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SMALLVILLE(スモール・ビル)
邦題:ヤング・スーパーマン

シーズン6.02Sneeze(くしゃみ)


ケント家。
マーサはTVのニュースを見ています。

ニュース:国防総省は否定し続けています。
      そしてダーク・チュースデイに関する責任も。
      専門家はダーク・チュースデイからの復旧は1年を要するであろうと予測しました。
      しかしここ、メトロポリスでは非常に早く復旧が行われました。
      人々はあっという間になくなってしまった瓦礫のない路上で呆然としています。
      中継はジェネビエーブ・スパーリング…

クラークが帰ってきます。

マーサ:また一晩中片づけをしてたの?
クラーク:昼間じゃ僕の力を見せるわけにはいかないからね。
マーサ:クラーク、あなたの気持ちは分かるけど…
     一人で復旧作業をするなんて無茶よ。
クラーク:僕のせいだから、母さん、僕が責任を取らなくちゃ。
マーサ:あなたの責任じゃないわ
     ゾッドのせいよ
クラーク:ゾッドが開放されなかったら、
      もし一度でもジョー・エルの話を聞いてたら…
      そしてその通りにしてたら。
      まだ仕事があるから
マーサ:ねえ、ねえ。
     大丈夫?
クラーク:ああ、大丈夫だよ。
マーサ:クラーク、待って、待ってちょうだい。
     あなたがそんなに疲れ切っているのを見た事がないわ
     あなたでさえ限度を超えてるわ。
     仕事は後でもできるでしょ?
クラーク:大丈夫だよ。
      本当に、平気だから
 

クラークはマーサの心配をよそに納屋に行き大工仕事をします。
いつもなら簡単にできる事も風邪をひいてしまったようで汗をかいていました。
すると突然クシャミがでます、その勢いで納屋の戸は吹き飛んでしまいます。
クラークは吹き飛んだ入り口を見て驚きます。
ロイスがジョギングしていると、突如納屋の戸が空から降ってきて、彼女のそばに落ちます。
それを見て彼女は驚きを隠せません。

ロイス:何?

メトロポリス。
日中。
レックスはラナを乗せオープンカーで走っています。

レックス:引っ越すというのに随分荷物が少ないな。
ラナ:ええ、あまり必要ないから
   それに一時的でしょ、学校が始まるまでだから
   あなたの屋敷の部屋を貸してくれて助かったわ
   何てお礼を言っていいのか

レックスがルームミラーを見ると一台の車が後をつけていました。

ラナ:レックス、もし嫌だったら考え直してもいいのよ
レックス:考え直す必要はない、何も問題はないさ

車は急に道を曲がりいなくなってしまいます。

ケント家。
日中。
クラークは体温計を咥えてソファに座っています。

マーサ:クラーク、初めてくしゃみをしたの?
クラーク:(体温計を渡し)
      うん、初めてさ
      耳が詰まったかと思ったら喉が変になったんだ
      98.6度.
マーサ:熱はないわね
クラーク:医者じゃないけど、ただの風邪だよ
マーサ:あなたは普通じゃないでしょ、クラーク
     今まで鼻風邪さえ引いたことはないじゃない
クラーク:今までこんなに力を使った事はなかったから
マーサ:あなたが行ったゾーンにいた時、力がなくなったって言ってたわね
     それは免疫が普通になったって事じゃない
     そこで何かに感染したのかも
クラーク:例えそうだとしても、たいした病気じゃないよ

そこへロイスがジョギングから帰ってきました。
冷蔵庫を開けてペットボトルの水を出しながら。

ロイス:ねえ、二人ともさっき起きた事信じられる?
    さっき仕事の事を考えながらジョッギングしてたら
    どこからともなく納屋の扉が落ちてきたのよ
    私のすぐ近くに
    どうしてだと思う?
クラーク:(ごまかそうとして)
     多分、飛行機から落ちたんじゃないか?
ロイス:いい推測ね
    でもスズメがトラウマになっちゃうほどよ

クラークが鼻をすするのを見て。

ロイス:あれっ、クラーキー、鼻かぜをひいたの?
マーサ:風邪をひいたみたい
ロイス:運がよかったわね
     私が完ぺきな治療方法を知ってるわ…
     ハチミツに少しトウガラシを入れるの、よく効くわよ
     初期症状のくしゃみだったらこれで大方治るわよ

ロイスはハーブの入ってる棚を見ます。

クラーク:ロイス、遠慮しておくよ
マーサ:トウガラシがなくなってると思ったけど、ロイス
ロイス:いいえ、ありますよ、すぐにできるから

ロイスがハーブの小瓶を取り出した時、窓の外の納屋を見て驚きます。

ロイス:納屋の扉はどこに行ったの?
    夕べ遅くに書類を届けに来た時にはあったのに
    本当になくなってるな
    蝶番からはぎ取られてるじゃない
    そんなバカな
    あの扉って見覚えがあるんだけど
    ねえ、一体何があったの?

クラークはごまかそうとして首をかしげます。

レックスの屋敷。
書斎にレックスがやってくると黒人男性:バンティウスが待っていました。

レックス: バンティウスさん
       何のために金を払ってると思ってるんだ?
       今日また追跡されたぞ
バンティウス: 黒塗りの、エッジ・シティーのナンバーですか?
         ヘイワースの放置された第5工場まで追跡しました
レックス: ならなんでここにいるんだ?
バンティウス: もう行きます

バンティウスが行こうとするとレックスが押しとどめます。

レックス:今後 こういう事がないようにしてもらいたい
      分かるな?

バンティウスと入れ違いにラナが書斎に入ってきます。

ラナ: 要塞に引っ越してくるとは思ってなかったわ
    どこを見ても警備員だらけじゃない
レックス: ラナ、あの男は警備員じゃない
      私立探偵だ
      この数日に渡って
      俺が尾行されていることが分かった
ラナ: 誰に?

レックスは暖炉前のソファに座ります。

レックス: 俺は遠くの木よりも近くの枝を疑っている
      だが…確証はない
ラナ:警察には電話した?
レックス: 俺がゾッドに乗っ取られ
       あらゆる法を破った後でか?
       警察関係には近づきたくない
       誰も信じられない、自分さえも
ラナ:(レックスの脇に座りながら)
     私は信じてる?
レックス: もちろんだ
     これを持っていてくれ…
     (ズボンのポケットから名詞を取り出し)
      緊急の場合に備えて
      彼はメトロポリスで優秀な探偵だ
      もし何か俺に起きたら その番号に電話するんだ
      警察はダメだぞ
      ロバート・バンティウスは 君を守ってくれるはずだ
ラナ: レックス、そん風に言わないで
レックス: 用心のためだ

デイリープラネット。
クロエが新聞の一面を読んでいます。
見出しには”レックス・ルーサー、 メトロポリス復興のために寄付”と書かれています。

そこへクラークが入ってきます。

クラーク:クロエ…
クロエ:(新聞を渡しながら)
      これって罪悪感からかな?
クラーク:まあー…
       もっと大ニュースがあるんだ

クロエが書類棚に行くとクラークはついていきます。

クロエ: 何が起きたの?
      大丈夫なの?
クラーク:(辺りを気にしながら)
       くしゃみをしたんだ
クロエ:だから?
クラーク:だからって?
       クロエ、普通じゃないんだ
クロエ:(笑いながら)
      クラーク、あなたはいつも普通じゃないでしょ
      でもくしゃみが出たからって 大ニュースにはならないでしょ?
クラーク:分かってないな、僕は…
      (くしゃみが出そうになり)
      僕は…
クロエ:(棚からティッシュを出し)
      何?
      ティッシュで抑えて

その途端クラークは部屋に向かってくしゃみをします。
部屋の中は一陣の大風が吹いたように書類が巻き上がります。

クロエ:(目を丸くし) お大事に
クラーク: これを言おうとしたんだ
       風邪をひいたみたいなんだ
クロエ: そして歩く空気大砲になたのね
      またくしゃみをする前に ここから出ましょ

クロエはクラークをコピー室へと連れて行きます。

クラーク: 少なくとも顔の半分を覆う事ができたんだ
      今朝僕は…かなり遠くまで納屋の扉を吹き飛ばしてしまった
       もう少しでロイスに当たりそうになった
クロエ: ロイスって、レイン?
クラーク: 彼女はそれを解明するために俄かレポーターになってる
       分かるだろ、 彼女は中国に行き着くまで堀るのをやめないのを
クロエ: 私がロイスを何とかする、 あなたはその風邪をなんとかして
      この辺りじゃ自然災害でごまかせる
      海岸沖にハリケーンクラークが 現われたなんて心配しないで

クラークはまたくしゃみをしそうに顔をゆがめます。
クロエは慌ててコピー機の上にある書類を体で押さえます。

クロエ:ダメ!
クラーク: 冗談だよ

そう言うとクラークはコピー室から出て行きます。
クロエはクラークの冗談に苦笑いを浮かべます。

ライオネルのオフィス。
ライオネルが机で書類を読んでいるとレックスが入ってきます。

レックス: 親父が過保護すぎる親だって事を忘れてたよ
      俺を尾行させてた理由はなんだ?
      俺が残った世界を破壊しないようにか?
ライオネル: 私がお前を尾行させるんなら
        決してお前には分からないはずだ
        それは保証しよう
レックス: 親父を失望させたくはないが
      俺はもう何の力も持ってない
      それでも親父が見つけ出そうとしているなら
      あきらめた方がいい
ライオネル: エルビスはビルから出て行った
        お前は誰が探ってるのか見つけ出したいのか?
        集中する事を提案するよ
        あの恐ろしい日の全ての細部を思い出すのに
レックス:まあ、ブログでも書いておくべきだった…
      全く記憶に残っていないからな
      ラナが俺に話した24時間の記憶はない
ライオネル:お前が犯した残虐行為は…
        誰かに目撃されたはずだ
        レックス、私に手伝わせてくれ
レックス: 以前の俺ならそうしてるだろう、親父
       だが遠慮しておくよ

レックスは部屋を出ていこうとします。

ライオネル:(後姿に) 聞きなさい
         一人では敵わない相手もいるんだ!

レックスは無視をして部屋から出て行きます。

ライオネル:レックス! レックス!

レックスはエレベーターに乗り込み下へと降りていきます。
すると突然エレベーターが止まり電気が消え通気穴から煙が出てきます。
レックスは腰のベルトのホルスターから拳銃を取り出し警戒しますが煙を吸い込み倒れてしまいます。
エレベーターの天井が開きガスマスクをつけた男:ブロックが降りてきてレックスの首筋を触ります。

ブロック: 熊は冬眠した、オーバー

ケント家。
キッチンではクラークがテーブルの前に座り湯気の出ている洗面器に顔を向けています。
勝手口が開きマーサが買い物袋を抱えて帰ってきます。

マーサ: 具合はどう?
クラーク: 人の部分で厄介なことだね
マーサ: あまり効かないみたいね
     (借りてきたDVDを差し出し)
      1日ソファーで寝ながらDVDでも見てたら?
      私が医者要らずのチキンスープを作ってる間
クラーク:(DVDを手にしながら)
       母さん、灌漑用水路を修理した後DVDを見るよ
マーサ:(買い物袋から品物を出しながら)
      ダメよ
      あなたの体は灌漑用水路よりずっと大変なんだから
      あなたは今未知の海にいるの、クラーク
     もう父さんも助けてはくれないのよ、だから…
      私を信じて休んでいなさい
      分かった?

玄関にノックがありマーサがドアを開けます。
そこにはライオネルが立っていました。

マーサ: ライオネル
      どうしたの?
ライオネル:(中に入って)
        レックスが
        いなくなった、誘拐されたと思う
クラーク: 誰がそんな事を?
ライオネル: 最初は、ペンタゴンから何かを盗んだのがバレたのではないかと思ったが
        ワシントンのコネクションを使ったところ違うようだ
        あいつを探さないといけない、クラーク
クラーク: どうして?
       レックスと僕はもう何の関係もない
ライオネル: だがゾッドとはどうだ?
        レックスはゾッドに乗り移られた時の 記憶は何もないと言っている
        だがウソをついているかもしれん
        全て覚えているかも
        誘拐犯が誰だとしても
       あいつを拷問にかければ真実を話すかもしれない…君の事を

どこかの町の一角。
薄暗い研究室にレックスは寝かされ手かせ足かせをされ縛り付けられています。
頭やはだけた胸にはコードが取り付けられています。
気がついたレックスは戒めを解こうとしますがボルトで固定されていて外れません。
そこへブロックが入ってきます。
ブロックは軍人のような格好をしています。

ブロック: お早う、無敵の男さん
レックス: ここはどこだ?
ブロック: あんたの檻さ、モルモットを研究する
      ああ、もし逃げようとすれば
      象をも倒す電流が流れるからな
レックス: お前は何者だ?
ブロック: あんたが超人的な力をどうして持ったのか 興味を持っている者だ
レックス: 力?
      何の話をしているのかさっぱりだな
ブロック: おい、いいかげんにしろよな、レックス!
      俺たちはあんたがペンタゴンに 侵入したのを知ってるんだ
     銃弾をまるで蚊を跳ね除けるように…
       そして傷さえない
     なあ、おい…
      ダーク・チュースデイでも 唯一動いていた人工衛星で見たんだ
      だからお前が力を持っている事を知っている
      俺達としてはどうやって あの力を手に入れたのか知りたい
レックス: 俺の部下が直ぐに来るぞ
ブロック: 部下か?
     (後ろにいるもう一人の男:ワグナーに)
      表をうろついてた奴らを捕まえたっけな
      バンティウスだっけか?
      そいつの頭に弾をぶち込んでやった
       (拳銃をレックスの喉下に突きつけ)
      前置きはここまでだ
      いいか?これからが本番だ
      全部俺たちに話すんだ

冒頭でロイスがジョギング中に納屋の扉が落下してきた場所。
車でロイスとクロエがやってきます。
車を降りた二人は納屋のドアが刺さっている場所に近づきます。

ロイス: ねえ、言ったでしょ
     私は子供じゃないし、おかしくもないって
クロエ: うわー
     どうしてそんな想像をするの?
     ケント家はここから数マイルも離れてるんだよ
     確かに変だけど、私が証明するわ
     でもこれは「超常現象の壁」じゃないわ、 これはマイクロバーストよ
ロイス: マイクロ何?
クロエ: 突然起きたミニ竜巻みたいなもの
     気温が極端に変化すると起きるの
     実際中西部では時々あるわ
ロイス: いい天気だったし、75度。
     天候については何の異常もなかったわ
クロエ: まあ、感じられなかったかもしれないけど
      おそらく高空にあったんじゃないかな
      気圧の変化が起きるような原因が
ロイス: 天気予報の見すぎなんじゃない
     それとも1年もデイリー・プラネットにいて
     無情な懐疑論者に変わったのか
クロエ: それは現実主義っていうの
      あなただってそうなるわよ
ロイス: あなたがいつも私に話してたんじゃない
     科学でこの変な町の起きる事を説明できるって
     そしてこれはたまたまその部分に分類されるの
クロエ: ねえ、ロイス
      私はまだ不思議な現象は信じてるよ
      でも真実を探すには答えはそこにあるの
      サイエントフィック・アメリカの一面以上じゃないのよ

クロエが刺さっているドアに手を掛けるとドアは大きな音を立てて倒れます。

レックスの捕らえられている場所。
ワグナーとブロックはレックスから少し離れた場所で話しています。

ワグナー: どうして銃を?
       特に暴力は使わないように言われている
ブロック: で?
      俺は誰にも答えない、だろ?
      特にお前の上司には
      俺が知りたいのはどうやって銃弾を
      ピンポン玉のように跳ね返したかだ
      そういった情報はマーケットでは非常に貴重だ
ワグナー:お前は特別に雇われてるんだ…
ブロック: ああ、それがどうした?
      俺は企業家だ、だろ?
      だから新しいベンチャーがあれば飛びつく
      それともお前はただのブロックで終わるか?
      お前が選択するんだ

ブロックは拳銃を取り出します。

ブロック: おい、レックス!
     (レックスに近づきチャンバーに弾を送り)
      考えたんだが、どうして実験をしなかったのか?
レックス:(怯え)
      何をする気だ?
      言ったはずだ
      何も覚えていないと
ブロック: ああ、だが俺はもう一度見たい
レックス: やめろ

ブロックは横たわるレックスの右肩を狙って撃ちます。
レックスは悶絶します。

ブロック:クソッ!

ブロックはニヤリとしながらレックスに近づきます。

デイリープラネット。
クロエの机の前にロイスが書類を持っています。
クロエはオフィスに入ってきてロイスに気付きます。

クロエ:ロイス…
     ここで何をしてるの?
ロイス: あなたに個人的にこの記事を 添削してもらおうと思ってね
クロエ: 記事? ジャーナリストなの?
ロイス: ええ

ロイスはクロエに一枚の用紙を差し出します。

クロエ: へえー!沢山書いたわね
ロイス: スモールビル・レッジャーは調査報道には
      あまりにも器量が狭かったから
      それでプラネットならいいんじゃないかと思って
クロエ: ロイス、ピューリッツァー賞受賞の夢に 水を差すのは悪いんだけど
     天候の話だとしか思ってないから
     まだダーク・チュースデイの余波を取り扱ってい方が チャンスがあるわ
ロイス: 違うわ、この記事は不自然な天候についてよ
     単に不自然ってだけじゃなくて 不思議の博覧会だわ
     これは逆境に対する人間の勝利についての話
     納屋の扉が私を半分にしたかも知れないじゃない
     読んでみてよ
クロエ:(記事を読みながら)
      変だよ、 「竜巻(Tornado)」の中に「e」なんてないわ
ロイス: ただのタイプミスよ
クロエ:(用紙を返しながら)
      ふーん、「天気(Wether)」の余分な「h」は?
ロイス: 私が何を考えてるか分かる?
     私に少し嫉妬してるんでしょ
     一族の中で言葉を自由に操れるのが一人じゃない事に
クロエ: そうなの?じゃあ、ロー
      あなたが正しいわ
      あなたに嫉妬してるかも
      でも言葉は何も関係ないわ
ロイス: 分かった、 デイリー・プラネットは忘れるわ
     こんな息が詰まりそうな場所は嫌だから
     見せ掛けだけの知識人なんか
     他所にこの話を持っていくから
クロエ: 幸運を祈るわ
ロイス: ありがとう

ロイスはオフィスを後にします。

レックスの屋敷。
書斎にはラナがピアノの前にボウッと座っています。
そこへクラークが入ってきます。

クラーク:ラナ…
       どうしてここに?
ラナ:(クラークの顔を見ずに)
     実は、今ここに住んでいるの
     レックスを探しているんなら ここにはいないわ
クラーク: レックスがいなくなってしまったんだ、ラナ
       誘拐されたと思う
ラナ: そんな
クラーク: 最近の何か脅迫されたとか言ってなかったかい?
      (ラナはピクリと反応します)
       ラナ、もし知ってたら彼を探す助けになる
ラナ:(立ち上がって)
    知らないわ、クラーク
    どうしてあなたが捜索隊のリーダーなの?
クラーク: ラナ
      僕とレックスとの事はどうでもいい
      僕は彼が傷つくのを見たくないんだ
ラナ: それとも別の理由があるんじゃない?
    クラーク、どうやってレックスが 化け物に変えられたのを知ったの?
クラーク: レックスに話したのか?
ラナ: まだよ
    クラーク、答えて
    レックスの命が危険に晒されてる今
    あなたは秘密を守ることはできないわ
クラーク: 全ての答えを知っていたら 僕はここにはいないよ、ラナ
       僕はただレックスを探し出したいだけだ
ラナ: それならやって
   (ドアを開けて)
    彼のためになんて振りはしないで

クラークは仕方なくドアを出ます。
ドアを閉めるとラナはレックスから渡された名刺の番号に電話します。
クラークはドアの外でスーパーヒヤリングを使います。

留守電:ブロックセキュリティです
     あなたを名前と番号をどうぞ

クラークはブロックの名前を聞くと超スピードで屋敷を出て行きます。
ラナは留守電のため電話を切ります。
そして何か手がかりが無いかとレックスの机の上を探しリモコンを見つけます。
ラナがリモコンをいじると本棚の前に監視カメラのスクリーンが下りてきます。
そこに映っていたのはラナの個室でした。
ラナが手元のリモコンで逆再生を行うと
ラナの着替えているシーンから私生活の一部始終が録画されていました。
不安そうな顔をしながらラナは書斎の映像に切り替えます。
そこには冒頭でレックスがバンティウスと会話をしている映像が流れます。

レックス:バンティウス さん
     何のために金を払ってるんだ?
     今日また追跡されたぞ
バンティウス:黒塗りの、エッジ・シティーのナンバーですか?
        ヘイワースの放置された第5工場へ追跡しました
レックス:ならなんでここにいるんだ?
バンティウス:もう行きます

ラナはレックスの手がかりを見つけます。

ヘイワースの第5工場
ブロックは痛みに耐えているレックスの周りを歩きます。

ブロック: どうすれば変わるんだ
      こんな弱いハゲのパンク野郎が不死身の男に?
レックス: 正直俺にも分からない
ブロック: お前の正直は信じない
      ルーサー・コープが熱心に研究してる
      遺伝子を操って超人を作ろうとしているのは知っている
      あんたは明らかに自分自身に何かをした
      それは何だ?
レックス: 真実を知りたいか?
     異次元からの生き物が…
     実際に別の惑星からの…
      俺の体を乗っ取って力を与えたんだ
      バカバカしく聞こえだろうがそれが事実だ
      そいつが俺から離れたとき 力はそいつと共に無くなった
      それだけだ、 俺が知っているのは

ブロックは拳銃を抜きレックスの喉下に押し付け撃鉄を引きます。

ブロック: 俺をからかっているのか?
レックス: どうして俺を撃った奴をからかう?
ブロック: 最初の発砲は
      軽傷だった、レックス
      だが今度はもう少し大怪我をするかもしれないぞ
     (銃を引き下げ)
      新しい彼女を大事にしたいんだろ?
レックス: 分かった!
      分かった、お前の勝ちだ
      血清がある
      ルーサー・コープの33階に研究室がある
      センターキャビネットに金庫室にある
      コードは julian452 だ

ブロックは後ろにいるワグナーに言います。

ブロック: ワグナー、行け

ワグナーは部屋を出て行きます。

時計塔の部屋。
ライオネルがエレベーターでやってきます。
手にはスコッチの入った箱を抱えています。
そして机の上にあった写真立てを手に取り見ます。
写真には若い夫婦と男の子が写っていました。
ライオネルはそれを見て嬉しそうな顔をします。
すると後ろから声を掛けられます。

オリバー: ライオネル・ルーサー

ライオネルが振り返るとそこには一人の青年:オリバー・クイーンが立っていました。

オリバー: あれ以来なのにちっとも年をとってませんね
       教えてくれませんか、その秘訣を?
ライオネル: 多分、晩酌に一杯やってるからだろう
        この40年物のスコッチを
        間違いなくストレスを緩和する
        これをお勧めするよ
       (ビンを渡しながら)
        ようこそメトロポリスへ、オリバー
オリバー:(受け取って)
       好意はありがたく
       こんな事で私が驚くとは思ってませんよね?
       あなたは常に気前が良かった
ライオネル: オリバー、新聞で読んだ
        「オリバー・クイーンがメトロポリスに移住」
        どうしてか知りたかった
        君はスター・シティーで名声を上げた
       なのに なぜ移住などする?
オリバー: まあ…どうしてあなたはそういった事を?
       ポテトチップスは言うまでもなく
       中西部の空気さ
ライオネル: 君はもう息子に連絡をしたのかね?
オリバー: チャンスがなかった
       これからするつもりでした
       レックスはどう成長しました?
       あなたの影から踏み出すことができましたか?
ライオネル:ああ、あれ以来来大いに変わったぞ…
        君と一緒にいた寄宿学校の日々からな
オリバー: ふーん、そうですか
       私に切欠を作りにきたんですか、ライオネル?
       彼に電話をかけましょう
       ええ、今日彼に電話をしますよ
ライオネル: あいつと連絡を取るには苦労するぞ
         レックスは…誘拐された
オリバー:(大して驚いた様子もなく)
       誘拐された?
       そんな
ライオネル:オリバー…思い出したよ
        エクセルシア学校の演劇で 君は素晴らしい演技だった
        説得力があったよ
オリバー: ライオネル、私は投機的事業に関係しています
      でも誓って言いますが……私は誘拐犯ではない
ライオネル: 君と息子が不快な過去を持っているのを覚えているよ
        そしてクイーン産業がダーク・チュースデイで
        唯一の機能している人工衛星を持っていた事も知っている
オリバー: ほう
ライオネル: 知っているぞ、オリバー。
        君は大いに苦しんだ
        若いころな、ただ もしその事で
        レックスを捕らえたとしたら
        言葉通り「苦しんで」くれたまえ
        君にとって新たな意味を持つだろう

ライオネルはエレベーターに向かって歩きます。

オリバー: 脅迫に聞こえるな
ライオネル:(エレベーターに入り)
       メトロポリスでの楽しい滞在を、オリバー…
        (網目状の扉を閉めて)
        …短い滞在かもしれんがな

エレベーターが閉まりオリバーは何か思い悩んだ様子です。

デイリープラネット。
オフィスにクラークがやってきます。

クロエ: あら
クラーク: やあ
クロエ: こんな言葉を口にするとは思わなかったけど
      具合はどうなの?
クラーク: あまりよくないよ
       超スピードで三番街の大通りを
       片付けて道路を開通させないと
クロエ: まあ座って、落ち着いて
    (自分のイスの隣に座らせ、小声で)
     でもくしゃみがでそうになったら
     口元を押さえるのよ、いい?
クラーク: レックスの屋敷に行ってきた
      ラナに会ったよ
クロエ:(罪の意識を感じたように)
      それじゃあ、もう二人の事を知っちゃったんだ
クラーク: まるで赤の他人のようだった
      レックスの事を彼女に話したら…
       ロバート・バンティウスっていう人物に電話をしてた
クロエ: メトロポリスで一番の稼ぎ頭の?
クラーク: 多分レックスは問題が起きる事を知っていたんだ
      その人物と話して、何を知っているか聞き出してみる

クロエはPCでロバート・バンティウスを検索します。

クロエ: あなたが失われたクリプトンから逃げ出して 鼻風邪をひいてまで
      レックスを救わなければならない事って何の得があるの?
クラーク: そんなつもりはないよ
クロエ: ヒーローは病気もしてられないわね
クラーク: 奴らも年単位で世界を危険にはしないだろう
       僕はヒーローなんかじゃない、クロエ。
      (モニタの検索結果を見て)
       そこだ、515のグラント・ストリート
クロエ:(立ち上がって)
      オーケー、ここから出ましょう
クラーク: クロエ、これは危険だ
クロエ: ええ、特にあなたはね
     かろうじてここに辿り着いたんでしょ
     エネルギーを温存する必要があるわ

クラークはくしゃみをしそうになります。

クロエ: そんな

クラークはくしゃみをする瞬間両手で口元を押さえます。
僅かな息が漏れ目の前の書類数枚が飛んだだけですみました。

クロエ: よかった、それを忘れずにね

ヘイワース工場跡地。夜。
ラナが車でやってきて、携帯でクロエに電話をします。

ラナ:(留守電のようです)
    クロエ、ラナよ
    このメッセージを受けとったら
   直ぐに住所を確認して…
    1024ヘイワース
    電話をちょうだい

電話を切った瞬間窓の外からラナに拳銃を突きつける男がいます。

ブロック: レックスを探してるのか?

男はレックスを誘拐したブロックです。

バンティウスのオフィス。夜。
クロエとクラークが誰もいないオフィスに入ってきます。

クロエ:(クラークを気遣って)
     大丈夫?
クラーク: 完ぺきさ
クロエ: 天井のファンと吸いがらを想像していたけど
クラーク: この男は空気を買うぐらい余裕なんだろ

クロエは机の上のライオネルのノートPCを開きます。

クロエ: そうね、私はまともなハッカーよ
      でもミラクル・ワーカーじゃない
      あまり期待しないでね
      簡単にはいきそうもないから

その間にクラークは壁を透視して隠し戸を見つけます。

クラーク:クロエ…
クロエ: 暗号の解読して
     レックスのアカウントに入るには時間がかかるの
クラーク: クロエ…壁に隠戸がある
クロエ:(クラークに近づき)
     息がつまりそうな鼻でも まだその力があったっけ

クラークは壁を素手で壊そうとしますが少しこじっただけで力が入りません。

クロエ: どうしたの?
クラーク: まだ本調子じゃない
クロエ: そのようね、 充電切れみたいに見えるわ
    (何か思いつき)
     くしゃみはどう?
クラーク: どうって?
クロエ: くしゃみで7マイルも離れた場所に
      納屋の扉を吹き飛ばす事ができるんなら
      あれぐらい簡単にできるんじゃない
クラーク: クロエ、無理だよ
クロエ: どうして?
     あなたならできるでしょ
クラーク: 無理やりくしゃみはできない
       不可抗力だ、サーカスのトリックじゃない
クロエ:(何か思いつき)
      それなら吹いみて
クラーク:冗談だろ
クロエ:冗談じゃないわ
      くしゃみって事は、肺容量って事よ
      深呼吸して思いっきり息を吹きかけてみて
クラーク: スチールドアだぞ
       バースデーケーキじゃないんだ
クロエ: やってみなきゃ分かんないでしょ
      さあ、やってみて
      フーッて吹いてドアを吹き飛ばして

クラークは自信なさそうに思いっきり息を吸い込みスチールドアに向かって息を吹きかけます。
ドアはものの見事に奥の隠し部屋へと吹き飛びました。
クラークもクロエも目を丸くして見ていました。

クロエ: 今日はニンニクを食べてなくてよかったわね

二人は隠し部屋の中へと入っていきます。

クロエ: オーケー、バンティウスは使用済みの
     家具の倉庫に興味を持っているのか…

クラークは机の上で ヘイワースの第5工場の写真を見つけます。

クラーク: ここにレックスがいるんじゃないか
クロエ: タクシーが待ってるわ、さあ行きましょう
クラーク: 君は来ない方がいい
       今の僕じゃ君を守る事は保証できない
クロエ: 私は護ってもらわなくたっていい、 クラーク。
     私は助けたいの
クラーク: それならプラネットに戻っていてくれ
       そこで僕を待ってるんだ
クロエ:クラーク、私は…

クロエが言い終わるまもなくクラークは超スピードで出て行きます。

ヘイワースの第5工場
ワグナーはレックスの会社から持ち出してきた薬を注射器に入れます。
そこへブロックがラナを連れて入ってきます。

ラナ: レックス! レックス!
    こいつらはあなたに何をしたの?!
レックス: 彼女がどうしてここに?
ブロック: レックス、彼女に言ってくれ
      ここであんたと有意義な時間を過ごしてたと
レックス: 彼女を放せ、彼女は関係ないだろ
ブロック: おい、それはないだろ
      なぜなら血清を持ってるんだからな
     (ワグナーに拳銃を渡し代わりに注射器を受け取ります)
      誰かに実験台になってもらう必要がある
     そして…あんたの彼女ならいいモルモットになる、だろ?
レックス:おい、よせ…
ブロック:(ラナに)この薬であんたを変える、ある類の…
     スーパーひよこに…
      彼氏の頭に銃が向けられているのを忘れるな
ラナ:放して
レックス:待ってくれ
     (ブロックはレックスの方を見ます)
      それは彼女には無駄だ
      血清は俺の血液に調整されている
ラナ: レックス、ダメ
ブロック:(レックスに近づき)
     そうか…
      それなら今回は
      眠れるドラゴンを起こそうか?

ブロックが注射を打とうとレックスに近づくとレックスは唯一自由に動く頭で頭突きをします。
ブロックが倒れるのと同時にラナはワグナーに蹴りを入れ銃を奪ってレックスの傍にいきます。

ラナ: 下がって! 動かないで!

ラナは右手に銃を持ち男たちに向け、左手でレックスの枷を外します。
ラナが男たちから目を離した隙にブロックはラナの手を押さえ金網に押さえつけ銃を奪います。
ブロックはラナに銃をむけます。

ラナ: クソッ

その時後ろから自由になったレックスが先ほどの注射器を振り上げブロックに突き刺します。
ブロックは倒れながら銃を発砲します。
辺りの器具や薬品に当たり火災が起きます。
ワグナーは一目散に逃げ出します。
レックスはラナを連れて逃げようとしますが、
金網で覆われた施設の入口に天井から燃えた梁が落ちてきて出る事ができません。

レックス:(ラナに) フェンスを切る物がないか見てくれ

ラナは手近じかの工具箱をあさります。
レックスは近くにあったボンベを持ち上げて金網を破ろうとしますが破れません。

その時クラークはヘイワースの工場跡地近くまで来ていました。

施設内は益々炎に包まれ、ラナが天井を見上げるとハッチがありました。

ラナ: レックス、ハッチよ

ラナはそばにある机の上のものを払いのけます。

ラナ: 来て、手伝って!

レックスは机にいってラナと二人でハッチの下へと机を動かします。
しかし炎の回りが速く天井も炎に覆われてしまいました。

レックス:ラナ…
      全て俺の責任だ、すまない

その時突然突風が吹き炎を一瞬にして消してしまいます。
二人は何が起きたのか分からないというように目を丸くします。
施設の陰にはクラークがいました。
二人が無事なのを知るとクラークはその場を去ります。

ケント農場、昼間。
空は雲が垂れ込め、今にも雨が降りそうな天気です。
納屋でクラークがクーラーバッグを運んでいるとクロエがやってきます。

クロエ:やあ!
      湖が泳げないほど寒かったらと思ってこれを持って来た

クロエが持ってきたのはスーパーマンの胸のマークの形(五角形)をした赤いタコでした。

クロエ:(クラークの胸に押し付け)
      これのいいところは
      風が強くなるのを待たなくてもいいとこよ
クラーク: あぁ、ありがとう?
クロエ: ねえ、他に使い道は何かないの?
      つまり、クラークケント航空会社、
      メトロポリスにノンストップの

そこへロイスが喜び勇んではいってきます。

ロイス: 奇跡が起きたわ
      人類が月の上を歩いた以上のね
     (新聞を渡しながら)
      ロイス・レインがついに一面に執筆者名入りの記事を書いたの
クロエ: へえ、それはよかたじゃない、ロー

クロエは渡された新聞を読みます。
新聞は低俗なタブロイド誌でした。

クロエ:”私はどのようにエイリアンの事を感じるか分かりません、しかし…”
ロイス: 私はE.T.にはあまり関心はなかったんだけど
     でも編集者は新聞の売り上げに貢献するからって言ったから…
クラーク: ジャーナリズムの完全性のために聞くよ
ロイス: ねえ、私がその記事を書いていたとき
      二人とも悪口を言ってたでしょ
      私は今までの生涯で幸せだった事がなかった
      発見や、キーをカタカタ鳴らす事のスリル
      新鮮なインクのにおい
      私はついに自分の召命を見つけだしたのよ

ロイスは嬉しそうな顔で話しますがクロエは渋面になります。

クロエ: ねえ、一緒に湖に行かない?
     あなたのデビュー記事を祝ってあげるから
ロイス:(窓の外をチラッと見て)
     今日は空を見たの?
     雨が降るわ、それに私は雨の中で泳ぐのは好きじゃないの
     私が見てくるから

ロイスは納屋から出て行こうと階段を下りていきます。
クラークとクロエは窓に近づきます。
クラークがクロエをチラッと見るとクロエは嬉しそうに目で合図を送ります。
クラークは大きく息を吸い込むと空の雲に向かって息を吹きかけます。
雲は吹き飛び青空が見えます。
ロイスが納屋の外を出るといい天気に表情を明るくします。

クロエ: いい仕事ね

レックスの屋敷、夜。
書斎でラナはリモコンを操作し自分の着替シーンを再生させます。
そこにレックスが入ってくると一時停止させます。

レックス: やあ
ラナ:(嫌味っぽく)
     私が引っ越して来たとき
     あなたは私にお兄さんと一緒に住んでいるのを言い忘れたの?
レックス: ラナ、これはこの屋敷の安全を護るための監視カメラだ
ラナ: そうなの
    (再び再生させると、レックスは苦虫を噛み潰したような顔になります)
    私が寝室にたった1人でいても
    私の監視をしてるの?
レックス:ラナ…
      オーケー、君は勘違いしている
      緊急自体が起きた時だけこのカメラを見るだけだ
      君のプライバシーは決して侵害しない
ラナ: でももうしてるわ
   レックス…カメラを外すか、私が出て行くか
レックス: 君の部屋のカメラはすぐに取り外す
      だが他の物は残しておく
      君の部屋は自由だ
     ラナ、しかし…
      これが俺の生き方なんだ
      そしてこれは変わることはない

クロックタワー、夜。
ワグナーがエレベーターでやってきて時計塔のバルコニーに出ます。
その瞬間、アーチェリーの矢がワグナーの顔の脇の壁に刺さります。
弓を撃ったのはオリバーでした。

オリバー:俺ははっきりと言った筈だ
       危険に晒されなければ暴力は使うなとな
ワグナー: クイーンさん、私は言いました
       ブロックがいたずらをしたと
       彼を止めようとしました
       しかし私も殺されたでしょう
オリバー: じゃあ、今それをしてもいいんだが?
       誰を信頼するかもっと注意深くしないと と思い始めている
       話せ、俺の相棒のレックスはどうだった?
ワグナー: 彼が持っていたどんな力も明らかになくなっています
      しかし、倉庫にほかの誰かがいました…
       他の力を持っているように思われる何者かが
オリバー: そいつを見けだせ

ワグナーは頷いてその場を去ります。
オリバーは矢をつがえて狙いを定めます。

オリバー:次の狙いは…ボルネオか?

オリバーの放った矢は満月に向かって突き進みますが途中で降下し
デイリープラネットのシンボルである地球儀のボルネオに刺さります。

おしまい。