そして彼を後方に吹き飛ばし床に倒します。
ラナは彼の方へ歩きます。

ラナ:あなたはこの前、いい戦いしたわね。

彼女は地下を出ます。

ラナは急ぎ足で像のある部屋へと廊下を歩いています。
クラークは地下で気を失ったままです。

フェイドアウト。

第4幕 場面1
寺院。
日。
地下で、クラークは意識を回復してボルトカッターを拾ってジェイソンとレックスへ歩いて行きます。

レックス:クラーク、どうしてこんなところに?

クラークはレックスの鎖を切ります、そしてレックスはうなり声をあげて床に落ちます。

クラーク:僕も同じ事を聞きたいよ。
ジェイソン:どうして君はラナを連れてきたんだ?
      [クラークは彼のチェーンを切ります]
      間違いなく、彼女に何か起きる…
クラーク:[怒って]あなたが彼女に嘘をついたから、彼女はここにきたんだ。
レックス:今ならまだラナを抑える事ができるはずだ。
ジェイソン:イソブルが石を手に入れたら、ラナに何が起こるか分からないぞ。
レックス:クラーク、もし何もなければいいが、俺達は…
クラーク:見つけたよ。

壁に隠された像を見て部屋に立っているクラーク、レックス、ジェイソン。
クラークは離れて立っています。
ジェイソンとレックスはゆっくりと像の方へ歩きます。

レックス:クラーク、親父が隅々まで探しても見つからなかったのに、どうやって見つけたんだ?
クラーク:どうだっていいだろ、レックス?
     それはどう見ても長い間ここにあったんだ。

レックスは像の正面に立ちそれに触れます。
彼はクラークが少し離れていているのに気がつきます。

レックス:これを見たくないのか?

クラークは答えずに不安そうに像の目を見ます。

ジェイソン:待ってくれ…
      [クラークに]
      地図を見せてくれないか。
      [クラークはしばらくポカンとジェイソンを見ます]
      早く。

クラークはジャケットから折った地図を取り出してジェイソンにそれを手渡します。
ジェイソンがそれを広げて像に近づきます。

レックス:それで?
ジェイソン:おい、これは寺院への地図じゃない。
      これは木の叉から見た寺院の図面だ。

ジェイソンは地図を持ち上げ像を包んでいた布を広げます。
シャツには地図と全く同じ絵が書いてありました。
寺院の前で分岐している長い川のように見えたものは実は枝分かれたし木の幹だというのに気づきます。

レックス:だから誰も石をここでは見つけられなかったんだ。
     でもこの見え方からするとこの辺りだという事がわかる。
クラーク:それが背景じゃないとしたら?
     考えるんだ。描いた者の立場に立って。
     もし木の位置を基点にしたとしたら?

ジェイソンとレックスは考えながら像の布をじっと見つめます。

木の叉から見える寺院、その脇にラナが立っています。
そして図面と比較していました。
彼女は危険な微笑みを浮かべ地図をしまいます。
それから彼女はゆっくり左手を広げ赤いバラの花びらを出します。
彼女がラテン語で詠唱する間、花びらを地面に落とします。
バラの花びらが落ちた地面はまるで地面が燃やされたようにクリプトンのシンボルが現れます。
ラナはゆっくり地面に手を振ります。
すると地面はひびが入って分離し始めます。
ついにシンボルの下の土の一点が競り上がってきて火のようなオレンジ色の光と煙が噴出し馬の小さな像が出てきました。
ラナは馬を拾って不思議そうにそれを見てから近くの岩に叩きつけ粉砕します。

寺院のクラーク。
耳をつんざくような音が彼の耳を討ちます、そして痛みに耳を押さえます。

ラナは馬の中に隠されてた石をまだ見て前とは違う石の力に魅了されます。
石の中にはクリプトンのシンボルが銀色に輝き描き出しています。

寺院ではクラークはまだ音を聞き続け外へ超スピードで出ます。

ラナは掌に赤いハンカチを被せ石をその上に持った途端、突然石は手から消え彼女はハッとしてじっと見つめます。

クラークは今、彼女の近くに立っています。
彼は超スピードで彼女から石を奪い取り石を持っていました。
ラナは彼を見て手からエネルギーを放ちます。
クラークは藪の方に飛び込みかわします。
彼は石を落とします。
ラナは再びハンカチで石を拾って包むと外套のポケットにしまいます。

寺院に再び目的を持って入いり廊下を歩いて来ているラナ。
空気を切り裂く音が聞こえると、クラークは彼女の前に突然立ちはだかっていました。

ラナ:[怒って]誰もこの石のために犠牲者はいらないの。
クラーク:それは君のものじゃない。
ラナ:あなたのものだって言うの?
   これは誰のものでもないわ。
   この寺院の神は自分が帰ってくるためにこれらを隠したのよ。

ラナは両腕を差し出します。
彼女の左手には像から剣が外れ手に飛び込み、右の方は小さな剣が像から手に飛び込みます。
彼女はラテン語で叫びます。
それから彼女は頭の上に剣を交差させます。
一瞬紫のエネルギーで光り、彼女はクラークに小さな剣を投げつけます。
剣はクラークの胸に刺さり血が彼の上着に滴ってあえぎます。
彼が柄を掴んで剣を引き抜こうとするとラナは微笑みます。
するとラナは空中に舞い上がり廊下を越えて彼の方へ飛び出します。
彼女は頭に剣を振りかざし、彼女が彼の所に着く直前にクラークは胸から剣を引き抜きます。
彼女は彼に一撃を振り下ろそうとしましたが壁に打ち付けられてしまいました。
クラークが部屋に入ると彼女は振り向きます。
そして再び彼に切り付けようとします。
彼は小さな剣で彼女の剣をかわし、廊下に下がる事でもう一撃をかわします。
ラナは彼の後を追って空中に飛び上がり再び剣を合わせます。
彼女は空中で円を描くように彼に向かってジャンプして二度彼に剣を叩きつけます。
二人の剣はぶつかり合います。
彼女は彼の向こう側に走り回って彼の頭に振りかぶります、しかし彼は剣を避けます。
すると彼女は少し屈んでクラークの足を狙って蹴り彼を倒します。
彼が仰向けで倒れると彼女は剣を振り下ろします、しかし再び彼はそれを避けます。
クラークは自分の持っている剣でラナの持つ剣を跳ね除けラナから剣を放させます。
彼女は部屋の向こう側に投げつけられますが彼女は空中で停止し冷淡にクラークに振り返ってゆっくりと下に下ります。
彼は不安そうに彼女の凝視を見つめ返します。
彼女はクルクル回転しながら高く飛び上がります。
するとクラークは彼女に向かって超スピードで脇に跳び上がります。
彼は彼女の外套のポケットを破り赤いハンカチに包まれた石を床に落します。
ラナはパニックになって石を見下ろします。
床に落ちた石にクラークが手を伸ばすとラナは彼の手をつかみます。
閃光が走りエネルギーが二人を反対方向に吹き飛ばします。
クラークは近くの部屋へと吹き飛ばされました。
ジェイソンが入ってきてラナの腕にさわります。
彼女は体を起こして混乱顔で彼を見ます。

ラナ:どうやって解放されたの?

クラークが再び廊下に入ります。

クラーク:イソブルだよ。
ラナ:[怖がって深く呼吸し]私は何をしたの?

クラークは胸の傷を隠すために上着を引っ張ります。
レックスが入ってきます。

レックス:石を見つけたのか?

クラークは赤いハンカチを拾いますが石はそこにありません。

クラーク:なくなってる。

彼らは緊張した沈黙を共有します。

フェイドアウト。

第5幕 場面1
ケント農場。
夜。
屋根裏でクラークはノートパソコンに「僕が中央国家に行ったわけ」とタイプし机に座わっていました。
これまでクラークはタイトルしか書き終えていません。
ラナが入って来ても彼はボーっとモニタを見つめていました。

ラナ:あと二日なのに大学に提出する論文を書くのはちょっと難しいわね?
クラーク:隠された寺院とボディスナッチャーの魔女のどちらにしようか迷ってるんだ。
     「地域奉仕活動」か「課外活動」かでね。
ラナ:[彼女は微笑みます]悪い時に来ちゃったかしら?
   私に会ったとき、あなたはちょっと驚いてるみたいだった。
クラーク:[立ち上がり]違うよ、ちょっと…親が来たと思ったんだ。
     戻って来てからずっと避けてたから。

クラークは机から窓の方へ歩きます。

ラナ:[彼の弁解を疑い]本当の理由は?
クラーク:君がラテン語を話したり、爪楊枝みたいに人を投げ飛ばしたりするのをみて魔法みたいだって。
     そしてイソブルになったときでも、時々君が垣間見えるんだ。
     そして僕の知らない君がいるんだって。

ラナはそおっと笑います。

クラーク:[傷ついたように]なに?
ラナ:ゴメンね、それはその通りだわ…
   あなたが言うとおかしく聞こえるのよ?

クラークは微笑みます。

ラナ:どういうわけか、私はイソブルを退けるために必要な事は、
   三つの石を全て見つけ出す事じゃないかと思ってるの。
クラーク:僕もそうすれば終わると思ってる。
ラナ:今はよく分からなくて謎だらけだけどパズルのピースがはまるような気がしてるの。
クラーク:まあね、今すぐには理解できないと思うよ。

ラナは不審そうに彼を見ます。

クラーク:考えてるよりも僕らの人生は決まりきっていないんじゃないかな。
ラナ:[期待して]多分ね。おやすみなさい、クラーク。

ラナは去ります。
クラークはノートパソコンのビープ音を聞いて机に戻ると、
バージル・スワンからの新しいEメールが着信していました。

第5幕 場面2
書斎でレックスはノートパソコンの前に座っています。
夜。
彼はルーサー・コープのIDを入力します。
彼のユーザー名は、レックス・ルーサーです。
そしてパスワードは「Elements(エレメント:要素)」です。
メッセージボックスには「ルーサー・コープ・イントラネットにアクセス中」という文字が画面に出ています。
レックスは待ちます。
彼の唇には兵士が殴った時の痣がありました。
ライオネルが書斎に入って来るとレックスはノートパソコンを閉じます。

ライオネル:中国はどうだったね?
レックス:思いもかけないぐらいに最高だったよ。
ライオネル:[レックスの痣に気づき]レックス、何かあったのか?
レックス:ピストルで殴られるのは嬉しくないが、昔の親父に戻ってくれて嬉しいよ。
ライオネル:いや、私は中国でお前に起こった事とは無関係だ。
      私は石の捜索は断念したんだ。
レックス:なあ、親父。
     俺の地図のコピーを盗んでラナとジェイソンに渡しただろ。
     彼らを利用したな。
ライオネル:違うぞ、レックス、彼らを利用していたのはお前の方だ。
      それに石を見つけるためにはもっと悪い事をするだろう。

レックスは机から立ち上がって部屋の中心の方へ歩きます。
ライオネルはあとに続き話を聞かせようとします。

ライオネル:お前は答えを見つけたいという恐ろしいほどの欲望を持っている。
      だが石を探すんじゃない、個人レベルではなく神の問題なんだ。
レックス:俺は神になるつもりはないよ、親父。
     俺は自分のために目の前にある謎を解きたいだけさ。
ライオネル:どうして我々が答えを持てないのか、そんな事を考えた事はあるか?
レックス:俺達に対する挑戦だろ?
ライオネル:あるいは我々を打ちのめすための。
      知識は答えから見つかる、だが答えが何を意味するものなのか理解するには賢明さが必要だ。
      その違いを理解しなかったもの達は文明を滅ぼしてきた。

レックスは手をライオネルの肩に置きます。

レックス:それが石を探すのを止めた理由か?
     [ライオネルは笑います]
     怖かったのか?
ライオネル:いやいや、たとえ私が三つの石を見つけたとしても、
      本当に探しているものじゃないと気づいたのさ。
      お前はそうじゃないらしな。

第5幕 場面3
タロン。
夜。
ラナはアパートドアを開けてジェイソンが外に立っているのを見ます。
彼女は冷ややかな目で彼をじっと見つめます。

ジェイソン:中に入ってもいいかな?

ラナはもう一度彼を見てからドアを開けてキッチンの方へ歩きます。
ラナがカップにお茶を注いぐとジェイソンは中に入ります。

ジェイソン:上海から戻ってから、どうして連絡をくれなかったのか聞かないのかい?

ラナは応えません。

ジェイソン:君に嘘をついたのは謝る。
ラナ:何のウソについて謝ってるのかしら。
   メトロポリスにいるって言って本当は中国にいた事?
   それともずっとあなたのお母さんの手下だって事かしら。
ジェイソン:君を危険にさらしたくなかったから中国に行く事はウソをついたんだ。
      あの拷問椅子を覚えていれば適切な処置だと思うけど。
      俺を信じてくれ。
ラナ:もうひとつの方は?
ジェイソン:OK。

ジェイソンはハンカチを上着のポケットから取り出しカウンターに置きます。
それを開くと石が出てきます。ラナは驚いてそれを見ます。

ジェイソン:これで十分だろ?
ラナ:[石の方へ歩き]ジェイソン、どうやって…
ジェイソン:俺はレックスの前に着いたんだ。
      君とクラークがノックアウトされるのを見てた。
      そしたら俺の前にこれが落ちてきたんだ。
      レックスやクラークに知られたくなかったから中国から自分宛に郵送したんだ。
ラナ:お母さんに話した?
ジェイソン:俺は君のためにそれを手に入れたんだ。
      おれが気にかけているのは君の安全だよ?
      君は俺にとってかけがえのない人なんだ。

ラナは応える事ができず輝く石に魅了されます。

ジェイソン:理解できたら二回瞬きしてくてくれないか。

ラナはジェイソンを見て二回瞬きします。
彼らは微笑んで抱き合います。


第5幕 場面4
クラークはキッチンに入ります。
夜。
ジョナサンとマーサはカウンターでトランプゲームをしています。

ジョナサン:さて、お前は私達にどんな土産を持ってきてくれたんだ。
クラーク:大事な受験の前に中国に行く事はダメだと分かってたんだ、でも選択の余地はなかった。
ジョナサン:分かった、クラーク。
      少なくとも石は安全に洞窟の中にあると言って欲しいな。
クラーク:あのさ、オリジナルの地図を守ってるクリプトナイトがあったけど、一旦は石を手にしたんだ。
     でも、それはなくなってしまった。
マーサ:クラーク、分からないな。
    お前が石を見つける使命があるのなら、どうしてクリプトナイトに守られているんだ?
クラーク:それは、僕を本物かどうか見分けるためじゃないのかな。
     でも、ついさっき別の問題ができたんだ。
     スワン博士が死ぬ前に一通のEメールを送ってきたんだ。
     博士は長い間石を捜していたと書いてあった。
     そして巨大な資金を投入しても無駄だった。
     僕が彼にとっての最後の望みだったんだ。
     だから博士はブリジット・クロスビーに博士の見つけた石を僕に託そうとしたんだ。
マーサ:石は?
クラーク:その事が問題なんだ。
     彼女に電話をしたけど通じなかった。
     誰も彼女を知ってる人がいなかった。
     初めから彼女が存在してなかったみたいに。

マーサとジョナサンの顔に不安の表情が広がります。

第5幕 場面5
洞窟の秘密の部屋でクラークは石の祭壇を見ています。
夜。
彼は頭の中にスワン博士の声を聞きます。

スワン博士:カル・エル、君は自分の運命を記すのだ。

クラークは祭壇の脇に佇みます。
そして恐る恐るそれをじっと見つめます。

フェイドアウト

おしまい