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SMALLVILLE(スモール・ビル)
邦題:ヤング・スーパーマン

シーズン4.22Commencement[卒業式]

第1幕 プロローグ
タロン。
夜。
ラナはアパートに入ってドアを閉めます。
彼女がリビングルームの方へ歩いて行くとジェヌビエーブが彼女の後ろから声をかけてきて驚きます。
ジェヌビエーブはラナの方へ歩きます。

ジェヌビエーブ:あなたに拍手を贈るわ、ラナ。
        私は息子をどんな事があってもくじけない強い意志を持つ子に育てたわ。
        でも、あなたに対する愛情は別だったようね。

ジェヌビエーブはラナを通り越して暖炉の方へ歩きます。
ラナはジェヌビエーブの方へ歩きます。

ラナ:何が望みなんですか?
ジェヌビエーブ:石よ。ライオネルがあなたに渡した。
ラナ:ライオネル?
   あの人からは…

ジェヌビエーブは言葉を遮るように銃をラナの顔に向けます。
ラナは静かに息を呑みます。

ジェヌビエーブ:[落ち着いて]あなたが何と言おうとも、石を返してもらうわ。

ラナは肩に掛けているハンドバッグに手を入れ、赤いハンカチに包まれた物を取り出します。
彼女はハンカを広げて銀色の石を見せます。
ジェヌビエーブはわずかに笑みを浮かべます。
するとラナは石を握り締め銃を持つジェヌビエーブの手を蹴り飛ばします。
彼女はドアの方へ走ると、ジェヌビエーブは彼女の髪を掴み止めます。
ジェヌビエーブはラナをランプスタンドの脇の床に倒し争います。
ジェヌビエーブがラナを突き飛ばしますが、ラナは石をしっかり握っていました。
ラナが素早く立ち上がるとジェヌビエーブは彼女の肩をつかみます。
そして、激しく彼女を壁の棚に投げつけます。
ラナはジェヌビエーブの顔を殴ります。
しかしジェヌビエーブは彼女の肩を離そうとはしません。
二人とも倒れこみ、ジェヌビエーブはラナの上に圧し掛かります。
彼女はラナの首を両手で締め上げます。
ラナの首は絞まり呼吸ができずに声も出す事ができません。
すると突然ラナの目が鮮やかな紫に光りだします。
ジェヌビエーブがラナの目の光を認めると、ジェヌビエーブの顔からはサディスティックな微笑が消えて行きます。
ラナはジェヌビエーブの腕をつかみます。
そして床にジェヌビエーブを押し倒して今度は形勢を逆転させます。
石は二人の脇に落ちていました。
ラナが石の方に手を伸ばすと、石は彼女の手の中に飛び込みます。
彼女は両手で石を捕まえます。
石を顔の前から頭の上に掲げ上げるとジェヌビエーブの胸に石を叩きつけます。
ジェヌビエーブはあえぎます。
ジェヌビエーブの上着には血が流れ出し、石からは青っぽい白色光の小さな爆発があります。
風が彼女の髪に吹きつけて白色光がラナに押し寄せると彼女は目を閉じます。
そして息を荒くし微笑みます。
彼女のシャツがまくれ上がって背中の刺青が露出すると紫に輝いて消えてしまいます。
ジェヌビエーブは目は閉じ息絶えます。
イソブルの精神がラナから去ると、彼女は血だらけの手を驚いて見下ろします。
彼女は涙を流しながらジェヌビエーブの体から後ずさりします。
彼女はまだ手をまだ出したままでドアの方を向くとレックスが入って来るのを見ます。
彼は森での戦いを終えたばかりでまだ汚れていました。
そして彼は無言でラナをじっと見つめます。
彼女は震えて彼をじっと見つめます。

ケント家。
夜。
クラークはソファーの上で眠っています。
薄暗い中、青と赤の光が彼の顔を照らし、彼は起き上がります。するとテレビが彼の後でホワイトノイズを出しながら着きます。
光はまるで炎のように揺らめき、柱時計は振り子は激しく揺れます。
ラジオのスイッチが勝手に入り、ダイヤルが勝手に回りだします。
そして雑音に混じって不明瞭な言葉が断片的に聞こえます。
シェルビーは心配して吠え玄関に駆け寄ります。
彼は後脚で立ち上がりドアを引っ掻きます。
クラークはゆっくりソファーから立ち上がるとドアに行き開けます。
すると目も眩むほどの白色光が家の中に溢れました。
シェルビーはドアの外へ走りポーチの下に下りると、空に浮かぶ色の着いた光に吠えます。
クラークは犬を追いかけて、霧のようなオーロラとは違う巨大な物を見上げます。
クラークは特に悩んでいるようではありませんが、シェルビーは死にもの狂いで吠え続けます。
クラークが光を見続けていると犬は家に走って戻ります。
しばらくすると光は一つに収束し白い光の玉になり地面に吸い込まれました。

リビングルームのソファーに起き上がるクラーク。
マーサとジョナサンはパジャマのまま彼の側に来ます。

マーサ:クラーク!大丈夫よ、悪い夢を見ただけだから。
ジョナサン:お前が叫ぶから何事かと思ったぞ。
クラーク:えっ?
マーサ:あなたはずっと叫んでいたのよ「来ている!」って何度も。

クラークは汗をかいています。
そして彼は恐る恐る窓の方を見ます。

宇宙空間で。
大きな流星が地球に向かって飛んできています。
突然流星は砕け散り何千もの小さい隕石になります。

画面には秒読みの時間が表示されます。

14時間20分01秒79

時間はどんどんカウントダウンしていきます。

第1幕 場面1
レックスの屋敷。
夜。
レックスの書斎でラナは水でいっぱいの銀の洗面器に屈みこんでいます。
彼女は手の血を洗い落とすのを止めようとはしません。
彼女はしゃくり上げながらレックスと話します。

ラナ:あの人が私に向かって来たの、直ぐだったわ。
   あの人を殺したのさえ覚えてないわ。

レックスは水のピッチャーを持って洗面器に近づきます。

レックス:ラナ、深呼吸をして落ち着くんだ。

レックスはラナの手を握ったまま水を洗面器に注ぎます。

ラナ:レックス、私があの人を殺した、私が殺したのよ。
レックス:[落ち着き]違う、君には選択の余地がなかった。
     誰でも自分の命が危険になれば同じ事をする。

レックスはラナにタオルを渡して彼女をソファーに連れていきます。
彼らは座ります。

ラナ:ジェイソンに言わないと。彼の母親だったのよ。
レックス:俺からジェイソンに言っておく。
ラナ:[うろたえて立ち上がり]レックス、遺体がアパートにあるわ。
   警察に連絡して、何があったか話さないと。
レックス:ラナ、それはあまりいい考えとは言えないな。
     ジェヌビエーブ・ティーグはやり手の女性だった。
     それに優秀な弁護士と結婚していたんだ。
     たとえ正当防衛であったとしても、エドワード・ティーグは陪審員を言いくるめるだろう。
ラナ:私はどうなるの?刑務所に行くわ。
レックス:ダメだ、アメリカでも最高の被告側弁護団の一人を雇った。
     彼がニューヨークから到着したら、当局へ行こう。
ラナ:分かった。ありがとう。

レックスはラナを抱きしめて深呼吸をします。

レックス:俺を信用しろ。
     弁護士が到着するまでここにいて誰とも話すんじゃない。

ラナは長い沈黙のまま答えません。

ラナ:私のバッグ。バッグはどこ?

ラナは抱擁から離れてバッグを床から拾います。

レックス:心配しなくていい。まだそこにある。
     君からは取ったりはしない。

警備員が入ります。

警備員:ルーサー様。報告があります。
レックス:[ラナに]大丈夫だ。

彼は去ります。
彼が去るとラナはたたまれたハンカチを取り出し血で染まった石を出します。

第1幕 場面2
ケント家。
夜。
クラーク、マーサ、ジョナサンはキッチンでコーヒーを飲んでいます。

クラーク:これは何かの警告でだと感じるんだ。
マーサ:クラーク、それは悪夢を見ただけよ。
ジョナサン:お前が小さい頃よく悪夢にうなされていたのを覚えてるか?
クラーク:あの時とは違うよ。
     何か現実感があったんだ。
     もし警告なら、僕は何かをする必要がある。
ジョナサン:ああ、お前がいますることは、明日の卒業式で居眠りしないようにもう少し寝ておいたほうがいい。
マーサ:お父さんの言う通りよ。
    悪夢なんかで卒業式を台無しにする事はないわ。

ロイスはパジャマとウサちゃんのスリッパをはいて階段の下に来ます。

ロイス:悪夢って?そんな事で騒いでたの?
ジョナサン:ロイス。
ロイス:[クラークに]あのさ、あなたの気が休まるかもしれないから言うけど、私なんかいつもよ。
    先週だって見たんだから、本当に怖かったわ。
    [冷蔵庫からピッチャーを取り出し]
    えーとね、赤い帽子を被った男がね。
クラーク:[無関心に]ああ、恐ろしそうだな、ロイス。
ロイス:そうだ。皆に言っておきたい事があったの。
    いつ言おうかと思ってたんだけど、夜中の二時に目が覚めたからちょうどいいわ。
マーサ:それは何、ロイス?
ロイス:将軍がいかさま師の妹を追跡するのに私を偵察任務のためヨーロッパに連れて行くんだって。
    それで明日、ハイデルベルクに行くことになったんです。
マーサ:あら、それは聞いてなかったわ、ごめんなさい。

クラークは嬉しさを隠そうとします。

ロイス:クラーク、あなたがガッカリするのは分かってるわ。
    でも涙を堪えるあなたを見て、私も嬉しいわ。
クラーク:そうだね。
ロイス:ありがとう。ケントさん、
    色んな意味で感謝してます。
    二人とも本当に、私のパパやママみたいでした。

ジョナサンとマーサは微笑みます。

ジョナサン:ロイス、私達はいつここに帰ってきても君を歓迎するよ。
クラーク:[抗議し]実は…
マーサ:皆、あなたがいなくなると寂しくなるわ、ロイス。

クラークは黙って微笑み、降参します。

ロイス:私も皆と離れるのは寂しいです。

シェルビーは後脚で立ち上がって、ロイスの脇のカウンターに前足をもたれかからせます。
そして悲しげに鳴きます。

ロイス:あなたもなの?

第1幕 場面3
レックスはラナの薄暗いアパートに入ります。
夜。
彼はジェヌビエーブが死んでいた床にひざまずきます。
彼女の遺体はなくなっていました。
ソファーに座っていたライオネルが彼に話しかけます。

ライオネル:ラング君の願いを聞いて少し場所を片づけておいた。
      [彼はランプのスイッチを入れます]
      彼女はかなり取り乱していたようだな。
レックス:何を探している、親父?ハウスキーピングの押し売りか?
ライオネル:心のない女性のために、ジェヌビエーブ・ティーグは確かに多くの血を流した。
レックス:ジェヌビエーブ・ティーグの事を分析をするためにここに来たわけじゃないだろ。
     何んだ、何を望む?
ライオネル:取引をしたい。
      [彼は立ち上がってレックスへ歩いて行きます]
      ラナ・ラングを自由にしてやろう、うーん、石と引き換えにな。
レックス:親父、あんたもこの古代の石を探す狂信者に成り下がったのか?
ライオネル:[くすくす笑い]思い出してみろ、レックス。
      石の一つをエジプトの廃墟から盗み出したのはお前が最初だろ。

ライオネルはキッチンの中に入り片づけ続けます。
彼はラナとジェヌビエーブの争いで床に落ちたリンゴを見つけて拾います。
カウンターに置いてあるバスケットにリンゴを戻します。

レックス:信じてくれ、ラナ・ラングはこれとは無関係だ。
ライオネル:ああ、お前はとても紳士的だ。
      そして悩める娘を守ろうとする勇敢なヒーローだ。
レックス:警告をしておくぞ。彼女に手を出すな。
ライオネル:だがお前のやり方では彼女を真直ぐにドラゴンの口に導く事になる。
      ラング君に対するお前の感情は、お前の常識を麻痺させたようだな。
      明日の正午までにその石を見たいものだ。

ライオネルは去り始めます。

ライオネル:それと残念な事になれば、
      うーん、ジェヌビエーブの遺体は保安官にラナラングのDNAと共に届けられる、保険としてな。

彼は去ります。

第1幕 場面4
宇宙空間では流星群が地球に向かって飛んできます。
そのいくつかは月に衝突し灰色のちりを巻き上げるほどの爆発を引き起こします。

天文台の巨大なパラボナアンテナは空を向いています。
制御室では男が雑誌を読んで座っています。
レーダーからの音で彼は注意を向け雑誌を置きます。
レーダーのモニタには流星群が地球に向かって来ているのが映し出されています。

男:[驚きます]すみません、これを見てください。

もう一人の男がやってきてモニタを見ます。

男#2:どれくらい前からだ?
男:十秒前にはありませんでした。突然現れたんです。

男#2:[怖がり]なんてことだ。まっすぐに地球に向かって来るぞ。

画面には秒読みの時間が表示されます。

9時間18分48秒99

時間はどんどんカウントダウンしていきます。

9時間18分45秒04

フェイドアウト。

第2幕 場面1
ケント農場。
日中。
屋根裏でクラークは卒業式のためネクタイを結びながら鏡の前に立っています。
ロイスが入ります。

ロイス:ネクタイを結ぶのがへたくそなのね。
    ほら、貸してみて。

ロイスはネクタイを彼から取ると、自分の首に巻きつけ結び目を作ります。

クラーク:[悩みます]ロイス、君が出て行くっていうのに何もして上げられなくて。
ロイス:ああ、そんな事、クラーク、あなたの将来はあなたの前にあるのよ。
    多分あなたは農業関係で公立のマイナーな二流短大に行くつもりなんでしょ。
    それから、あなたとラナは小さいけど素敵な教会で結婚式をするのかも。
クラーク:何だって?
ロイス:スターって書かれてたの知ってる。
    あなたがフットボール選手になる前に、家業の農家を継ぐのは時間の問題よ。
    それからあなたとラナはクラークジュニアを世の中に産み出すのよ。
クラーク:何変な事を言ってるんだ。
ロイス:いいえ、変な事じゃないわ。
    クラーク・ケントは都会に出て世界中に自分の足跡を残すのよ。
    現実的な話よ。

ロイスはネクタイを結び終えると首から外しクラークの首にかけるとギュッと締め上げます。
クラークは息を詰まらせます。

クラーク:ロイス、ヨーロッパの仕事が終わった後どうするんだい?
     学校に戻るのか?それともしばらく向こうに行ってるのかい?
ロイス:もし勉強をするんなら、それは実社会の中でって思ってるんだ。
    [彼女はソファーに座ります]
    あのね、いくつかの雑誌で職業の適正をテストしてみたんだ。
    そしたら、私にぴったりの仕事はラジオのディスクジョッキーなんだって。
クラーク:それってつまり。喋りっぱなしってことかい?
ロイス:茶化さないでよ、あなたは黙って見ていて。
クラーク:ジャーナリズムをいつ考えたんだい?
     トーチでほんの少しだけど記事を書いただけだろ。
ロイス:いやだ、忘れてよ。
    たとえ記事を書くことができたとしても、私がしたいのははニュース編集室に入ることよ。
    運がよければデスクに座れるかもしれないし、悪けりゃリポーター止まりかな。

クラークはネクタイを直し終わりますが曲がっています。

ロイス:あら?馬子にも衣装ね。
クラーク:お褒めの言葉として受け取っておくよ。

ロイスは立ち上がってネクタイを直しに行きます。

ロイス:ねえ、私達、過去に意見が合わなかった事は分かってるわ。
    あなたの言葉の上げ足を取るのが私の小さな趣味になったのは認めるわ。
クラーク:それには慣れてるよ。
     それに僕もいいホストじゃなかったし。
ロイス:ねえ、あなたに知っていて欲しいの、クラーク。
    私わあなたの卒業式に行って皆と一緒に座っているわ。
    そしてあなたがみんなの前でステージに上がったら、私はあなたを見上げて一つの事を願うの。
クラーク:それは何?
ロイス:お願い、神様、彼をつまずかせないでくださいって。
    [彼女は彼の胸を叩きます]じゃあね。

ロイスは出ていきます。
クラークは頭を横に振って笑います。

第2幕 場面2
卒業式。
日中。
スモールビル高校の外の芝の上で小さなステージから校長がマイクを使い卒業生の名前を読み上げます。
学生の家族はステージの前で3ブロックの椅子に座ります。
卒業生は赤と黄色の帽子を被り全員起立したまま名前が呼ばれるのを待ちます。
「威風堂々(訳注:アニメ『あたしンち』のエンディング曲『来て来てあたしンち』の曲)がバックグラウンドで流れています。
校長が各々の名前を読ぶと卒業生はステージへ歩き卒業証書をとります。
観衆は喝采します。

校長:ダレン・クーパー。キャロライン・クリース。コーディ・デイビス。エリカ・フェルドマン。ローレン・フェルドマン。

クラークとクロエは列の中で隣同士で立っています、そして彼らはステージの方へゆっくり歩きます。

クラーク:ラナに会った?
     影も形も見えないのよ。
     心配だわ、ラナが遅れるなんて。
     彼女が卒業式をボイコットするはずないわ。
クラーク:[不安になり]彼女はここに来るさ。

クラークとクロエはステージの両脇に分かれて進みます。

校長:マイケル・ホール。ホーリー・ハロルド。タニア・ハート。ケイト・ホートン。
   マイケル・フーバー。ハンナ・ジェーコブス。ミシェル・ジュエル。

マーサとジョナサンが来賓席から見ていると、クラークとクロエはステージに着きます。
ロイスは二人と一緒に座っています。

マーサ:[興奮し]ああ、クラークよ。
校長:クラーク・ケント。

ジョナサン、マーサ、ロイスは立ち上がって喝采します。
ジョナサンは写真を撮り、ロイスは指笛を吹きます。
クラークは卒業証書を受け取って微笑みながらステージの向こうへ歩いていきます。

校長:ラナ・ラング。

クラークの笑みはラナの名前を聞いて消えて行きます。
校長は振り向いて静かに卒業証書を配っている男に何かを言います。
男が頭を振ると校長はマイクに戻ります。

校長:ラナ・ラング。

マーサは不審そうにジョナサンとロイスを見ます。
クロエとクラークも不安そうに一瞥を交わします。
突然サイレンを鳴らしながら大きな軍のトラックが学校の方に近づいてきます。
トラックは芝生の上へやって来ると、トラックの一台に乗っている男がメガホンで話します。
他の男達はヘルメットをかぶり銃を持ってトラックから飛び出ます。

男:注目!慌てないで下さい!
  連邦の緊急事態発令です。
  関係者以外は半径五十マイルの圏内から避難をしてください。
  およそ三時間で流星群がスモールビルに到達する予測が出ました。

マーサ:[怖がり]なんて事なの。また。

群衆は立ち上がって逃げ始め、卒業生も逃げ出します。

男:慌てないで。うろたえる必要はありません。
  自分の家まで行ったら必要な物だけ持ち出してください。

クラークは帽子とガウンを脱ぎステージから降ります。
クロエは興奮して彼に助けを求めます。
そして彼らは一緒に歩きます。

クロエ:ねえ、クラーク!こんな事信じられる?
    十六年で二度よ。おかしいわ!    スモールビルって地球外の中心点になってるんじゃない!
クラーク:[分からない振りをして]そんな事はないだろ?
クロエ:宇宙と何かしら繋がってるのよ。
    偶然の一致なんかじゃないわ。
クラーク:何か他の説明がつくはずだ。
クロエ:[クラークを真実を認めさせようと詰めより]
    ちょうど何かが天からの注目を浴びるような物がスモールビルにあるのよ。
    つまり雷が避雷針でもない同じ場所に二度も落ちないでしょ?
    それが何なのか分からないけど。
クラーク:よく分からないけど、そんな話をしている場合じゃない。ラナを見つけないと。
クロエ:そうね、一瞬で彼女を見つけられるとすれば、それはクラーク、あなたよ。
クラーク:どうしてそんな事を言うんだ?
クロエ:分からないけど、あなたなら普通の人の半分の時間でできるんじゃないかと思って。
クラーク:僕が普通じゃないって事かい?
クロエ:ううん、もちろん、あなたは普通よ、クラーク。
    あなたはいたって普通だわ。
    急いでラナを見つけましょ。

ロイスは彼らに近づきます。
三人は駐車場のクロエの車へ歩いて行きます。

ロイス:ねえ、彼女はもう町の外にいるんじゃないかと思うわ。
    スモールビルから出るように警告されてるはずだから。
クラーク:二人ともそうした方がいい、今すぐに。

彼らは車に到達します。

ロイス:警告してくれてありがとう。
    でも私の話を聞いて、将軍が私に教えた事は、危機が迫った時はうろたえるなって事よ。
    聞いてる?
    OK、たとえ何が起きても落ち着いて、うろたえちゃダメよ。
クラーク:ロイス…
ロイス:[半狂乱になり]冷静さを失ったら…
クラーク:ロイス!
ロイス:なに?
クラーク:君の方がうろたえてるよ。
ロイス:あら。

ロイスとクロエは車に入ります。
そしてクラークはうろたえて逃げる人々を見回します。

第2幕 場面3
ケント農場。
日中。
マーサがリビングルームでものを集めているとクラークが家に入ってきます。
ジョナサンは二つのバックに荷物を詰め込んで階段を駆け降りてきます。

ジョナサン:クラーク、一体どこにいたんだ?
      荷作りをしないと。
クラーク:ラナを探していたんだ。彼女が見つからない。
マーサ:多分もう避難したのよ。
ジョナサン:お前は自分の部屋から必要なものを全て持ってくるんだ。
      母さんと私がここ全て面倒を見る。
クラーク:ダメだ、僕が何かしなければ。
マーサ:自分のせいだと言わないで。
クラーク:僕は流星群でスモールビルにやってきたんだ。
     今またそれが起こっている。
     これは僕のせいだ。
ジョナサン:クラーク、お前がこれを防ぐためにできる事は何もない。
クラーク:確かにそうだけど、僕にできる事が何かあるはずだ。
マーサ:クラーク、時間がないわ。
クラーク:僕には選択の余地がない。

地球に向かってやってくる流星群。

画面には秒読みの時間が表示されます。

2時間21分03秒83

時間はどんどんカウントダウンしていきます。

第2幕 場面4
クラークは屋根裏で箱を開いて八角形の宇宙船のキーを取り出します。
日中。
彼はしばらくそれを見ると出ようと振り返ります。
するとレックスがそこに立っていました。
クラークは背中にキーを隠します。

クラーク:レックス、ここで何を?
レックス:ルーサー・コープのジェットでお前とお前の両親を安全な場所に避難させたい。
     道路はかなりひどい状態だ。
クラーク:ありがとう、でも僕らは大丈夫だ。

クラークはキーをポケットにしまい、不安そうに目をはずします。

レックス:クラーク、なぜ危険を冒す?
     最初の流星群は、俺に取り消せない程のダメージを与えた。
     俺を信じろ、流星群が落ちてくるのにこんなところにいては危険だ。
クラーク:ありがとう、レックス、でも父さんが必要なものをトラックに乗せたがっている。
レックス:分かるよ。かけがえのない物もあるしな。

レックスは窓の方に歩いて空を見上げます。

レックス:クラーク、うちの科学者が洞窟の壁の中に部屋のような物を見つけた。

クラークの目は丸くなります、しかし冷静を装います。

クラーク:本当に?
レックス:俺としては、お前が調べている事で何か同じような事を発見したんじゃないかどうかと思ってな。
クラーク:いや、でもレックス、
     こんな時にどうして洞窟の話を持ち出すんだ?
レックス:クラーク、この町のかけがえのない物は、洞窟だ。
     [クラークはうなずきます。]
     千年も時間の産物が、後わずかでなくなってしまうかもしれない…
クラーク:そうならない事を願うよ。
     親を手伝わないと。幸運を祈るよ、レックス。
レックス:ありがとう、クラーク、
     だが俺は運なんてものは信じないんだ。
     俺たちを安全に保つものは、機転と不屈の精神だ。
     そして、お前は十分にその両方持っていると思う。
     無事でな。

レックスは去ります。

フェイドアウト。

第3幕 場面1
クラークはカワチ洞窟の秘密の部屋に入ります。
日中。
彼は石の祭壇を見下ろして部屋の中央に向かって話し掛けます。

クラーク:父親として、僕と話をしてほしい。

彼は八角形のキーを祭壇のスロットに入れます。

クラーク:一体何をしたのか教えてくれ!

閃光が走るとクラークは青い渦を巻いたエネルギーに囲まれます。
強風とジョー・エルの声が洞窟に響きます。
クラークは風の音に負けまいと叫びます。

ジョー・エル:この事態を生んだのはお前自身、カル・エル。
クラーク:僕が何をした?
ジョー・エル:私は三つの石を集めるためにお前をここに送ったのだ。
クラーク:石?それは僕とは無関係だ!
ジョー・エル:だがそうなのだ、カル・エル。
       宇宙についての知識を得るための、お前だけの物なのだ。
       だがお前は遺産を否定する方を選んだ。
       今日、お前はその結果を見る事になる。
クラーク:それじゃ、流星群を送ったのもあんたか?
ジョー・エル:私は何もしてはいない、カル・エル。
       人の血液が石の一つを染め、宇宙の暗闇から大きな危険を呼び覚ましましたのだ。
クラーク:それを止めるためにどうしたら?
ジョー・エル:すでに動き始めた事を防ぐ手段は何もない。
       だが流星群は正に手始めだ、カル・エル。
       私は石を人間の手に渡してはならないと警告した。
       三つは一にならなければならない。
       それが完全な絶滅から地球を救う唯一の方法なのだ。
クラーク:それがどこにあるのか分からない!
     石を見つける時間もない!
ジョー・エル:お前がすぐに石を結びつける事ができなければ、
       お前ですら生き残る事ができない空から炎によって焼かれるだろう。
       人類の未来はお前の手の中にある、カル・エル。
クラーク:お願いだ…助けてくれ!一人ではどうする事もできない!

青白いエネルギーがクラークの回りに大きく音をたてます。

流星群は大気に突入し炎を上げだします。

画面には秒読みの時間が表示されます。

0時間45分10秒83

時間はどんどんカウントダウンしていきます。

第3幕 場面2
シェルビーがケント家の玄関から飛び出すとマーサが黄色い毛布を持って出てきます。
日中。
彼らは道路のトラックの方へ急ぎます。
トラックの後部にはジョナサンがロープで固定した物であふれています。

マーサ:シェルビーを忘れてたなんて信じられないわ!
ジョナサン:それは大変だ。
      ほとんどトラックに荷物を積み込み終わった。
マーサ:大変だったわね。
    シェルビー、乗って。

マーサはトラックの開いたドアを指さしジャンプするように指示します。
クラークが超スピードでやってきます。

ジョナサン:クラーク、よかった。トラックの固定を手伝ってくれないか?
クラーク:僕なしでやってくれないかな。
マーサ:えっ?
ジョナサン:前に来た流星群の時、クリプトナイトが沢山あったのを忘れたのか、クラーク?
マーサ:それと同じなら、あなたは死んでしまうわ。一緒に来て。
クラーク:ジョー・エルと話してきた。
     残りの二つの石を見けて洞窟の石と合わせろと教わってきた。
マーサ:[怖がり]ダメよ!あなたは、私の息子よ。
    みすみす死ぬようなマネなんかさせられないわ。
ジョナサン:クラーク、お前は鋼より強いかもしれん、だが無敵ではないんだ。
クラーク:分かってるよ、父さん。でもそれをできるのは僕だけなんだ。

ジョナサンとマーサはクラークを見ます。

ジョナサン:[クラークの肩に手を置き]分かった。だが、私の話を聞いて欲しい。
      母さんと私が目をクリクリッとさせてヨチヨチ歩きながら農場を走り回っていた赤ん坊を、
      今目の前にいる青年まで育て上げて来たのはこのためだったのかも知れないな。

マーサは目に涙を浮かべます。

ジョナサン:お前の好きなようにしなさい。私たちはお前を誇りに思う。

クラークは頷きジョナサンに抱きつきます。
二人が離れるとマーサは悲しそうにクラークを見てから彼を抱きしめます。
彼女は彼の顔に触るとトラックの方へ背を向けます。
クラークは納屋の方へ歩き去ります。

マーサ:[小さな声で]あの隕石はあの子を死なせてしまうわ、ジョナサン。
ジョナサン:分かっているさ。だがもし私たちがあの子を信じてやらなくてどうするんだ。

マーサが泣き始めるとジョナサンは彼女の背中を支えます。

クラークが納屋に入って行くとラナがそこにいます。

クラーク:ラナ、もうとっくに避難していると思った。

彼女は恐る恐る彼に振り向きます。

クラーク:大丈夫かい?
ラナ:怖いの。
クラーク:ラナ、この流星群が君の辛い思い出を呼び起こすのは分かっている、
     でも今はそんな時じゃない。
     警報が出たんだ、安全な場所に避難するんだ。
ラナ:違うの、そういうことじゃないの。
   クラーク、自分自身に何が起こっているのか分からないの。
   あなたにこれを持って欲しいのよ。

ラナは赤いハンカをハンドバッグから取り出して、不安そうにクラークに手渡します。
彼がそれを広げると血のついた石を見ます。

クラーク:[驚き]どこでこれを?
ラナ:中国よ。
   これが何なのかわからない…でもこれはあなたのための物だっていう事は分かってるわ。
クラーク:これは血?
ラナ:私があなたに色々説明を求めた事を思い出すわ、でもあなたは話してくれなかったでしょ?
   あなたを信頼して?
   今度は私を信じてほしいの。
クラーク:ラナ、僕の親たちが今避難しようとしている。
     一緒に安全な場所に逃げてくれ。
ラナ:[感情的になり]できないわ。
クラーク:避難するんだ。
ラナ:[涙が頬を伝わり]クラーク、これだけは覚えておいて…
   たとえ私の身に何があっても、あなたの事は決して忘れないわ。
クラーク:[不安になり]ラナ、それは二度と会えないっていう意味かい。
ラナ:[間があり]愛してるわ。

ラナはクラークに寄り添いキスをします。

クラーク:僕もだよ。
ラナ:さようなら。

ラナは納屋を出ます。
クラークは石を見下ろします。

画面には秒読みの時間が表示されます。

0時間19分14秒87

時間はどんどんカウントダウンしていきます。

第3幕 場面3
レックスの屋敷。
日中。
ラナは書斎で携帯電話で話をしています。

ラナ:クロエ、たとえしばらく私から連絡がなくても、私は大丈夫だったことを分かって欲しいの。

レックスが彼女の後から歩いてきて携帯電話を取り上げ切ります。

レックス:誰とも話をしないように言っておいただろう。
ラナ:友達には私が無事であるということを知らせておかないと。
レックス:ラナ、友達に心配させたくない気持ちは分かる、だが俺を信用しろ。
     石はまだ無事なんだろうな。
ラナ:無事よ。
レックス:それじゃあこうしよう。この家の金庫に保管するんだ。

レックスは本棚の方へ歩きます。

ラナ:どうして?

レックスが本棚の隠しボタンを押すとパネルが開きます。

レックス:ヘリコプターがメトロポリスのホテルに君を避難させるため待っている。
     そこに弁護士が到着する予定になっている。
     渋滞はないから安心しくれ。
ラナ:それは分かるけど、レックス、でも私は持っていた方が。
レックス:ラナ、その石は検察側にとってまぎれもない動かぬ証拠になる。
     俺は正当防衛だと主張する君の意見を尊重する、そのためには何でもするぞ。
ラナ:[わずかに悩み]正当防衛なんかじゃないわ、レックス。
   私は誰も殺すつもりなんかなかった。
レックス:もちろんそうだとも。

ラナは目を落とします。
そして彼女はレックスに対する信頼を疑い始めます。
レックスは彼女が坐っている向側のソファーに座ります。

レックス:ラナ、俺を信じるんだ。
     さあ、石を出して。
ラナ:ごめんなさい、レックス、でもできないわ。

レックスは断られたことに頭を降ろします。

第3幕 場面4
マーサ、ジョナサン、シェルビーはトラックでケント農場から走り去ります。
日中。
彼らが道路に出るとすぐにこちらに向かって来るもう一台のトラックと衝突し両方のトラックは停まります。
もう一台のトラックはジェイソンが運転していました。
彼は力尽きたように降りてきます。
彼の服は泥に覆われ、顔には血が乾いてこびり付いていました。
ジョナサンは彼に気がついてトラックから降ります。

ジョナサン:ジェイソン?

マーサとシェルビーもトラックから降ります。

マーサ:ジェイソン!

ジェイソンは背中に隠し持っていたショットガンを取り出しジョナサンとマーサに向けます。
シェルビーは二人を守ろうと唸り声をあげ、マーサはあえぎます。

マーサ:シェルビー、ダメ。
ジェイソン:あんたらには悪いが。
ジョナサン:[不安そうに]おい、落ちつくんだ?
ジェイソン:クラークはどこだ?

マーサとジョナサンはしばらくの間黙っています。

ジョナサン:ここにいない。
      まあ、ショットガンを置いて話し合おうじゃないか?

ジェイソンは発砲します。
するとケントのトラックのフロントガラスが粉々に砕けマーサは悲鳴をあげます。

ジェイソン:奴がどこにいるか教えろ!

シェルビーは怯えて吠えます。
ジョナサンとマーサは不安そうに見交わします。
ジェイソンは疲れた目で彼らを瞬きしながら見ています。

フェイドアウト。

第4幕 場面1
画面には秒読みの時間が表示されます。

0時間14分24秒49

時間はどんどんカウントダウンしていきます。

「ようこそ、スノーモービルへ」と書かれた流星の絵の入った看板。
その下には「世界の隕石の町」と書かれています。
日中。
看板の脇の道路には車が渋滞し運転手達はホーンを鳴らしていて叫んでいます。
そして皆、町から避難しようとしています。
軍の装甲トラックが近くにあり、交通整理をしている兵士がいます。
クロエとロイスは反対車線を走り町に戻ろうとしています。

ロイス:どうしてがラナがレックスの屋敷にいるの、避難したんじゃなかったの?
クロエ:分からないわよ、でも後ろで聞えた声は間違いなくレックスの声だったわ。
    彼女、困ってたみたいだった、ロイス。
    彼女を見捨てるわけにはいかないわ。
    屋敷はその角を回ったところよ。
ロイス:航空券は自分の財布から出しなさいよ…

兵士が手を上げ車を停止させようとします。

兵士:おい!停まって!
ロイス:…もうどこにも行けないんだから。

クロエは兵士を無視し通過しますが別の兵士が車の前に出てくると停まらざるおえませんでした。

兵士:おいおいおい!おい!緊急車両だけだ。すぐに車の向きを変えるんだ。
クロエ:友達がこの町に閉じ込められているんです。
    彼女を探して助けたいんです。
兵士:残念だが、誰も通せないんだ。

兵士が歩き去るとクロエはロイスに振り向きます。

クロエ:すぐそこなのに。

ロイスは決然とした目で車から降ります。

ロイス:ねえ、兵隊さん!
    [彼女は兵士に向って歩いて行きます]
    こんなのが道路閉鎖のやり方だっていえるの?
兵士:ちょっと待てよ、どこかで見たことが、君は…
ロイス:レーン将軍の娘よ。
    聞いたことぐらいあるでしょ、大声で、Stogieを吸ってる。

ロイスが兵士を引きつけている間、クロエはゆっくりドアを開きます。
そして走る準備をすると兵士は彼女に見つけ彼女に行こうとします。

兵士:おい!
ロイス:ねえ!

彼女は彼の腕を掴みます止めてクロエから目をそらさせます。

ロイス:このバリケードは道路と直角にしないといけないわ。
    それらのチャンネルゾーンは更に別々にして、
    鏡はいらないけど、反射器を取り付けないと。

兵士が背中を向けるとクロエは車から降ります。

兵士:はい、分かりました、しかしあなたを通すわけには行かないんです。
ロイス:あなたはボーイスカウトなの、兵隊さん。

クロエは兵士を過ぎてこそこそし始めます。
彼が振り向こうとするとロイスは再び彼の腕をつかみます。
そして彼がクロエを見ないようにします。

ロイス:お母さんはどこに住んでいるの?ベーキング・ブラウニー?

宇宙空間では大量の隕石が大気圏に突入し、更に細かくなって濃い黒い煙の長い尾をなびかせ始めます。

第4幕 場面2
クラークはカワチ洞窟の秘密の部屋に入ります。
日中。
彼は石の一つがセットされている祭壇を見ます。

レックスが書斎に入るとライオネルが酒を飲んでいました。

レックス:サバイバル本能はどうした、親父?
     炎と硫黄が空から雨のように降ってこようとしているのに、
     カントリークラブの日曜日みたいにカクテルを飲んでいるのか。
ライオネル:差し迫った危険については十分わかっているが、レックス、
      息子が無事なのを見届けない限りは避難する気は毛頭ない。
レックス:ほう、俺をからかうのか?
     石がないから避難するつもりがないんだろう。

ライオネルはソファーに座ります。

レックス:親父をがっかりさせたくはないが、ラナ・ラングには会えないぞ。
     彼女は、今ごろはコスタリカに向かう途中だ。
ライオネル:ああ、ラナ・ラングを隠すのは簡単なことじゃないが、
      彼女が顔写真を一部の税関職員に配れば時間の問題です。

ライオネルは飲物を飲みます、レックスは不安そうに彼をじっと見つめます。

クラークはラナが渡してくれた銀色の石を持って祭壇をまだ見ています。

レックスの屋敷。

レックス:[ライオネルの向かい側に座り]
     よし。彼女を放っておいてくれ、親父の欲しがっている物は渡そう。
ライオネル:私は幸運な男だ、レックス、残りの人生はもう僅かでしかない。
レックス:不思議だな、石のありかが分からなければ、何の得があるって言うんだ?
ライオネル:賢い観察だ。どうして私がそうだと思う?
レックス:親父は石の一つを持っている。それは明らかだ。
     持っていないものはそれをどう扱うかの知識だ。
     俺なら手伝ってやれる。
     直ぐにその場所へ案内する。

レックスは立ち上がってドアの方へ歩きます。
ライオネルは彼の後を追います。
そしてウソをつく事に対する我慢の限界に来ました。

ライオネル:それが事実ならよかったと思うよ、レックス。
      だが、私は石を持っていない。

秘密の部屋のクラーク。
彼は新しい石を祭壇のスロットに入れます。
祭壇の上のシンボルは白く輝きます。
すでにそこにあった石のシンボルは黄色に輝きます。
そして新しい石のシンボルは赤く輝きます。

屋敷で、ライオネルの上着のポケットから光が輝きます。
すると彼はあえいで床に倒れます。
レックスはまるで発作に襲われたように床の上で痙攣しているライオネルを恐れで見ています。
レックスは彼の次にひざまずき様子を窺います。
彼はライオネルの上着のポケットに手を伸ばし、三個目の石を見つけます。
しかし突然白いエネルギーに吹き飛ばされ壁に激突して床に倒れました。

秘密の部屋では、赤と黄色の熱烈なシンボルが輝き始めるのクラークは見ています。
三個目の石の入るスロットのシンボルも同様に輝き始めます。

レックスはフラフラと体を起こします。
立ち上がると完全に気を失ったライオネルに戻ります。
彼の目は大きく見開いています。
警備員が書斎に駆け込みます。

警備員:ルーサー様、どうしました?
レックス:J.Dを連れて来て、親父を二階に連れて行け。
警備員:ルーサー様、我々も避難しないと…
レックス:[激しく]いいからやれ!

警備員は素直に部屋を出ます。

レックス:聞こえるか、親父?

反応のないライオネルはボウッと天井を見つめ続けます。

レックス:あの世に行く前に知っていて欲しい…
     親父は希望通りの息子を持ったことを。

警備員はJ.D.と再び入りライオネルを抱きかかえ部屋から運びます。
床の上の黒い石の上に青いシンボルが浮かび上がっていました。

洞穴の部屋で、スロットのシンボルも青く輝いて耳をつんざくような高周波の音を発します。
クラークはあえいで耳を抑えます。

レックスは石の方へ近づき、その光が彼の目の中に神秘的な輝きを発生させます。
それから光は消え、レックスは石をじっと見つめます。

フェイドアウト

第5幕 場面1
レックスの屋敷。
日中。
第3の石はレックスの金庫室の棚で青く輝きます。
クラークは書斎に超スピードでやってきます。
そして石が放っている高周波の音を探ります。
金庫室は閉鎖されますが音は壁の後ろから来ているようです。
クラークは本棚をつかんで引っ張るとヒンジからドアを引き離して投げ捨てます。
彼は石の後に入ります。

金庫室内にはいくつかの古代の像があり緑色のクリプトナイトが埋め込まれています。
そして輝きが強まるとクラークはバランスを失って倒れます。
彼はなんとか意識を失う前に石を掴み床に倒れます。

画面には秒読みの時間が表示されます。

0時間05分51秒66

時間はどんどんカウントダウンしていきます。

第5幕 場面2
ケント家リビングルームで、ジェイソンは銃をマーサに向けます。
そして彼女にジョナサンを椅子に縛りつけることを強制します。
日中。
ジェイソンは息を切らし、興奮しています。

ジェイソン:さあ、急ぐんだ!
ジョナサン:ジェイソン、マーサは離してやってくれないか?
      彼女は関係ない。
ジェイソン:ああ、母親って言うのは常に子供の心の奥底の暗い秘密を知っているもんだ。
      奴は石をどこに隠したんだ?
マーサ:どうしてクラークが古代の石の事なんか知っているの?
ジェイソン:そうか。分かったよ。

ジェイソンは椅子からマーサを押しのけます。

ジェイソン:それはな、俺が上海であんたらの息子に出会ったとき、俺は一人でやることに決めたんだ。
      そして調べれば調べるほどクラーク・ケントの名前が現れ続けた。

ジェイソンは話しながら乱暴に部屋の向こうにマーサを押します。
それから彼は椅子を引き出します。

ジェイソン:座われ!

彼は彼女を椅子に押し込みます。

ジェイソン:シンボルが畑に現れたのは偶然の一致なのか?
マーサ:何の話なのか分からないわ…

ジェイソンは銃の撃鉄を引き彼女の頭の後ろに突きつけます。

ジョナサン:ジェイソン!
ジェイソン:どうしてクラークはブリジット・クロスビーと関係があるんだ?
マーサ:知らない、分からないわ。
ジェイソン:彼女は石の一つを持っていた!それも偶然の一致だっていうのか。
ジョナサン:そんな事分かるわけがない。

ジェイソンは危険な状態でジョナサンに振り向き声を落とします。

ジェイソン:お袋がスモールビルに来たとき、ルーサーが石に導く者だと思ってたんだ。
      だがお袋は間違ってた。
      それは農家の倅だったんだ。
      出生記録のない奴が誰よりも石に関係している。
ジョナサン:この町を流星群が襲おうとしているんだ!
マーサ:お母さんのところに戻って安全な場所に避難した方がいいわ!
ジェイソン:[激怒し]そんな事俺が知らないとでも思ったのか?
      お袋はどうやったって見つかりゃしないんだ!
      だがな、一つ話しておいてやるよ。
      お袋を見つけた時、お袋が長い間探しまわっていた物を渡す事ができるんだ。

ジェイソンは天井に弾丸を発砲します。
石膏とちりがリビングルームの中央に雨のように振り、彼はマーサに銃を戻します。彼女はあえぎます。

ジェイソン:すぐに石がどこにあるか教えろ!

宇宙空間では流星群が更に近づいてきます。

第5幕 場面3
ルーサー・コープのヘリコプターがレックスの屋敷の外に着陸します。
日中。
レックスとラナは警備員の一人とヘリコプターの方へ歩きます。
彼らはヘリコプターの音に大きな声で会話します。

レックス:メトロポリスで会おう。
ラナ:えっ?あなたは来ないの?
レックス:緊急の問題が発生したんだ。
     なあ、ラナ、安全のためにその石を渡してくれ。

ラナはどう答えていいかわかりません。

レックス:なあ、誰でも執着心はある、だが結局は手放さないといけないんだ。
     君にとってはあまりにも危険だ。
ラナ:持ってないの!
レックス:ウソをつくな。
ラナ:本当なのよ、レックス。持ってないの。
   私を信用して、安全なところにあるわ約束する!
レックス:[爆発し]それはどこだ?!

レックスはラナのハンドバッグを奪い取って中を探ります。
ラナはようやく理解し始めます。

ラナ:私の身を心配したわけじゃないのね?
   あの石が欲しかったからなのね!

レックスは捜すのを止めて気を落ち着かせるとラナの顔を手で包みます。

レックス:ラナ…君の身の安全は何よりも優先する。
     君以上に俺は君のことが心配なんだ。
パイロット:もう待てません、ルーサー様。出発します!

ラナはヘリコプターに乗り込むと警備員がドアを閉めます。
ラナは窓越にレックスを見ます。
ヘリコプターは地面を離れて屋敷を飛び去ると、彼は彼女に言った言葉に自信がありません。

第5幕 場面4
クロエはレックスの書斎に入ります。
日中。

クロエ:ラナ?ラナ?

彼女は書斎の奥へと入って行くと床にクリプトナイトの中で中でクラークが気を失って倒れているのを見つけます。

クロエ:ああ、なんてことなの、クラーク。
    [彼女は彼の脇に跪きます]クラーク。

彼女は彼の手の中の黒い石と金庫室の緑のクリプトナイトに気がつきます。
クロエはクラークの腕を掴んで金庫室のドアから引き離すとクリプトナイトは輝くのを止めます。

レックスが書斎に入ります。
そして本棚が床に投げ捨てられているのを見ます。
彼はクロエとクラークを見ていません。
それからクロエはレックスまで近づくと、クラークは超スピードで出て行きました。

クロエ:レックス、ラナを探しに来たんだけど。
レックス:彼女は既に避難した。どうしたんだ?

レックスは金庫室の方へ歩きます。

クロエ:分からないわ。さっき来たばかりだから。

レックスは石が金庫室の棚からなくなっている見ます。

レックス:本当のことを言え、クロエ。誰がやったんだ?
クロエ:レックス、本当のことって、ラナを探しに来ただけだから。

レックスは手のひらでドアフレームを叩き怒っています。

レックス:君の好奇心はいつも危険につまとわれるようだな。
     [彼はクロエに振り向いて彼女の腕をつかみます]
     今度だけは戻り道のない危険な橋を渡ったようだな!
     誰が石を盗んだんだ?
クロエ:レックス、誓って言うけど、何の話をしているのか分からないわ。
    [失望をしてレックスは彼女を押しのけます]
    でも隕石が落ちてくる前にスモールビルから避難した方がいいわ。
レックス:たとえ隕石を避けてでも、その石を見つけるんだ、クロエ。
     一緒に来い。

彼は彼女の腕を掴んで書斎から彼女を連れ出そうとします。

クロエ:行かないわよ…
レックス:行くんだ!
クロエ:レックス、何の事だか全然分からないわ。

彼はドアから彼女を引き離します。

画面には秒読みの時間が表示されます。

0時間01分26秒04

時間はどんどんカウントダウンしていきます。

第5幕 場面5
ジェイソンはマーサの後頭部にショットガンを構えています。
日中。

ジェイソン:どうしても言わないんなら、彼女の頭を吹き飛ばすぞ。

マーサは小さな声ですすり泣きます。

ジョナサン:マーサ、もうよそう。クラークが知っていることを話すんだ。
      石のありかを話してやれ。

マーサはジョナサンの言葉の意味がわからず横目で彼を見ます。
ジョナサンは頷きチャンスを作るように合図します。

ジェイソン:さあ教えるんだ。
マーサ:分かったわ。クラークの二階の部屋に行って…

ジェイソンがマーサの話を聞いている間、結び付けられた椅子のままジョナサンは立ち上がります。
そしてジェイソンに突っ込みます。
ジェイソンは前の壁に押しつけられショットガンを落とし倒れます。
ジョナサンも彼と一緒に倒れると椅子は壊れロープを解こうと苦闘します。
ジェイソンがショットガンの方に手を伸ばすとマーサは駆けつけ足で彼の手を踏みにじります。
ジェイソンは彼女の足を掴んで床に倒すと、彼女は彼の顔を蹴ります。
ジェイソンはショットガンを掴んで立ち上がりマーサの首に銃座を押しつけ締め上げます。

ジョナサン:マーサ!

ジョナサンの手は背中の方で縛られています。
彼は立ち上がり足を潜らせて腕を前に持ってきます。
彼はジェイソンを捕まえてマーサから引き離します。
ジェイソンは立ち上がって銃座でジョナサンの胸を殴ります。
銃が暴発し天井に当ります。
ジョナサンはジェイソンの顔を殴りジェイソンはもんどりうってカウンターに乗り上げます。
ジョナサンはジェイソンの背後にやってくると縛られた腕で彼の首を締め上げます。
ジェイソンはカウンターからガラスのビンを掴むとジョナサンの頭を殴りビンは粉々になります。
ジョナサンが後ずさりするとマーサは叫びます。
ジェイソンは銃でジョナサンの顔を殴り床に倒します。
ジェイソンが銃を二人に向けて撃鉄を上げるとマーサはジョナサンの上に覆いかぶさります。
突然上空から聞こえてきた音にジェイソンは黙って天井を見上げます。
ジョナサンとマーサも音を聞きます。

外では、炎を上げて飛んでくる流星がケント家の屋根に向かって来てぶつかります。
近くの通りでは、流星が至る所に降り注ぎ、走ってきたセミトラッククのフロントガラスにぶつかります。
トラックは道路を外れるとオレンジ色の巨大な炎を上げて爆発します。
運転手はドアを開けて車から転がり出ます。

スモールビル高校の大型テントも流星によって破壊されています。
駐車場のアスファルトは流星の炎によって破壊されていました。

ロイスと話した兵士はまだ道路にいて恐怖で空をのぞきこみます。

兵士:ああ、なんてことだ。

流星はあらゆる方向に降り注ぎ、渋滞にはまっていた車の運転手達はパニックになります。
兵士は近くに落ちた流星のせいで吹き飛ばされます。
若い女性は躓き倒れ、逃げ惑う人々に踏みつけられながらも必死に立ち上がり彼女は走り続けます。
男性は反対方向に逃げていく息子の後を追っています。

男:ヘンリー!ヘンリー!ヘンリー!ヘンリー!

都市とは反対方向に逃げる男の子は探している物を見つけやっと止まります。
それは道の真ん中に落としたおもちゃのトラックでした。
彼はトラックを拾うと空を見上げます。
隕石はまっすぐに彼めがけて飛んできて、ぶつかる瞬間クラークが超スピードで脇に彼を引きます。
そして体で男の子を守り。爆発による炎が静まると男の子はクラークを見ます。

ヘンリー:パパじゃない。

ヘンリーの父親は彼らの方へ走ります。

男:ヘンリー!ヘンリー!こっちだ、ここに来て。

ヘンリー:パパ!

ヘンリーが父親の腕の中に飛び込むと父親は彼を抱きしめます。
男は感謝してクラークを見ます。

クラーク:逃げて!逃げてください!
男:ありがとう。ありがとう!

彼は腕に息子を抱え逃げ出します。
クラークは超スピードで離れます。

ルーサー・コープのヘリコプターは隕石を避けながら左右へと旋回を繰り返します。
空は黒い煙が筋となっていて、ラナは窓の外を目を見開いて見ていました。
隕石はヘリコプターの周りを霞め乱気流に音をたてます。
隕石の一つがヘリコプターの後部ローターにぶつかり地面へと錐もみ状態で急降下します。
地面に激突したヘリコプターは窓ガラスを吹き飛ばし粉々になりました。

フェイドアウト。

第6幕 場面1
隕石は降り続けています。
日中。
クラークはカワチ洞窟の秘密の部屋に入ります。
そして手に最後の石を持って祭壇に行きます。
石をスロットに置くと三つのシンボルは黄色、赤、青と光りだします。
すると石は一つに収束し始め、輝いた透明の一つのクリスタルのような石に変化します。

外では、隕石がトウモロコシ畑に落ちてきています。

クロエとレックスはカワチ洞窟に入ります。

クロエ:どうしてこんな洞窟に避難するの?
レックス:俺と同じぐらい知ってるはずだがな。
     ここが中心地だという事を。
クロエ:何の?
レックス:おい、クロエ!
     君はこの町の不可解な出来事を扱ってきたんだろ!
     この洞窟の事を知らないはずがない。
クロエ:レックス、どうしちゃったの?
レックス:君があそこに入らなかったなら、誰がやったのか分かってるんだろ。
     誰をかばってるんだ?
クロエ:誰も。
レックス:クラークか?
クロエ:クラーク?どうして。
    クラークがどうしてそんな事をするのよ?
レックス:教えろ。
     俺よりずっと長くクラークを知っていたんだろ。
     実のところ誰よりもあいつの事を知っているんだろうな。
クロエ:そうね、レックス、
    知ってるわ、クラーク・ケントの事を。
    彼ほどそんな石を盗むなんて事は絶対にしないわ。

秘密の部屋では、祭壇の上に浮かんだ石を見ているクラークがいます。
金色の光が壁からクロエとレックスの方へと差し込みます。
レックスはその方に向きます。

レックス:あれは何だ?

クラークは浮いている石を見続けます。

レックスは部屋への扉の方へ歩きます。
クロエは心配そうに見ていると彼女は彼に駈け寄ります。

クロエ:レックス、気をつけて。危ないかもしれないわ。

クロエはレックスを壁に叩きつけると彼は倒れます。
クロエは彼をそのままにして部屋のドアに行くとクラークが光の中央に立っているのを見ます。

クラークは石の方に手を伸ばしてしっかりと石を握ります。
すると彼の手は震えだし痛みに叫び声を上げます。

屋敷のベッドに横たわるライオネル。
彼の目はまだ開いたままで、クリプトンのシンボルが彼の目の上で回っています。

洞窟では光がより強くなりクロエは畏怖と恐れでクラークを見続けます。
レックスが彼女の後で立ち上がると、クロエとレックスは爆風に後へと吹き飛びます。

クラークは光の中へと叫びながら消え、再び彼が現れるとそこは屋外で彼は叫ぶのを止めます。
辺りを見回すとそこは雪で覆われた場所で辺りは山に囲まれ誰一人いませんでした。

クロエの車を運転してスモールビルから出るロイス。
彼女は路肩に寄せて停まると車から降ります。
そして町を見るために近くの丘に駈け上がります。
彼女が丘の上まで着くと膝を地面に落とし目に涙を浮かべながら辺りを見まわします。
彼女の前には荒廃したスモールビルがあります。
煙は空に尾を残し、炎は至る所で上がっていました。

墜落したヘリコプターの中で意識を回復したラナ。
彼女は泥に覆われ、顔は血だらけでした。
彼女の頭の上にはパイロットがシートベルトからぶらさがっていて顔中で血だらけで虚ろな目で彼女を見つめていました
彼女はあえぎます。彼は死んでいます。
ラナは足を怪我して血だらけになりヘリコプターの壊れた窓から這い出て痛みにあえぎます。
煙の出ているヘリコプターから這い出ると彼女は呻きます。
直ぐ近くに煙を上げている土山があり彼女は脚を庇いながら這って行きます。
土山の上に着くと彼女は見回します。
巨大なクレーターの真ん中に巨大な黒い宇宙船があるのを見ます。
宇宙船はあの結合した石と同じ形をしていました。
ラナが口は開いたまま見ていると、宇宙船のドアが開いて白色光が彼女の顔を照らし出します。

雪山にいるクラーク。山の頂上はかすんでいて青っぽい白い空とかろうじて識別する事ができます。
そして穏やかな風がクラークの髪をなびかせます。
彼は手にまだ石を持っていましたが再び宙に浮きます。
彼は空中の石を掴むと遠くへ投げ捨てます。
石はかなり遠くの場所へと飛んで行きどこに落ちたのかは分かりませんでした。

シーズン4終わり

シーズン5へ続くかな