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SMALLVILLE(スモール・ビル)
邦題:ヤング・スーパーマン

編集後記:Oracleとは神のお告げとか巫女さんや神主さんの事を言いますが
       今回は預言者(予言者ではなく)にしました。

シーズン5.21Oracle(預言者)

ケント家。
夜。
クラークがスーパーの紙袋を抱えて帰ってきます。
リビングに入ると電気も点いていなく真っ暗でした。

クラーク:母さん?

すると突然オモチャのラッパの音と共にマーサ、ロイス、クロエがキッチンの方から出迎えます。

皆:誕生日おめでとう、クラーク!
  誕生日おめでとう

クラークはそんな出迎えに驚きます。

クロエ:(真っ青なケーキを持ってきて)
    ねえ…ロイスがあなたのために
    腕を振るってラムケーキを作ったんだよ
ロイス:一からね
クラーク:想像もしてなかったよ
クロエ:最初に作った2つも見たらよかったのに
ロイス:さあ、ケーキの前にプレゼントがあるわよ

彼らはプレゼントの置いてあるテーブルに着きます。

ロイス:(クラークに)
    ほら、主役でしょ、ここに座って
    (プレゼントの包みを渡し)
    開けてみて
クラーク:へえー

嬉しそうに包みを開けるとハードカバーの日記帳が入っていました。

ロイス:「高級な日記」っていうわけじゃないけど
    あなたは全部内に籠っちゃうから
    それがいいんじゃないかと思ってね
クロエ:それに見習いの給料じゃね
    あなたの代わりに付き合わされたんだよ
    私に借りがあるんだからね
クラーク:ありがとう

クラークはテーブルの上に置いてある封筒を見つけます。
封筒には手書きの文字で「クラーク」と書かれています。

クラーク:(マーサに)父さんの文字だ
マーサ:(クラークに封筒を渡し)机の中で見つけたの

皆しんみりとしてしまいます。

クラーク:(封筒を開けて)
     ミルウォークのチケットが二枚だ
     しかもホームプレートの真後ろだ
マーサ:ええ、お父さんは野球をね
    そういえばお父さんと試合を見にいかなかったわね

クラークは二枚のチケットを見つめます。

霊園。
夜。
霧が立ち込め雪の降る中、クラークはジョナサンの墓の前にチケットを置きます。

クラーク:チケットをありがとう、父さん
     本当なら
     父さんと一緒に行きたかった

クラークは背後に人の気配を感じ振り向き、驚いて立ち上がります。

クラーク:父さん?

そこにはジョナサンが立っていました。

ジョナサン:お前の誕生日にいてやれなくて残念だ
      男らしくなったな
クラーク:父さん、僕のために父さんは
ジョナサン:そうじゃない
      いいか、これ以上のお前に教えてやれる事はない
      これからはお前が一人でやるんだ
      私はもうお前を助けてやることはできない
      お前が奴を止めるんだ
クラーク:誰を?

ジョナサンはクラークの脇を通り抜け自分の墓の向こう側にまわります。

ジョナサン:(背を向けたまま)
      想像してたよりも悪いかもしれない…
      そうなれば…多くの人達が死ぬことになる

ジョナサンはクラークに振り向きます。

クラーク:分からないよ、父さん
     何の事を言ってるの?
ジョナサン:ライオネル・ルーサーの事だ
クラーク:何をするっていうんだい?
ジョナサン:とんでもない事をしようとしている
クラーク:教えて、父さん
     僕は何をすれば?
ジョナサン:すまない、クラーク
      しかしこの世界を救うために…
      …ライオネルを殺さないとならない
      さよなら、息子よ。

そう言うとジョナサンは霧の中に消えてしまいました。

クラーク:父さん?
     父さん?
     父さん、待ってよ!

ケント家、納屋。
日中。
マーサがクラークに話をしています。

マーサ:クラーク
    深い悲しみは心を欺くものよ
クラーク:母さん、僕は見たんだ
     あれは父さんだった…
     精神体でも幽霊でもいいさ
マーサ:私は毎日会ってるわ
    毎朝、目を覚ました時隣に感じるの
    でもいないのよ
    それは幽霊じゃないわ
    私が望んでいる心が作り出したものなの
    今、あなたはライオネルに腹を立てている
    だから仕返しするなんて事はしないでね
クラーク:母さん、父さんに会ったのは初めてじゃないんだ
     話せば長いけど
     ラナがトラブルに巻き込まれた時
     彼女を救おうとして僕は近死体験をした
     その時父さんを見た
     ライオネルが僕の秘密を知っているって言ってた
     あれは僕の妄想なんかじゃない
     もし今回も同じだったら?
マーサ:もしそれが本当なら、本当にお父さんだったら…
クラーク:ライオネルがしようとしている事は、僕の秘密を知ってる事より悪い事なんだ
マーサ:お父さんが誰かの命を奪う事を言うなんて

タロン。
日中。
ラナがウェイトレスから持ち帰り用のカップを2つ受け取ります。

ウェイトレス:ドリップ一つと泡なしの超熱いダブルです
       申し訳ありません
ラナ:気にしないで
   その機械が気難しいの知ってるから、ありがと

ラナがコーヒーを持って出ようとするとロイスに出会います。

ラナ:ロイスじゃない
ロイス:あら(カップを見て)
    宅配サービスでも始めたの?
ラナ:いいえ、違うわ
   実はクロエとちょっと揉めちゃって、それで…
ロイス:いいわよ、ラナ
    気にしてない
    コーヒー店はこの町に一つだからね
    レックスが来るけど
    ここに我が物顔でくるわ
ラナ:実際に、ロイス
   彼はここのオーナーなの
ロイス:それであなたは彼の新しいアシスタントなの?
ラナ:うーん、正確には違うわ
ロイス:そうなの
    もし新しい彼氏を探してるんなら
    スモールビルにはもっとふさわしい男は沢山いると思ってね?
ラナ:彼氏なんかじゃないわ
ロイス:ふーん
    詳しい事はよく知らないけど
    公平に聞く耳は持ってるよ
    それにそういったケースも分かってるつもり

デイリープラネット。
日中。
クロエがクラークと話しながら階段を降りてきます。

クロエ:オーケー、クラーク
    幽霊は信じてるけど、お父さんが?
クラーク:クロエ、どう聞こえるか分かってるよ
クロエ:分かった、話してみて
クラーク:よかった...死んだ父さんがどうして
     今になってライオネルを止めようとしてるのか?
クロエ:多分それは、あなたが何者なのか知ってるからじゃないかな?
クラーク:それもそうだろうけど、もっと何かありそうだと思うんだ

クロエは他の皆に聞かれないようコピー室へ連れて行きます。   

クロエ:まあ...
    もしライオネルが悪企みをしてるんなら
    どうしてあなたの秘密を言わなかったのかしら
クラーク:僕はもう何かが始まってると思う
     クロエ、誰かが僕の力を使ったビデオで母さんを恐喝しようとしたんだ
クロエ:えっ?
クラーク:どこの億万長者がそれを解決したのか当ててみて
クロエ:分かった、あなたのお父さんが正しいわ
    そしてライオネルのクロゼットを掘り起こして
    動かぬ証拠を見つけだす…それから?
クラーク:それが何なのかによるよ
クロエ:どういうこと?
    つまりクラークは誰を殺すのか探し出すって事?

レックスの屋敷。
日中。
表にはヘリコプターが待機しています。
書斎ではライオネルが錠剤を口に含み水を飲みます。
そこへレックスが入ってきます。

レックス:ヘリが待っているんだ、親父
     重要な話とは?
ライオネル:ホンジュラスに食事しに行ったわけではあるまい
      バナナダイキリ(酒)でもないだろうしな
      お前は今まで非常に多くのフリークを探し求めていた
レックス:そういった挑戦的なマネジメントが失業の憂き目を導くんだ
ライオネル:まあ、お前の福祉事業に関心がある
      ファインと関係しているな
      奴が世界中の危険なウイルスをこっそり持ち込んでいる事は知っている
      お前が手助けしているこの国にな
レックス:心配しないでくれ、親父
     俺は別にばらまくつもりはない
ライオネル:奴のために微生物のコレクションか?
      この国の半数以上を抹殺できるんだぞ
レックス:管理下にある

レックスは部屋を出て行こうとします。

ライオネル:お前の相手は同時に地球の反対側に現われる事ができる奴だぞ
      奴をどれだけ操れると思ってるんだ?
レックス:(振り返って)親父の考えは立派だが、不完全だ
ライオネル:計画を中止しろ、レックス。
      今すぐに
      どこにウイルスを保管していたとしても消滅させるんだ
      ファインはお前が思っている以上の脅威を具現化するぞ
レックス:親父が教えてくれたんだ
     友人とは親しく、そして敵にはより親しくとな
ライオネル:敵は一人じゃない
      誰と一緒にいるのか知らなければ心地の悪い目覚めに向かって進むことになる
レックス:金の延べ棒でも渡すよ、俺が遅れているというのならな

レックスは部屋を出て行きました。
ライオネルは持っていたグラスに口をつけよとした途端、痙攣を起こしグラスを落とし床に倒れます。
そして身を起こすと急いでテーブルの上に置いてあった紙に何かを書き始めます。
それはクリプトンの文字でした。
ライオネルの瞳は灰色になっています。
そして彼に見えているのは無数のクリプトンの文字でした。

ルーサー・コープ。
夜。
廊下をクラークとクロエが歩いてきます。
クラークが部屋のドアを開けようとするとクロエが制止します。

クロエ:待って、クラーク、アラームよ
    (磁気カードを取り出し)
    ライオネルのキーボードから複製したんだ
    こういった時に使えるように

ドア脇のスリットにカードを通すとロックが解除されます。

クロエ:夜遊び開始ね
クラーク:父さんが警告した事が何なのか探してくれ
クロエ:オーケー、ちょっと待ってて
    すぐには「悪の計画」なんてファイルは検索できないわ
    (ライオネルの席に座ってPCを操作しながら)
    クラーク、あなたの事をライオネルが知ってるなら
    彼も知ってるんじゃない…?
クラーク:レックスか?
     知識は力だ、ライオネルは絶対そんなまねはしない
クロエ:ルーサー一家が崩壊してるんなら私達にとって幸運な事だけど
    (パスワードを入力します)
    ロックされてる
クラーク:カレンダーをチェックしてみて
クロエ:(カレンダーを表示させ)
    私以上に多重スケジュールね
    (名前を見つけ)
    レオン・ローランド?
クラーク:それは誰だ?
クロエ:明日ライオネルがインタビュー予定みたい
    調査のトップリポーターが「武器」と呼んでいるものについて

クロエは別の予定を表示させます。

クラーク:(それを見て)
     そしてペンタゴンか
クロエ:ミステリアスな武器が今週のトピックね
クラーク:多分それほどミステリアスじゃないよ
クロエ:(驚いて)
    待って、あなたは自分がライオネルの云う武器だと思ってるの?

レックスの屋敷。
夜。
書斎の暖炉の前でレックスが書類を読んでいるとラナが入ってきます。

ラナ:コーヒーを買って来たんだけど
   ロイスと3時間も話し込んでて冷たくなっちゃった
レックス:それじゃあ明日の朝刊の見出しは「レックスとラナについて」だな
ラナ:彼女はそんなんじゃないわ
   信じられないかもしれないけど彼女はいい話相手よ
   私の愚痴を全部聞いてもらったわ
   (間があり)
   あなたにとって私は話し相手じゃないみたい
レックス:ラナ、ある事が起きたんだ
     今まで君に話そうかどうか迷っていた
     だが結局、この世で君にしかこの話はできない
     俺はある仕事をしていた…
     俺たちには手の負えないものだ
ラナ:レックス、それが何であっても、あなたを信じるわ
レックス:これはもう俺を信じるというレベルじゃない
     君自身が信じることだ
     君も深く関係している、君が辞めたいと言ってもだ
     (書類を開きラナに渡し)
     ラナ、君に見せよう…
     つまり全てを…100%

書類の表紙には「ルーサーコープ重要機密」と書かれています。

ルーサーコープ研究所。
夜。
研究所の中では数人の科学者が仕事をしています。
レックスとラナが入ってきます。

ラナ:この場所は?
レックス:未来だ
     その日が来たとき、俺のそばにいて欲しい
ラナ:(書類を見て)
   ウイルスを集めていたの?
レックス:一番危険なものだ
ラナ:それで何をするつもりなの?
レックス:世界を変える

ラナは不審そうにレックスを見つめます。

レックス:ラナ…ウイルスを変化させる事ができた…
     (薬の入った小瓶の並んでいるテーブルに行き)
     …究極のワクチンに変える事が
     (一本のアンプルを取り上げ)
     この注射一つで、理論的にはどんな
     病気からでも守られる、ばらまかれるウィルスから
ラナ:ばらまかれるって?
   誰が?
レックス:(アンプルを戻し)
     まあ、ファインによれば
     CIAは最初に来た黒い宇宙船だと思っているようだ
     この事は二人だけの秘密だ
     ファインでさえここでワクチンを開発していることは知らない
ラナ:二人は一緒に働いていると思ったけど
   どうして彼を信頼してないの?
レックス:それは奴が上へ何かを報告しているかもしれないからだ

レックスは棚から写真を取りラナに渡します。
写真には宇宙船が写っていました。

ラナ:船を見つけたのね
レックス:ファインを追いかけた結果、奴はそこへ俺を導いた
     だがそこが興味をそそる部分じゃない
     (もう一枚の写真を指し)
     この2枚の写真は0.01秒しか離れていない
     奴がいるだろ?

二枚の写真にファインが写っています。
最初の写真には08:31:16、二枚目の写真には08:31:17と表示され、
二枚目の写真にはファインは写っていません。

ラナ:(驚いて)そんな
   この船から出てきたと思ってるの?
レックス:それが奴と手を結んだ理由だ
     奴の弱点を見つけだす時間を稼げると思ってな
     ただ、奴は一人だけじゃないと思い始めている
ラナ:(何か思い出して)そうかも
   流星群の後、あなたのお父さんの奇妙な状態を見た
   私を掴んで、奴らを止める方法を言ってたわ

ケント家。
夜。
電話が呼び出しをしているところへマーサが帰ってきます。
その時ちょうど留守電に切り替わりました。

留守電:(マーサの声で)
    ”ハイ、ケントです、メッセージをどうぞ”
ライオネル:マーサ、ライオネルだ
      妙な事を言うようだが
      何かが起こっている
      クラークに教えねばならない
      お願いだ、これを聞いたらすぐに電話をくれ

マーサはしばらく悩んだ後、電話を取り上げダイヤルし始めます。
しかしリビングの方に人の気配を感じ振り向きます。
窓が開いていて風でカーテンが揺れています。
その後ろのソファに誰かが座っていました。

マーサ:(電話を置き)
    ジョナサン?
ジョナサン:いつからなんだ、マーサ?
マーサ:(近づきながら)えっ?
ジョナサン:いつからライオネルの事を?
マーサ:そんなんじゃないわ
ジョナサン:私は君が幸せであることを望んでいる
      いつも…君の幸せだけを
      でも…奴はダメだ
マーサ:ジョナサン
    (ジョナサンの前にしゃがみ)
    私が愛してたのはあなただけだって分かってるでしょ?
    それは…あなたがいなくなって…
    あなたの声、感触
    あなたがいないのが本当に淋しわ

マーサがジョナサンに触れようとすると消えてしまいます。

ジョナサン:私もだよ、マーサ

ジョナサンはマーサの後ろに立っていました。

マーサ:どうして私を置き去りにしたの?
ジョナサン:すまない、マーサ
      私には選択する術はなかった
      そしてまもなく罪のない多くの人々もそうなる
マーサ:ライオネルの事を言ってるの?
    どういう事?
ジョナサン:奴は血の海に人々を沈めようとしている
      私にしたように
マーサ:あなたにって?
    何を?
ジョナサン:マーサ、すまない
      しかしクラークに他にどのような選択もないと言って欲しい
      ライオネルは死ぬべきだと
マーサ:ジョナサン…
ジョナサン:伝えてくれ

突然ジョナサンはマーサの前から姿を消します。
マーサは辺りを見回します。

マーサ:ジョナサン?

窓の外にはジョナサンが立っていましたがマーサは気がつきません。
ジョナサンの姿はファインの姿に変化します。
そして超スピードでその場を立ち去ります。

ケント家。
夜。
マーサがクラークに話をしています。

マーサ:まだ生きているみたいにここに立っていたのよ
    ライオネルが私達を血の海に沈めるって言ったわ
    それはどういう意味なの?
クラーク:分からない
     母さん、ライオネルは僕を武器として使おうとしてるのかもしれない
マーサ:でもクラーク、あなたはそんな事はしないわ
クラーク:もし僕をコントロールする方法を見つけ出したとしたら?
     父さんが現れたのはそれを止めるためじゃ
マーサ:ついこの間ライオネルは過去の過ちを償うって言ってたわ
クラーク:母さんのせいじゃない
     ライオネルは僕ら全員を操っていたんだ
マーサ:クラーク
    他にも言ってたの
    言ったのは…お父さんの死はライオネルが関係してるって

レックスの屋敷、書斎。
夜。
レックスはノートPCで動画メールを見ています。

部下1:合衆国の中西部でファインを追いかけています
   居場所を突き止めます
   分かり次第、連絡します

別のメールを開きます。

部下2:どうか当局にアドバイスを…

そこにファインが入って来たのでレックスはPCを閉じます。

ファイン:今晩は、ルーサーさん
     (バーを指さし)
     いいかな?
レックス:そうぞ、ご自分で
     他の者もそうしてる
ファイン:(バーで酒を注ぎながら)
     乾杯でもしよう
     ある男が毒を飲み物に入れられた事があって恐れていたそうだ
     だがその男は頭のいい奴だった
     男は仲間のグラスとすり替え乾杯をした
     (二つのグラスをレックスの前に持ってきて)
     喜びも束の間、全員の飲み物に毒が入っていた
     (一つのグラスをレックスに渡し)
     乾杯は、より信頼の証しだ

ファインがグラスを差し出すとレックスはグラスを合わせます。
ファインは一気に飲み干しますがレックスはグラスを置きます。

レックス:喉は渇いてないんでね

ファインはグラスを置いてレックスの前に座ります。

ファイン:我々は協定を結んだはずだ
     ウイルスの進捗状況を知らせるはずだったが
     酷い事に裏切られたようだ
レックス:実は、あんたは何週間も前から知っていたんだろ
     なあ、俺がCIAのはったり話を信じてたと思ったんだろう?
ファイン:だから君を選んだ…
     君の飽く事を知らない不信と傾向のため
     全てのベースをカバーすることに
レックス:俺があんたの手の内でただ弄ばれてると思っているのか?
ファイン:いや、そうじゃないだろう
     君は腰ぬけではない
レックス:真実を知りたい
     ワクチンはちゃんと用意する…
     だがそれを誰の手に渡すかどうか分別がついていない
ファイン:レックス、それはワクチンだ
     他にどういった脅威があるというんだ?
レックス:それがこの何週間も自問自答していた事だ

レックスは立ち上がって机の上の箱を開けます。
中には隕石が入っていました。
彼は隕石を手に取ります。

レックス:これがその答えを教えてくれると思う

ファインが立ち上がるとレックスは隕石をファインに向けます。
しかしファインは何も変化はありません。

ファイン:しまえ…
     だが私は彼らの1人ではない
     (レックスは隕石を下します)
     私は彼らによって作られものだ

ファインは指は剣に変化しレックスの喉に突き付けます。

ファイン:ワクチンはどこだ?

デイリープラネット。
夜。
クロエとクラークがオフィスで話しています。

クロエ:オーケー、これを話す前に
    冷静な頭で、錯乱しないって約束してくれる?
クラーク:クロエ 何なんだ?
クロエ:あなたのお父さんの電話記録を調べたら
    ライオネルが長距離電話をかけてたの
    彼はあなたのお父さんに言い寄ろうとしてたみたい
    (PCに着信履歴を表示させ)
    最後の数週間は20回もかかってる
クラーク:父さんは僕の秘密を守って死んだ
     多分ライオネルが僕の事を知ったからだ
     電話がなくなったのはいつだ?
クロエ:ないわ
    亡くなる1時間前までライオネルはあなたのお父さんと話してた
クラーク:ライオネルがただお祝いを言うだけだと思うか?
クロエ:そんな事するわけない
    ライオネルの携帯はジェンセン・フィールドのタワーから送られてるわ
    あなたの家から1マイルの場所
クラーク:ライオネルがそこに?
     ライオネルは父さんが死んだ晩いたのか

ケント家、納屋。
夜。
ライオネルが納屋に入ってきます。
クラークは二階からライオネルを見下ろしていました。

ライオネル:クラーク
      電話をくれて嬉しい、ありがとう
      時間があまりないんだ
クラーク:ここで起きたのか?
     (階段を下りてきて)
     父さんが死んだ晩にここで会ってたのか?
ライオネル:ああ、そうだ
      彼に話があったんだ
      重要な

クラークはライオネルの胸倉を掴み後ろへ投げ飛ばします。
ライオネルは台を粉々にし床に倒れます。

クラーク:父さんは見つけだしたんだな?
     (近づきながら)僕を武器として使うあんたの計画を
ライオネル:(起き上がりながら)
      武器?
      いや
      (クラークに近づき)
      クラーク 違う

クラークは再びライオネルを投げ飛ばします。
ライオネルは床に倒れます。

クラーク:(近づきながら)父さんに何をしたんだ?
ライオネル:(起き上がろうとして)
      クラーク 私は彼を助けようとしたんだ
      彼には助けが必要だった
      だが誤解をしたようだ

クラークはライオネルの肩を掴み立たせようとはしません。

クラーク:父さんを殺したな
ライオネル:違う、クラーク...
クラーク:(ライオネルの喉を掴み)
     どうしてだ?
     父さんがあんたの計画に賛成しなかったからか?
     父さんにプレッシャーをかけた、心臓が耐えられなくなるような
ライオネル:聞いてくれ クラーク
クラーク:僕は誰の武器にもならない
ライオネル:君は武器ではない クラーク
      そうじゃない!

突然後ろからジョナサンの声が聞こえてきて二人ともそっちを見ます。
ジョナサンが立っていました。

ジョナサン:嘘だ
      奴がお前に話している事は全てウソだ
      そいつを殺せるチャンスの時に殺すんだ
ライオネル:聞いてくれ クラーク
クラーク:黙れ!
ジョナサン:やるんだ クラーク
      さあ
クラーク:殺すんだ
ジョナサン:そうだ、そいつは私を殺した
      だからやるんだ、復讐を果たせ
ライオネル:君の父親なら決して君を殺人犯にはしない、クラーク

クラークは躊躇してジョナサンを見ます。

ジョナサン:殺せ!
ライオネル:聞いてくれ クラーク
      話を
ジョナサン:クラーク 厳しい事だとは分かっている
      だがお前は殺さなければならない、ライオネル・ルーサーを

クラークはライオネルの喉にかかった手を見つめます。

ジョナサン:(怒鳴って)クラーク・ケント、そいつを殺すんだ!

クラークの目はヒートビジョンモードになります。
しかし放たれたのはライオネルではなく後ろのジョナサンにでした。
ジョナサンはビートビジョンをくらって後ろのミニ耕運機に叩きぶつかります。
クラークはライオネルから手を放します。
ジョナサンは立ち上がります。

ジョナサン:いいか…
      (胸の埃をはたきながら)
      聞いても
      簡単な事だ
      こんな事もできんとは
      期待はずれだったな、息子よ

クラーク:お前は父さんじゃない

ジョナサンは笑いながら先ほどぶつかった耕運機に戻ります。

ジョナサン:お前を過小評価していたようだな…

ジョナサンは耕運機をクラークに投げつけます。

ジョナサン:カル・エル…受け止めてみろ!

クラークは耕運機を受け止めますが後ろに吹っ飛びます。
ジョナサンはニヤつきながら姿を消します。
クラークは起き上がり辺りを見回します。
ジョナサンは突然クラークの後ろに現れクラークの首を絞めます。

ジョナサン:お前の首を折る事ぐらい簡単な事だ…
      だがまだお前は必要だ
クラーク:何者だ?
ジョナサン:この世界を征服する手伝いをする者だ

突然ジョナサンは苦しみだしクラークを放します。
振り向くとそこにはライオネルが立っていました。
彼の瞳は灰色になっています。
ライオネルは手を差し出しゆっくりとジョナサンに近づきます。
クラークはそれを見守っています。

ジョナサン:触るな!止めろ!

ライオネルがジョナサンの顔に触れるとジョナサンは悲鳴を上げ姿をファインに変えます。
次の瞬間光と共にファインの姿は掻き消えてしまいます。
ライオネルは正気に戻ります。

ライオネル:何が…何があったんだ?

ライオネルは自分の手を見て呆然とします。

メトロポリス、ルーサーコープ。
夜。
ライオネルの部屋にライオネルとクラークが入ってきます。

ライオネル:ファインがクリプトン人なのは間違いない
      だが姿まで変えられるとは思わなかった
クラーク:それは違う
ライオネル:ファインはクリプトン人じゃないのか?
      (クラークは答えません)
      クラーク、重要な事だ、レックスから隠さねば
クラーク:ファインはクリプトン人によって造られたんだ
     そして二回殺している
ライオネル:二回?
      それは複製という事か…信じられない
クラーク:僕もですよ
     でもどうしてあなたを恐れていたんだろう?
     触るだけでどうして破壊できたんですか?
ライオネル:私にも分からない、だが…

ライオネルは後ろの扉を開けて巨大な金庫に行きます。

ライオネル:(金庫のダイヤルを回しながら)
      …答えを感じる…
      その答えは…
      この中だ

ライオネルが金庫を開けると中には色んな紙が山のように積まれ、
その紙にはクリプトンの文字が書かれていました。

クラーク:どこで見つけだしたんです?
ライオネル:見つけたのではない
      (一冊の厚いノートを掴み)書いたんだよ
      どこからか声が聞こえ
      私はそれを信じ、書きとめた…
      君のために

ライオネルはクラークにノートを渡します。
クラークは疑い深そうにノートをめくります。

デイリープラネット。
夜。
クラークが先ほどの紙類をいくつか詰め込んだ段ボール箱をクロエの前に置きます。
そしてライオネルもいます。

クロエ:どうして考えが変わったの?
クラーク:(ノートを渡し)クロエ、聞いてくれ
     ルーサーさんはこれを書いていたんだ
     警告のように思えるんだけど理解できないんだ

クロエはノートを開きます。
ノートにはクリプトンの文字を適当な紙に書いた物が貼り付けられていました。

クロエ:残念だけど、クリプトン語なんて分からないわよ
ライオネル:この意味は私にも分からない、サリバン君
      私はただの預言者だ
      (クラークに)
      要塞に行けば答えが見つかるんじゃないか?
クラーク:前の時は要塞に導かせるトリックだった
     ゾッド将軍を開放するための
クロエ:私達でスモールビルをクリプトンの悪党から守れってことかな
ライオネル:古代の絵文字の解読には…
クロエ:繰り返されたパターンね、分かってるわ
    これをスキャンして探ってみる

クロエはスキャナーにノートを挟みます。

クラーク:どうしてファインは今頃になって姿を?
ライオネル:奴は私が君に手を貸す事を恐れている
      奴とレックスの計画を止める事を
クロエ:どちっが?
ライオネル:ファインはレックスがウイルスを開発するのを手伝っていた
      それは人類を滅亡の危機に立たせるほどだ
      ルーサーコープの科学者は今日プロジェクトを完了した
クロエ:それじゃ武器はクラークじゃなくてそのウイルスね
ライオネル:ああ
クラーク:多分それがこの中で繰り返し警告しているものなんだ
ライオネル:この警告はそれ以上の事だと強く感じる
      ウイルスよりももっと最悪な何かだと
クラーク:多分ウイルスはその一部だ
ライオネル:多分
クラーク:ラボへのアクセス権は?
ライオネル:いや、どこにあるのか知らない
クロエ:知ってる人物がいると思うわ

ラナとクロエの寮。
夜。
クラークがラナの描いたスケッチや
レックスが隠し持っていた宇宙船の写真を見ます。
そこへラナがロイスを連れて帰ってきました。

ラナ:何してるの?
ロイス:言いわけは、スモールビル?
クラーク:話したい事があるんだ
ラナ:(クラークから写真を奪い取り)
   どうやって入り込んだの?
ロイス:大事になりそうね、外に出てるわ

ロイスは慌ててドアから出て行きます。

クラーク:ラナ、君を放ってはおけない
     君は危険な事に係わってると思ってる
ラナ:係わってるって?
   私とレックスの関係がそんなに心配なの?
クラーク:違う、ラナ
     僕の感情は何も関係ない
     レックスは自分が何に係わっているのか分かってない
     君もね
ラナ:勝手に入ってきたあなたの言葉を何でも信じるとでも?
クラーク:レックスはトラブルに巻き込まれてる
     レックスが心配ならラボの場所を教えてくれ…
     手遅れになる前に

ルーサーコープの研究所。
夜。
レックスとファインがいます。

ファイン:(研究施設を見て)立派だ
     君が非営利の仕事にこれほど取り組むとは過小評価したようだ
レックス:ルーサーコープはエイリアンの侵略を軽く受け留めてはいない
     あんたは人間のためにワクチンを開発しようとはしていないだろう?
ファイン:それはどういう事だね?
レックス:エイリアンが来た時、仲間を守るためなんだろ?
     我々に恐ろしいウィルスを解き放って
ファイン:だから君は私についた
     人類のためにワクチンを大量生産するだろうと思ってね
レックス:せめて周りの皆を助けるためにだ
     お前達の汚い手にかかる前にな

ファインがワクチンの置いてあるテーブルに行きます。
そして何かの薬を取り出し一つのアンプルにその薬を注入します。

ファイン:その気高い努力に拍手を送ろう…
     種族を守ろうとする事に
     残念だが、その仮説には欠陥がある
     (注射器にセットして)
     私はワクチンを大量生産するつもりなどなかった

ファインは振り向いてレックスの腕を掴みます。
レックスは逃れようとしますがファインの力にはかないません。

ファイン:一人分あれば十分だ
     (掴んだ左腕に注射します)
     世界の終わりを自分自身で見るんだ

レックスはその場に気を失って倒れてしまいます。
ファインは電力コンデンサーのところに行くと拳でそれを破壊します。
施設の電気系統はスパークしながら破壊されます。
ファインはその場から姿を消します。
入れ替わりにクラークが超スピードで入ってきます。
中の様子に驚いたクラークは超スピードでレックスの前から姿を消します。

レックスの屋敷。
日中。
書斎ではレックスが医者に診察を受けていました。

医者:なんと説明すればいいのか、ルーサーさん
   何を注射されたとしても
   効果が出ているとは思えません
   実際、あなたはこれまで健康であった事がありませんしな
レックス:まあ、その意見には賛成だ
     ありがとう、先生

医者が出て行くとクラークが入ってきます。

クラーク:大丈夫なのか?
レックス:ああ
     クラーク、親父がラボで起きた事を話したんだな
クラーク:もし君が父親の警告を聞いていたら
     こんな事は起きなかったはずだ
レックス:何の事だ?
     全てのウイルスは破壊された
     そしてルーサーコープは特殊なワクチンを作る技術を持っている
クラーク:レックス、裏切られたんだぞ
     ファインはどこにいるんだ?
レックス:さあな
     今、世界中を探し回らせている
     クラーク
     俺はいい事をしたと思っている
     ルーサーコープはそのワクチンを生産するのに
     1千万ドル以上を費やしたんだ

クラークは帰ろうとします。

レックス:もう1つある、クラーク。
     ラナが電話くれた
     (クラークは振り返ります)
     お前が彼女の部屋を家探ししたなどと二度と聞きたくない
     もし俺の事が知りたいんならラナのところに行かないでくれ
     お前は本当に一線を越えてるぞ
クラーク:僕らが友達だった時
     僕が身を引くのを待ってたのか?
     自分のものにするチャンスを?
レックス:分からないな クラーク
     お前がラナを愛していると言っていた時
     お前は彼女を傷つけ別れるのを待っていたのか?
     お前は彼女の相手を非難する傾向がある
     だが俺はお前からラナを奪ってはいない
     お前自身のせいで彼女を失ったんだ

クラークは反論しようとしますが踵を返し部屋から出て行きます。

ケント家。
夜。
玄関のドアがノックされます。
マーサは二階から降りて来てドアのカーテンを開けます。

マーサ:ライオネル
    ここで何をしてるの?
ライオネル:告白しなければならない、マーサ。

マーサはドアを開けライオネルを中に入れます。

ライオネル:マーサ
      あー…ジョナサンが当選した晩、私は…
      彼に電話をした
マーサ:それは本当?
ライオネル:私は彼に話をした
      クラークの全てを知っていると
      かなり腹を立てていたよ、彼は…
      説明させてはくれなかった
      私にも同じぐらい心があればと
      強さと良心が君の息子ぐらいに、マーサ
      私にはない
      だが少なくとも君には正直に話している
      できる事なら、私を許してほしい

ライオネルはそれだけ言うとドアを開け出て行きます。

レックスの屋敷。
夜。
書斎にラナがいます。
レックスが紙袋を持ってラナの座っているソファの隣に腰掛けます。

ラナ:ごめんね、気分が悪いんでしょ
   クラークとはこれで終わりだって思いたいの
   ただ彼を傷つける事は望んでない
レックス:俺もだ
     俺もあいつの事は気にかけている
     だが俺自身に起きた事を思い出せば
     クラークは招待されもしない場所に勝手に入ってくる
     そして君にどうしても謝罪させたいと思っている
ラナ:オーケー、こうしたらどう?
   クラークの話はもう止めにするの?
レックス:腕をツネッてくれないか?
ラナ:しないわよ

レックスは立ち上がりバーの方に行きます。

ラナ:まだ意味がよく理解できないんだけど

レックスは注射された腕を見ます。
腕には丸い跡が付いていました。

ラナ:破壊するならどうしてあなたにワクチンを作るのを頼んだのかしら?
レックス:分からない、だがもう一度やる気を起こしたよ
ラナ:彼は明らかに何かの準備していたのよ

レックスは新しいボトルの栓を開けようとして栓の金具で右手の親指を切ってしまいます。
しかし彼がその傷を見ているとアッという間に治ってしまいます。

ラナ:(様子に気づき)
   どうしたの?
   何?
   大丈夫?
レックス:いや、いいとは言えない

ケント家、納屋。
夜。
クラークはジョナサンからのバースデイカードを見ています。
そこには「ベストを尽くせ、クラーク、お前を愛している、父より」と書かれています。
そこへロイスが上がってきました。

ロイス:今頃ラナの寮の外で双眼鏡を覗いてると思ってた
クラーク:本当に心配してるんだ、でもラナと僕は君とは無関係だ
ロイス:ねえ、スモールビル
    昔3人の元彼がいたわ、軍の監視下でね
    私には資格なんてなかった
    記者関係を出し抜くなんて
    でもそれはかえって愛を燃え上がらせた
    ラナは前向きに生きようとしてる
クラーク:彼女にはもういるし…レックスが
ロイス:最低ね
    でもどんな理由であっても信頼しなくちゃ…
    例え捨てられても、スマートでいい子であっても
    ねえ、彼女と距離を置いたら、クラーク
    ストーカーなんか繰り返してたら…
    ラナが持ってるあなたへの良い感情すらいずれなくなるわよ
クラーク:もうなくなってたら?
ロイス:ねえ
    時期が来るまで、感情をしまい込まないと
    自転車を買うために貯金するみたいにさ
クラーク:僕が想像つかないような事が起きたら?
ロイス:そうね、分からないわよね、クラーク
    その貯金箱をたたき割って開ける時までは
    その時に自転車のために貯金してたんじゃないって気付くわ
    本当はハーレーのためだったって
クラーク:僕の事を知らないんだなって時々思うよ…
     その反面、他の誰よりも僕を知ってるって
ロイス:そりゃ、ここにいればね、スモールビル
    一回貸しだよ

クロエがケーキの残りを持って階段を上がってきます。

クロエ:話の途中悪いけど…
ロイス:(ケーキを見て)
    私のケーキだ!
クロエ:クラーク、あなたのお母さんが残ったケーキを何とかしなさいって
ロイス:じゃあ、ヤギに食べさせようか
    私のケーキを正当に評価してくれるはずよ

ロイスはケーキを受取り下に行きます。

クロエ:(クラークに)パーティーでよく食べたわね、あんなもの
クラーク:まあね
     野球のチケットは…
     僕の思っていた以上に感動した
クロエ:ええ、でもチケットは…
    それだけがお父さんの贈り物じゃないわ
    (クラークは分からないという顔をします)
    赤いリボンには包まれてなかったけど
    あなたのお父さんはあなたを人として育てたわ
    それが本当の贈り物じゃない…
    そして毎日その事をあなたに与えてくれていた
クラーク:(照れ隠しに)ロイスのラムケーキで酔っ払ったのか?
クロエ:実は、あなたにクリプトン語を聞きにきたの
    ライオネルの書いたシンボルを解析した結果
    繰り返されたパターンが分かったの…

彼女はブリーフケースから紙を取り出しクラークに渡します。

クロエ:3つのサインが32回繰り返されてる

クラークはクロエがPCで解析したクリプトンの文字を見ます。
そして深刻な顔になります。

クロエ:何て書いてあるの?

クラーク:「ゾッドが来る」

おしまい