1 00:00:13,720 --> 00:00:15,580 どこの誰かも分からぬ子供を待つなんてな。 2 00:00:16,420 --> 00:00:17,330 遅いぞ。 3 00:00:18,760 --> 00:00:19,710 腕時計が進んでるんじゃないか。 4 00:00:20,500 --> 00:00:23,240 もしそうなら遅れてきたわけじゃないぜ。 5 00:00:23,300 --> 00:00:25,480 俺はどこにいようとも 稲妻のごとくやってこれるんだ。 6 00:00:26,950 --> 00:00:28,690 いい車だな。 これは本革か? 7 00:00:28,930 --> 00:00:32,580 こんな場所に呼び出すとは。 俺に何を? 8 00:00:34,510 --> 00:00:36,880 ああ、いいものを持ってきたんだ、ハリソンさん。 9 00:00:37,600 --> 00:00:38,710 いい話だぜ。 10 00:00:51,980 --> 00:00:53,340 こんな物にかかずりあっていたのか。 11 00:00:54,280 --> 00:00:56,780 まあ、実は…ポケットがスッカラカンでね。 12 00:00:57,750 --> 00:01:00,890 それでどうしろと? - 200ドルをやろう。 13 00:01:01,320 --> 00:01:05,860 十時間分の給料だな! - これ以上こんな二束三文の物を持ってくるな。 14 00:01:06,590 --> 00:01:10,590 お前の本当の仕事をしろ、そして俺に教えるんだ。 そうすればこれはお前のものだ。 15 00:01:13,150 --> 00:01:15,150 これを受け取っておいたほうがいいぜ。 16 00:01:18,300 --> 00:01:20,110 それは脅迫か、小僧? 17 00:01:40,840 --> 00:01:41,370 ああ、なんて事だ。 18 00:01:42,500 --> 00:01:46,160 先生は大分よくなったって言っていたじゃないか。 - ああ、ついさっきこの新しい処方せんをくれた。 19 00:01:49,200 --> 00:01:53,120 赤いな。 少なくともよくなっていればこの用紙はピンク、 青、緑と変わっていくはずなんだ。 20 00:01:53,780 --> 00:01:56,530 父さんがいなくなってしまうより薬箱に 色んな色の薬があった方がましだよ。 21 00:01:56,720 --> 00:01:59,400 これ以上母さんに心配させたくないんだ。 この話はおしまいにしよう。 22 00:02:00,640 --> 00:02:02,090 父さん、僕たちは父さんの事が心配なんだ。 23 00:02:03,640 --> 00:02:07,060 ジョー・エルが父さんにした事は、僕を… - ちょっと待て 危険は承知のうえだったんだ、クラーク。 24 00:02:07,650 --> 00:02:10,920 もしまたお前を助ける事になれば、 私は間違いなく同じ事をするだろう。 25 00:02:12,370 --> 00:02:13,740 一緒に試合を見に行かないか? 26 00:02:15,050 --> 00:02:18,240 メトロポリス・シャークスの、50ヤードライン。 本当にレックスに伝わったんだね。 27 00:02:19,740 --> 00:02:25,870 なあ、クラーク、お前のその友情が何を 意味するか理解しているつもりだ。 だがお前を調べていた事を忘れてはいけないぞ。 注意するんだ。 28 00:02:25,990 --> 00:02:27,170 ただ単に受け入れたわけじゃないよ。 29 00:02:27,710 --> 00:02:29,520 もうひとつレックスが変わったことの 証明が必要だ。 30 00:02:30,880 --> 00:02:31,670 クラーク... 31 00:02:31,850 --> 00:02:35,960 父さん、もう最高学年なんだ。 レックスやジョー・エルや色んな事を 心配したくないんだ。 32 00:02:36,620 --> 00:02:39,350 僕はただ普通の生活を送って、 友達とぶらついたりフットボールを したいだけなんだ。 33 00:02:39,970 --> 00:02:43,140 分かったよ。 トラックを回して来い。 キックオフを見逃したくないからな。 34 00:03:19,870 --> 00:03:20,930 父さん! 父さん、大丈夫? 35 00:03:21,600 --> 00:03:22,650 ああ。多分。 36 00:03:24,890 --> 00:03:28,130 お前が助けてくれなかったら、また母さんが 私を看病する事になってしまったな。 37 00:03:28,210 --> 00:03:31,180 父さん、僕じゃない。 僕よりも早く走る人間を見たんだ。 38 00:03:32,200 --> 00:03:34,620 信じられなかった。 その人が父さんを助けたんだ。 39 00:03:40,860 --> 00:03:44,590 それが誰だとしても、単に私の命を 救っただじゃないようだ、クラーク。 私の財布をすって行った。 40 00:04:38,620 --> 00:04:47,630 ヤングスーパーマンシーズン5 第5話は "RUN" 41 00:05:00,340 --> 00:05:02,350 あら。 二人で試合を見に行くんじゃなかったの? 42 00:05:02,970 --> 00:05:05,540 試合のチケットは財布の中に入っていたんだ。 43 00:05:05,950 --> 00:05:09,010 盗まれたんだ。 誰だか分からないけど病院の外で盗られたんだ。 44 00:05:09,200 --> 00:05:11,950 まあ、強盗にあったの? 大丈夫なの? 銃を持っていた? 45 00:05:12,020 --> 00:05:14,390 ああ、だが物凄い速いスニーカーを持っていたようだ。 46 00:05:15,320 --> 00:05:17,140 カード会社に電話をして盗まれたのを連絡しないとな。 47 00:05:17,770 --> 00:05:19,170 ねえ父さん、待って! 48 00:05:19,570 --> 00:05:22,830 そいつは僕と同じかそれ以上に速かったんだ。 誰なのか探すべきだ。 49 00:05:23,410 --> 00:05:26,450 クロエに話をしてもいいだろ。 多分彼女ならどこで父さんのカードを 使ったのか追求できる。 50 00:05:28,630 --> 00:05:31,320 ねえ、父さん、もし今日中に何も 見つけられなかったら電話をすればいいだろ。 51 00:05:33,210 --> 00:05:36,280 分かった、だが注意しろよ、クラーク。 我々はその人物については何も 分からないんだからな。 52 00:05:36,910 --> 00:05:38,100 だからあいつを見つけ出さないといけないんだ。 53 00:05:42,210 --> 00:05:46,890 本当に大丈夫なの? -マーサ、大丈夫だよ。 いつも私の事でお前に心配をかけないようにと 思っているんだがな。 54 00:05:47,370 --> 00:05:49,180 あなたは3カ月も昏睡状態だったのよ、ジョナサン。 55 00:05:49,360 --> 00:05:51,420 いつ本当にダメになってしまうか 心配しないわけがないわ。 56 00:05:51,790 --> 00:05:54,510 現代の医学なら少しばかり 悪くなっても何とかなるさ。 57 00:05:55,170 --> 00:05:57,690 キレイな妻と一緒に今晩は ロマンチックにどうだ。 58 00:05:59,090 --> 00:06:03,200 夕食の後、湖までドライブでも しようじゃないか。 59 00:06:03,290 --> 00:06:04,650 そうね、あなた、でも私… 60 00:06:06,030 --> 00:06:07,890 今晩は残業になりそうなの。 61 00:06:08,420 --> 00:06:12,020 タロンを経営するのは思っていた 以上に大変だったわ。 62 00:06:13,120 --> 00:06:14,070 でも後で電話をするから、いい? 63 00:06:59,980 --> 00:07:00,500 それは何だ? 64 00:07:04,030 --> 00:07:04,770 えーと、何でもないわ。 65 00:07:06,040 --> 00:07:09,700 随分と大きな刺青に見えたけど。 66 00:07:09,780 --> 00:07:11,980 いつそんなものを? - あの、わ、私、そのー… 67 00:07:13,430 --> 00:07:14,520 パリから戻る前よ。 68 00:07:16,310 --> 00:07:20,160 本当か? どうして話してくれなかったんだ? 69 00:07:20,580 --> 00:07:22,900 俺と一緒に行けば、 マーメイドかマーメイドがイカリを 抱いているようなものにできたのに。 70 00:07:24,090 --> 00:07:25,980 こんなもの欲しいとは思わなかったのよ、そうでしょ? なんて言っていいか、突然現れたのよ。 71 00:07:26,680 --> 00:07:27,670 刺青は突然現れる事はないぞ。 72 00:07:29,420 --> 00:07:31,760 普通はインクを使って痛みを伴うものだ。 73 00:07:33,260 --> 00:07:36,470 じゃあ、私が刺青をするからって言えばよかったの? 74 00:07:37,240 --> 00:07:37,840 まぁまぁ、おい。 75 00:07:39,360 --> 00:07:41,490 そういう意味で言ったんじゃない。 どうして言葉尻に噛み付くんだ? 76 00:07:41,540 --> 00:07:42,520 - そうじゃないわ。 - いいや、そうだよ。 77 00:07:44,230 --> 00:07:47,040 ねえ、私はただ… あなたに負担を掛けたくないだけ。 78 00:07:50,040 --> 00:07:52,290 刺青の事なんか気にならないよ、そうだろ? 79 00:07:53,660 --> 00:07:57,780 だけど気になるのは君がその刺青を 隠したがる理由だ。 80 00:08:01,320 --> 00:08:03,500 俺は秘密は守る、たとえ親にでもな。 81 00:08:04,400 --> 00:08:05,490 そんな事ぐらいじゃ気持ちは変わらないさ。 82 00:08:09,840 --> 00:08:12,450 ジェイソン、今まで望んできたのはあなたの気持ちよ。 83 00:08:14,730 --> 00:08:18,630 でも少し違うの…まだあなたとは 気持ちが一つになれない。 84 00:08:21,790 --> 00:08:22,780 ごめんなさい 85 00:10:03,860 --> 00:10:04,810 おい。 86 00:10:06,330 --> 00:10:07,010 部屋を間違えたのか? 87 00:10:08,090 --> 00:10:11,560 多分そうなんだろうな、ここは俺の部屋なんだから。 88 00:10:12,900 --> 00:10:15,850 お前が使ったクレジットカードは僕の父親のものだ。 89 00:10:17,040 --> 00:10:18,410 俺は誰からも盗んじゃいないぜ。 90 00:10:19,260 --> 00:10:23,560 お前のやった事はお見通しだ。 友達に頼んで盗まれた父親のカードを どこで使ったのか追跡した。 91 00:10:25,090 --> 00:10:28,610 俺のバッグを調べたのか。 俺の物を引っ張り出して、 プライバシーの侵害だぜ。 92 00:10:28,770 --> 00:10:31,450 俺の物だって? 全部盗んだものだろう。 93 00:10:34,050 --> 00:10:35,060 何だって? 94 00:10:37,280 --> 00:10:37,830 証拠はあるのか? 95 00:10:43,610 --> 00:10:45,670 今朝お前がトラックから父さんを助けるのを見た。 96 00:10:47,840 --> 00:10:49,630 何だって、俺の動きの見える奴なんて 誰もいないはずだ。 97 00:10:50,970 --> 00:10:52,420 お前みたいに動くことができるのは一人じゃない… 98 00:10:53,110 --> 00:10:57,850 ジェイ・ ギャリック、バリー・アレン、 ウォーリー・ウエスト、 どれが本当の名前だとしてもだ。 99 00:10:59,040 --> 00:10:59,460 バートだよ。 100 00:11:00,790 --> 00:11:04,350 まあ、お前が瞬きする間に千マイルも 離れた場所にいるから、名前が分かったとしても 問題じゃないがな。 101 00:11:04,980 --> 00:11:06,860 さあどうかな。 僕はかなり速く瞬きができるんだ。 102 00:11:09,480 --> 00:11:10,460 お前は誰なんだ? 103 00:11:12,020 --> 00:11:14,900 父さんの財布を返してもらおう、 それからお前と座って話そうじゃないか。 104 00:11:20,970 --> 00:11:22,340 俺はおしゃべりは嫌いなんだ。 105 00:11:23,260 --> 00:11:24,350 俺の匂いでも追いかけてきな。 106 00:11:58,480 --> 00:12:02,140 父さん、財布を盗んだ奴を見つけたよ、 でも湖で見失った。 107 00:12:02,860 --> 00:12:04,020 水の上を走って向こう岸に渡ったんだ。 108 00:12:04,900 --> 00:12:06,050 あー、クラーク。 109 00:12:09,540 --> 00:12:10,110 こんにちはクラーク 110 00:12:15,250 --> 00:12:16,420 随分時間がかかったんだな? 111 00:12:24,690 --> 00:12:27,250 なあ、俺以外にも動ける奴が いたとは思わなかったぜ! 112 00:12:27,410 --> 00:12:29,900 俺は世界最速の男だからな、そうだろ? なっ。 113 00:12:30,400 --> 00:12:31,960 お前は俺の尻のすぐ後ろにいた。 114 00:12:32,200 --> 00:12:34,690 いいか、俺はいつも自分の後ろに誰かが いるなんてことはなかったんだ。 115 00:12:34,860 --> 00:12:37,410 振り返ったらお前がいたんだ。 116 00:12:37,780 --> 00:12:41,140 どうやって父さんから食事と ベッドを騙し取る話を作ったんだ? 117 00:12:41,150 --> 00:12:42,800 そんな事はしてないぞ、クラーク、真実を話したんだ。 118 00:12:43,550 --> 00:12:44,300 どんな? 119 00:12:45,090 --> 00:12:46,390 よし、いいか、二年前 120 00:12:46,450 --> 00:12:48,120 事故があったんだ。 121 00:12:48,520 --> 00:12:49,630 物凄い落雷があった、 122 00:12:50,670 --> 00:12:52,700 そして俺の体に雷が流れた。 123 00:12:53,470 --> 00:12:54,830 それはこのスモールビルで起きたんだな。 124 00:12:55,680 --> 00:12:56,270 いや。 125 00:12:57,080 --> 00:12:58,260 ここに来たのは初めてだ。 126 00:12:59,460 --> 00:13:00,470 犯罪を犯しに来たわけじゃないぜ。 127 00:13:01,670 --> 00:13:02,660 でも希望は叶わなかった。 128 00:13:04,800 --> 00:13:07,920 この辺り以外でお前のような力を 身に付けた人には会ったことがないよ。 129 00:13:08,120 --> 00:13:10,690 そうだろうな、もっと外に出るべきだ。 130 00:13:12,860 --> 00:13:14,630 それで、どうしてお前はそんなに速くなれたんだ? 131 00:13:16,280 --> 00:13:17,470 俺と同じか、それとも… 132 00:13:18,450 --> 00:13:21,660 僕のはどちらかと言うと生まれつきだ。 どうして路上生活なんかしてるんだ、バート? 133 00:13:24,800 --> 00:13:25,980 両親は? 134 00:13:27,110 --> 00:13:29,760 息子が稲妻に打たれたんだ。 それは事実だ。 135 00:13:30,520 --> 00:13:33,670 つまり何もなかった事にしたかったんだ… 136 00:13:37,870 --> 00:13:39,780 分からないよ、両親の俺を見る目が分かるか? 137 00:13:41,440 --> 00:13:43,940 親の見方が変わったのが分かったよ。 138 00:13:45,170 --> 00:13:46,020 それで逃げ出したのか? 139 00:13:48,230 --> 00:13:48,710 俺は… 140 00:13:50,070 --> 00:13:50,990 合わなかったんだな。 141 00:13:52,610 --> 00:13:56,020 でもお前にはそういう事がないんだな。 - いや、驚くかもしれない。 142 00:13:58,180 --> 00:14:00,650 僕も一度逃げ出したんだ。 - どうして戻ってきたんだ? 143 00:14:00,860 --> 00:14:03,010 芝生でも刈りにか? 牛の乳を絞りにか? 144 00:14:04,110 --> 00:14:05,540 俺と一緒にやっていかないか? 145 00:14:06,030 --> 00:14:07,860 盗みをするって事か? 146 00:14:09,790 --> 00:14:11,320 俺は今まで誰も傷つけた事はないぜ。 147 00:14:12,600 --> 00:14:16,130 金が欲しい時には上流階級の奴らから ほんの少しばかりいただくだけさ。 148 00:14:17,700 --> 00:14:21,280 持っていない者からじゃない、クラーク。 持っている奴からだ。 149 00:14:21,460 --> 00:14:22,470 父さんはどうなんだ? 150 00:14:23,400 --> 00:14:28,320 おい、その事は言わないでくれよ、なっ? お前のカードを盗んだんじゃないだろ。 151 00:14:28,410 --> 00:14:29,620 へえ、そう言うのか。 152 00:14:30,400 --> 00:14:34,150 あのな、シューイサイドスラムの友達が 俺をだましたんだ。 153 00:14:34,540 --> 00:14:38,390 それで部屋を借りるためにお前の親父さんの カードを盗まなくちゃならなかった。 154 00:14:38,950 --> 00:14:40,120 夜は外で過ごしたくないからな。 155 00:14:41,020 --> 00:14:43,330 寝ているときは普通の人間と 同じスピードなんだからな。 156 00:14:47,150 --> 00:14:49,860 牛みたいに大きな目をしてどうしたんだ? 157 00:14:49,860 --> 00:14:52,960 俺は自分の事ぐらい一人でできる。 - ああ、いい仕事をしてるよ。 158 00:14:56,100 --> 00:14:58,590 何を知ってるっていうんだ? 貧しい小さな浮浪児が沢山いるんだぞ。 159 00:14:59,520 --> 00:15:02,910 不思議そうな顔をしてるな、クラーク。 160 00:15:06,760 --> 00:15:07,580 それじゃあ見てみよう... 161 00:15:08,420 --> 00:15:10,940 アメリカ先住民の神話を 勉強することが好きなんだな。 162 00:15:12,390 --> 00:15:17,230 このノートには「ラナ」という名前が 殴り書きされてる。 163 00:15:17,850 --> 00:15:20,100 よほど退屈だったとみえるな。 164 00:15:22,200 --> 00:15:23,990 それと石のコレクションだ。 -それはコレクションじゃ… 165 00:15:31,550 --> 00:15:32,550 おい、大丈夫か? 166 00:15:32,610 --> 00:15:33,790 それをしまってくれ。 167 00:15:34,950 --> 00:15:35,530 アレルギーなんだ。 168 00:15:38,150 --> 00:15:43,260 やれやれ、猫や犬に近づくとくしゃみを する奴はみたが、石にアレルギーが あるのは初めてだ。 169 00:15:43,350 --> 00:15:44,420 それは長い話になるんだ。 170 00:15:46,120 --> 00:15:49,130 いいだろう、聞いてやるよ…。 …戻ってきたらな。 171 00:15:51,080 --> 00:15:51,570 どこから? 172 00:15:52,480 --> 00:15:53,320 どこからでもさ。 173 00:15:54,220 --> 00:15:56,510 いいか、ここにいる俺たち二人は スーパーパワーの持ち主だぜ。 174 00:15:57,230 --> 00:15:59,310 こんなスモールビルくんだりまでお前を 探しに来たのはどうしてだと思う? 175 00:15:59,400 --> 00:16:01,140 さあ、グダグダ言ってないで遊びに行こうぜ! 176 00:16:02,100 --> 00:16:03,290 今までフロリダに行った事は? 177 00:16:15,960 --> 00:16:19,440 おい、黒いビキニを着たあの娘、 お前を見ていたぞ。 178 00:16:19,530 --> 00:16:23,190 違うさ。 - いや、間違いなくお前を見ていた。 電話番号を聞いとけばよかったのにな。 179 00:16:23,240 --> 00:16:26,610 そんな、海辺で女の子をナンパして 電話番号を受けとるなんて。 180 00:16:26,700 --> 00:16:27,940 そうか、じゃあお前の代わりに… 181 00:16:29,630 --> 00:16:30,360 俺が聞いておいた。 182 00:16:31,380 --> 00:16:33,140 次にマイアミに来たとき電話をくれってさ。 183 00:16:34,460 --> 00:16:36,710 またマイアミに行くことはない。 - どうして? 184 00:16:37,530 --> 00:16:39,270 それは… - それは、何だ? 185 00:16:39,490 --> 00:16:40,640 他に楽しい事でもあるのか、クラーク? 186 00:16:41,110 --> 00:16:42,860 なに、誰も死ぬわけじゃないだろ。 187 00:16:45,530 --> 00:16:46,570 何をしてるんだ? 188 00:16:47,940 --> 00:16:49,780 クッキーを食べてる、餓死しそうだよ。 189 00:16:50,190 --> 00:16:52,460 欲しいからといって持ってくるな。 ここは母さんが経営してるんだぞ。 190 00:16:52,510 --> 00:16:56,910 見ろよ。 行列だ。俺は並ばないがな。 191 00:16:56,980 --> 00:17:00,410 どうしたの、ケント? まだメトロポリスで探偵ごっこでも してるかと思ったわ。 192 00:17:01,030 --> 00:17:02,550 あれは警察に任せたよ。 193 00:17:03,110 --> 00:17:04,340 絶対に捕まえられないと思うけどな。 194 00:17:05,440 --> 00:17:08,420 クロエ、友達の、バートだ。彼は… - 未来から来た。 195 00:17:09,790 --> 00:17:10,520 本当? - ああ。 196 00:17:11,310 --> 00:17:14,690 俺は百年後の未来から今でも君を 愛してるって言いたくて戻ってきたんだ。 197 00:17:16,410 --> 00:17:17,280 バート... 198 00:17:17,850 --> 00:17:19,320 君の好きな花はなんだい、クロエ? 199 00:17:19,830 --> 00:17:20,760 チューリップよ。 200 00:17:27,140 --> 00:17:29,340 どうやったの? - マジック 201 00:17:30,890 --> 00:17:31,990 他にも見たいか? 202 00:17:33,430 --> 00:17:34,070 クラーク! 203 00:17:37,540 --> 00:17:38,290 余計な事はするなよ。 204 00:17:41,480 --> 00:17:43,960 お父さんが電話をくれたわ。 その子がお父さんから盗んだ子なの? 205 00:17:44,730 --> 00:17:47,230 ああ。彼の名前はバート・アレン。 - なぜ彼がここに? 206 00:17:47,840 --> 00:17:52,150 親友になったんだ、一人ぼっちだっていうから。 - そうなの。 あなたなら分かってあげられそうね。 207 00:17:52,620 --> 00:17:53,400 そうだね。 208 00:17:54,070 --> 00:17:55,800 あっ、そうそう、レックスがあなたを探してたわ。 209 00:17:55,940 --> 00:17:58,370 屋敷に来て欲しいって。 重要な話があるそうよ。 210 00:17:58,820 --> 00:18:00,260 分かった、でもバートを一人だけに するわけにはいかない。 211 00:18:05,740 --> 00:18:07,220 あなたがいなくなっても気づきそうにないわよ。 212 00:18:15,440 --> 00:18:18,300 俺はサンペテルブルグの個人収集家からこれを購入した。 213 00:18:19,580 --> 00:18:24,030 これを手に入れるためにウォッカと 一財産使ったが、それだけの価値があった。 214 00:18:24,960 --> 00:18:25,670 なかなかいいじゃないか。 215 00:18:26,810 --> 00:18:28,660 もっと近づいてよく見てみろよ。 216 00:18:31,110 --> 00:18:35,340 洞穴で見つかったカワチ族の シンボルとよく似ているだろ。 217 00:18:37,380 --> 00:18:39,610 そしてもう誰もお前以外誰も あそこには行っていない。 218 00:18:44,080 --> 00:18:45,300 これがどういう事が書いてあるか分かるか? 219 00:18:46,970 --> 00:18:47,760 いや。 220 00:18:49,260 --> 00:18:51,210 でも君がこんな物に興味を持つなんて。 221 00:18:52,060 --> 00:18:54,150 ああ、興味は持っている、クラーク、 222 00:18:55,130 --> 00:18:56,900 ただ執りつかれていないだけさ。 223 00:18:58,540 --> 00:19:00,630 だからお前を呼んだんだ。 一緒にこの謎に取り組みたい。 224 00:19:01,410 --> 00:19:02,340 僕もだよ。 225 00:19:05,580 --> 00:19:06,520 それでこれは何なんだ? 226 00:19:07,390 --> 00:19:10,930 これは十四世紀の写本で 今日まで残ったページだ。 227 00:19:12,740 --> 00:19:18,020 Kulacovaの戦いで、彼の仇敵ママヤに 勝利した偉大なる王子Danskoyを描写している。 228 00:19:20,580 --> 00:19:21,430 言い伝えでは、 229 00:19:21,850 --> 00:19:27,560 彼がVerkhoture Monasteryで勉強している間、 ラスプーチンの部屋の壁を飾っていや唯一の物だ。 230 00:19:30,310 --> 00:19:34,650 彼はこのページが想像も及ばない パワーに経路を示すと思っていた。 231 00:19:36,050 --> 00:19:40,700 ラスプーチンはその秘密を突き崩そうとして 何日間もこれを見つめていたそうだ。 232 00:19:42,680 --> 00:19:44,480 それは信じ難い話だ。 - ダメだ。 233 00:19:46,550 --> 00:19:49,660 それには最先端セキュリティをかけてある。 234 00:19:51,460 --> 00:19:55,040 ルーサー・コープの金庫室に入れるまでの 数日間、ここで保管するんだ。 235 00:20:02,610 --> 00:20:04,410 すまない、クラーク、約束があるんだ。 236 00:20:05,430 --> 00:20:08,650 明日来てくれないか、腕まくりして調べよう。 237 00:20:11,480 --> 00:20:12,050 ああ。 238 00:20:25,110 --> 00:20:27,940 お前、レックス・ルーサーと知り合いなのか? - ここで何をしてるんだ? 239 00:20:29,120 --> 00:20:31,550 まあ、クロエが俺を振ったんだ、 でもあの娘は損をしたな。 240 00:20:32,330 --> 00:20:33,240 おい、ここには驚いたぜ! 241 00:20:33,630 --> 00:20:36,040 あそこのいかした物を見たか? - あそこに行ったのか? 242 00:20:36,910 --> 00:20:37,920 ああ、高速モードでな。 243 00:20:39,650 --> 00:20:42,660 心配すなって、何も証拠は残しちゃいない。 - ここから出るんだ。 244 00:20:43,520 --> 00:20:45,810 クラーク、誰と話てたんだ? 245 00:21:00,680 --> 00:21:01,390 父さん! 246 00:21:01,790 --> 00:21:02,590 なんだ、クラーク。 247 00:21:03,290 --> 00:21:07,860 母さんが残業だから、久しぶりに 男同士語り合おうと思っていたのに。 248 00:21:08,010 --> 00:21:10,060 行けなかった試合のハイライトでも見るか? 249 00:21:10,110 --> 00:21:14,920 レックスのところで見たんだ、父さん。 古い写本のページで、クリプトンの シンボルが書いてあった。 250 00:21:15,720 --> 00:21:16,730 クリプトナイトのシンボル? 251 00:21:18,180 --> 00:21:19,300 読めたのか? 252 00:21:19,390 --> 00:21:22,070 メッセージが繰り返し書かれていた。 「もっと深層を見ろ」って。 253 00:21:22,490 --> 00:21:24,920 X線ビジョンを使ったら、地図と シンボルが下に隠されていた。 254 00:21:26,180 --> 00:21:26,640 マップ? 255 00:21:30,690 --> 00:21:31,410 何の地図? 256 00:21:33,240 --> 00:21:37,230 分からない、でもジョー・エルと何か 関係があるかも、僕をコントロール しようとした時と似てるんだ。 257 00:21:37,950 --> 00:21:40,440 - 放っておいた方がいい、クラーク。 - いや、父さん… - クラーク、 258 00:21:43,190 --> 00:21:45,260 お前は普通に最高学年を過ごしたいと 言ったばかりだろ? 259 00:21:45,530 --> 00:21:48,720 ジョー・エルの事で地球を探し回るのは 普通なのか? 260 00:21:48,910 --> 00:21:51,960 そうじゃないけど。 でもバートと一緒にいて自分は普通じゃない事を 思い出したんだ、父さん。 261 00:21:53,520 --> 00:21:55,610 多分その時は本当の自分を探すのを 止めようと思ったんだ。 262 00:21:56,080 --> 00:21:58,340 本当のお前は十七歳の少年だ。 263 00:22:01,310 --> 00:22:02,030 座れ。 264 00:22:03,950 --> 00:22:05,520 父さん、僕の歳は関係ない。 265 00:22:06,390 --> 00:22:09,370 ジョー・エルが僕に見つけ出させようとするのは、 物凄く強力で危険なものだっていう感じがするんだ。 266 00:22:09,510 --> 00:22:13,380 特に間違った者の手に落ち、 僕だけが止められるなら。 267 00:22:13,760 --> 00:22:16,440 どうやって? レックスからその写本を盗むのか? 268 00:22:16,500 --> 00:22:20,500 違う。 レックスは何を持っているのか知らない。 僕がしなきゃいけないのは、こっそり忍び込んで もう一度よく調べる事だ。 269 00:22:20,810 --> 00:22:25,130 クラーク、その考えは良くない。 見つかったらどうするんだ? - レックスが外に出ている間なら見つからないさ。 270 00:22:30,190 --> 00:22:30,920 よう! 271 00:22:31,480 --> 00:22:35,090 レックスの屋敷は厳重だぜ! 二十台の車が取り巻いてる! 272 00:22:35,630 --> 00:22:38,360 ストレートには突っ切れないぜ。 273 00:22:39,960 --> 00:22:43,300 方法を考え直そう、まだ生きていたいからな。 274 00:22:43,820 --> 00:22:45,730 聞いてくれ、バート、 調べなきゃいけないことがあるんだ。 275 00:22:46,720 --> 00:22:50,670 俺も行こうか? - いや。 これは個人的なことだ。 戻ったら、また一緒に出かけよう。 276 00:22:51,240 --> 00:22:54,210 あのな、中国の映画館で「スピード」 の夜間上映があるんだ。 277 00:22:54,280 --> 00:22:57,760 うまいポップコーンもある。 一緒に行こうぜ? 278 00:22:58,160 --> 00:23:02,460 いいね、でも、父さんには言うなよ? - オーケー。 279 00:23:04,520 --> 00:23:05,340 クラーク! 280 00:23:09,210 --> 00:23:12,840 俺みたいなのと付き合って本当に嬉しいよ。 281 00:23:14,450 --> 00:23:17,190 だから感謝の気持ちだ。 282 00:23:23,160 --> 00:23:27,740 MP3プレーヤーだ。 これがあれば好きな曲をダウンロードして いつでも聴けるぞ。 283 00:23:30,120 --> 00:23:31,230 どこでこれを手に入れた? 284 00:23:33,450 --> 00:23:34,550 お前のために手に入れたんだ、クラーク。 285 00:23:35,400 --> 00:23:37,630 どこでは関係がない。 - 関係はある、バート。 286 00:23:40,830 --> 00:23:42,300 僕が言った事を何も聞いてなかったのか? 287 00:23:42,490 --> 00:23:44,010 何か欲しくても盗んではいけないんだ。 288 00:23:44,160 --> 00:23:46,240 どうして? - 法律があるから。 289 00:23:47,100 --> 00:23:48,200 普通の人間のだろ。 290 00:23:49,440 --> 00:23:53,010 それに力があるのにどうして その力を使わないんだ? 他の人間にはないんだぜ。 291 00:23:53,560 --> 00:23:54,420 これは能力だ。 292 00:23:55,940 --> 00:23:57,980 俺はこれからもこの力を利用する。 -力を使うなとは言ってない。 293 00:23:58,350 --> 00:24:00,250 ただ人を助けるために使うべきで、 人を傷つけるためじゃない。 294 00:24:00,450 --> 00:24:02,450 俺はこれを店で盗んだ、 誰も傷つけてないだろ? 295 00:24:02,790 --> 00:24:05,190 店は保険に入ってるんだからな。 - それは正しい考えじゃない。 296 00:24:06,760 --> 00:24:09,750 どうしてだ? もうそんな話は聞きたくない。 297 00:24:11,000 --> 00:24:12,440 またそうやって逃げるつもりか? 298 00:24:13,070 --> 00:24:15,080 そんな事では問題は解決しないぞ、、バート。 299 00:24:15,600 --> 00:24:17,760 おい、俺は逃げてなんかいない、クラーク。 300 00:24:19,460 --> 00:24:24,880 何かに向かって走っているんだ。 夢を掴むためにな。 301 00:24:24,970 --> 00:24:28,410 バート... - 俺とお前は同じだと思ってた、 でも俺の間違いだったようだな。 302 00:24:29,370 --> 00:24:31,790 お前は俺と同じじゃない。 303 00:25:06,550 --> 00:25:07,410 バート! 304 00:25:08,590 --> 00:25:09,480 動くな! 305 00:25:11,800 --> 00:25:12,500 クラーク? 306 00:25:19,260 --> 00:25:20,980 ここで一体何をしていたんだ? 307 00:25:30,590 --> 00:25:32,630 ここで何をしていたのか説明してもらおう? 308 00:25:34,300 --> 00:25:35,160 ただ挨拶に来たんだ。 309 00:25:35,590 --> 00:25:38,660 分かっているのは、突然警報が鳴り出したことぐらいだ。 310 00:25:40,470 --> 00:25:41,530 少し遅すたな、 311 00:25:42,620 --> 00:25:44,350 セキュリティを呼ぶのが、クラーク。 - ああ、僕は… 312 00:25:44,980 --> 00:25:46,890 電話をするべきだったよ、 でも君を起こしてしまうと思って。 313 00:25:50,700 --> 00:25:52,880 中に入ってきたとき、 他に誰もいないと断言できるか? 314 00:25:54,570 --> 00:25:55,790 ああ、誰にも会わなかった。 315 00:25:58,390 --> 00:25:59,590 じゃあ、犯人が誰なのか分からないんだな。 316 00:26:04,300 --> 00:26:04,910 ああ、分からない。 317 00:26:08,370 --> 00:26:09,240 信用しよう。 318 00:26:10,800 --> 00:26:12,630 本当の親友ならウソはつかないからな。 319 00:26:22,860 --> 00:26:24,500 行くよ、後は君に任せた方がいい。 320 00:26:26,020 --> 00:26:29,960 秘密を打ち明けよう。 俺は心配なんかしていない。 321 00:26:34,330 --> 00:26:36,600 一財産分の価値があるって言ってただろ。 322 00:26:38,030 --> 00:26:38,740 その通り。 323 00:26:40,140 --> 00:26:43,830 こんな高価な物を動かす事ができる奴は メトロポリスにはそれほどいないはずだ。 324 00:26:48,270 --> 00:26:52,510 もし俺が発表すれば、どこに持ち込まれても 俺に連絡がくるだろうな。 325 00:26:54,690 --> 00:26:55,640 本当にそれでうまくいくのか? 326 00:26:59,090 --> 00:27:00,060 心配するな、クラーク。 327 00:27:01,680 --> 00:27:05,340 この泥棒は思い知る事になるだろう、 レックス・ルーサーから逃げ通せる場所など 地球上にない事を。 328 00:27:13,860 --> 00:27:15,900 私もそうしたいけど、ジョナサン、今は無理よ。 329 00:27:17,210 --> 00:27:19,010 まだ仕事が残ってるのよ。 330 00:27:21,140 --> 00:27:23,460 できるだけ早く家に帰るわ。 今はこれが精一杯なの。 331 00:27:23,880 --> 00:27:24,720 分かった、じゃあね 332 00:27:26,910 --> 00:27:27,880 遅くまで残業ですか? 333 00:27:28,890 --> 00:27:35,460 あら。こんな事はしてられないわ。 あなたがこんな大変な仕事をしながら 学校に通ってたなんて。 334 00:27:35,570 --> 00:27:40,640 大変でした。 でも閉店後ここまで遅くなった事は ありませんでしたから。 335 00:27:41,650 --> 00:27:43,510 まあ、家でこんな事するよりはここで やった方がいいから。 336 00:27:47,030 --> 00:27:48,600 家の方は大丈夫ですか、ケントさん? 337 00:27:50,010 --> 00:27:54,470 ええ、ジョナサンは私がこの仕事を 選んだ理由を知っているから。 338 00:28:00,510 --> 00:28:03,640 私は本当にあの人を愛してるの。 339 00:28:04,060 --> 00:28:07,030 でもあの人が体を壊してからあの人を失うんじゃないかって、 340 00:28:07,180 --> 00:28:10,010 ここで働いている間だけは 341 00:28:10,370 --> 00:28:11,070 その事を忘れられるのよ。 342 00:28:13,300 --> 00:28:15,960 でもここにずっといたら、そのー、 343 00:28:17,340 --> 00:28:18,700 旦那さんに会えないわ。 344 00:28:22,070 --> 00:28:24,030 失っていないのに? 345 00:28:28,690 --> 00:28:32,070 パリで過ごした夏休みはあなたを 少し大人にしたようね、ラナ。 346 00:28:37,110 --> 00:28:38,770 思い出させてくれてありがとう。 347 00:28:40,050 --> 00:28:41,130 何を思い出させました? 348 00:28:42,230 --> 00:28:45,970 恐れている事を一人で悩むより 愛する者と分かち合えば楽になるって事よ。 349 00:28:56,490 --> 00:29:01,580 もちろんだ、しかしあんたは自分でやりたいんだろ。 問題はない、嬉しいよ。 350 00:29:06,500 --> 00:29:07,480 もういいだろ。 351 00:29:07,610 --> 00:29:11,980 ああ、いいものを持ってきたんだろうな。 お前が大人になれば、男の仕事とは こういうものだと理解できるだろう。 352 00:29:16,870 --> 00:29:18,000 これなら大人扱いしてくれるか? 353 00:29:23,030 --> 00:29:23,780 それじゃ始めろ。 354 00:29:43,430 --> 00:29:45,780 ルーサーさん、俺はあんたの物を持っている。 355 00:29:56,850 --> 00:29:59,060 こいつが俺に警告した危険な犯罪者か? 356 00:29:59,330 --> 00:30:03,200 これはあんたの問題じゃない。 さあ早く、その仲介手数料について話をしよう。 357 00:30:03,510 --> 00:30:05,990 まだ子供だな。 連れて行くぞ。 358 00:30:06,890 --> 00:30:07,600 ダメだ。 359 00:30:08,330 --> 00:30:10,390 そいつにどんな能力があるのか知らないんだろ。 360 00:30:10,750 --> 00:30:13,550 もし俺があんたの立場なら今頃 警察の心配をしているぞ、ハリソン。 361 00:30:18,710 --> 00:30:19,790 何をしたんだ? 362 00:30:21,830 --> 00:30:24,960 後五分で、この場所はメトロポリス警察が包囲する。 363 00:30:27,420 --> 00:30:30,660 ああ、分かった、急いで済ませた方がいいな。 364 00:30:31,400 --> 00:30:32,110 トニー! 365 00:30:50,810 --> 00:30:52,280 お前のせいだぞ、小僧! 366 00:30:55,750 --> 00:30:59,040 お前のスピードが弾よりも速いかどうか見てやる。 367 00:31:10,950 --> 00:31:12,390 ここから出て行け! 368 00:31:18,430 --> 00:31:20,180 これでもまだお前がやっている事が 人を傷つけないといえるのか? 369 00:31:26,500 --> 00:31:27,060 レックス! 370 00:31:29,090 --> 00:31:29,710 レックス? 371 00:31:30,600 --> 00:31:31,720 悪かったな、クラーク。 372 00:31:37,740 --> 00:31:38,970 これは何も変わってないんだな。 373 00:31:41,800 --> 00:31:43,780 ダメだ、分かってない。 それは僕を殺すんだ。 374 00:31:47,280 --> 00:31:48,910 お前は殺人者じゃないはずだ! 今のお前は本当のお前じゃない! 375 00:31:49,070 --> 00:31:51,150 俺が何者なのか分かるはずがない! - いや、僕には分かる。 376 00:31:52,340 --> 00:31:54,240 バート、お前は父さんを救ってくれた。 377 00:31:55,230 --> 00:31:56,300 お前の中にもいい心はあるんだ。 378 00:31:57,560 --> 00:32:02,460 バート、もう逃げるのは止めろ、 さもなきゃ一人ぼっちになる。 そうはなりたくないはずだ。 僕には分かる。 379 00:32:03,670 --> 00:32:04,740 心の底では 380 00:32:06,020 --> 00:32:06,760 僕らが同じだという事を。 381 00:32:16,690 --> 00:32:17,890 それが本当ならいいと思うよ、クラーク。 382 00:32:47,050 --> 00:32:50,770 バートがどこに行ったのか分からないのか? - レックスが気を失ってたから。 383 00:32:51,250 --> 00:32:53,990 警察のサイレンが聞こえるまで離れられなかった。 それからバートを追いかけたけど。 384 00:32:55,150 --> 00:32:56,880 もう世界中のどこにでも雲隠れできたはずだ。 385 00:32:58,330 --> 00:32:59,600 まあ、結果的にはかえって 良かったと思うよ、クラーク。 386 00:33:00,460 --> 00:33:02,930 でも、父さん… - なあ、お前がどれほど彼を 助けたいと思ったのか分かる。 387 00:33:03,830 --> 00:33:06,140 だがな、お前がいかに強いとしても、 人の心を変える事を強いる事はできないんだ。 388 00:33:06,420 --> 00:33:09,480 あいつは悪い奴じゃない、父さん、 少し違っているだけだ。 少なくてもあの力を受け入れている。 389 00:33:09,580 --> 00:33:12,900 クラーク、力を受け入れる事と 見せびらかす事は全く別物だ。 390 00:33:13,910 --> 00:33:14,530 分かってる。 391 00:33:15,620 --> 00:33:19,080 正直に言って、あいつの様に なれたらと思う事があるよ。 392 00:33:20,330 --> 00:33:23,870 つまり本当の自分を隠してきた自分と 力のある自分、二人の別々の人格が あるって思い始めてる。 393 00:33:24,200 --> 00:33:28,420 クラーク、普通の人間もお前と 同じように考えているんだ。 394 00:33:29,330 --> 00:33:31,070 誰もが秘密を抱えている。 お前の場合… 395 00:33:32,030 --> 00:33:33,210 皆よりは大変だがな。 396 00:33:35,130 --> 00:33:37,710 そうだね、レックスを見舞いに行って来るよ。 - 分かった。トラックを使うか? 397 00:33:38,330 --> 00:33:41,430 いいや、自分の足で走ってみたい気分だ。 398 00:33:51,960 --> 00:33:52,770 やあ。 399 00:33:54,360 --> 00:33:57,560 一日中仕事をしているのかと思ったぞ。 - まあ、上司の特権よ。 400 00:33:58,270 --> 00:34:03,850 休憩をとってハンサムな農家の男性と 時間を過ごせるようにリンダを副支配人したの。 401 00:34:05,560 --> 00:34:07,210 そうか、よかったな。 402 00:34:08,190 --> 00:34:09,770 じゃあ汗まみれの男がちょうどここにいるぞ。 403 00:34:10,150 --> 00:34:12,460 じゃあホースとバケツ一杯分の石鹸を持ってこなきゃ。 404 00:34:19,900 --> 00:34:22,680 君がいなくて寂しかったよ。 - 私もそう 405 00:34:45,000 --> 00:34:45,920 これはすごいな。 406 00:34:46,760 --> 00:34:48,320 クラークが最初にこの洞窟を見つけたとき、 407 00:34:48,910 --> 00:34:51,020 私にはどうしてこんな物に 取りつかれたのか分からなかった。 408 00:34:51,590 --> 00:34:56,080 いつも私の反応を恐れて隠し事を してるように見えたわ。 409 00:34:58,090 --> 00:35:01,490 私はそんな風に生きたくない。 恐れて過ごしたくはないのよ。 410 00:35:01,840 --> 00:35:04,260 そうだとも。俺と一緒だ。 そう言おうとしたんだ。 411 00:35:06,930 --> 00:35:07,850 オーケー。 412 00:35:10,940 --> 00:35:12,900 パリで行った教会堂を覚えてる? 413 00:35:14,370 --> 00:35:16,650 ああ、君の誕生日のアレンジをするために 早く行かないといけなかったっけ。 414 00:35:16,700 --> 00:35:19,730 そうね。あなたが去った後、セロー伯爵夫人の お墓の上で何か奇妙なことに気付いたの。 415 00:35:20,310 --> 00:35:23,920 この洞窟と同じようなシンボルがあったのよ。 416 00:35:24,690 --> 00:35:25,530 どういう関係が? 417 00:35:27,480 --> 00:35:28,350 分からないわ。 418 00:35:30,120 --> 00:35:34,120 そしてそれに触れたとき目もくらむような 光と痛みがあったの。 419 00:35:34,870 --> 00:35:38,750 次に覚えているのはあなたが ドアをノックした翌朝の事よ。 420 00:35:45,030 --> 00:35:46,330 そしてこれがあったの。 421 00:35:54,560 --> 00:35:55,600 OKちょっと待って... 422 00:35:56,230 --> 00:35:57,310 それじゃあ 423 00:35:58,990 --> 00:36:02,380 君は死んだ伯爵夫人の墓のシンボルが 424 00:36:02,820 --> 00:36:03,790 君に刺青をつけたっていうのか? 425 00:36:04,730 --> 00:36:05,720 どう思われるか分かってるわ。 426 00:36:07,380 --> 00:36:08,940 どうしてあなたに話さなかったと思ってるの? 427 00:36:11,010 --> 00:36:12,260 それがパリを出て行った理由か。 428 00:36:13,970 --> 00:36:15,370 私はこの洞窟に戻らないとならなかったの。 429 00:36:16,460 --> 00:36:19,250 十二時間の空白の時間を見つけ出す必要があったのよ。 430 00:36:23,870 --> 00:36:25,400 でも見つけ出したのはもっと多くの問題だったわ。 431 00:36:34,260 --> 00:36:35,210 君と同じ物だ。 432 00:36:36,260 --> 00:36:37,340 このシンボルはどういう意味だ? 433 00:36:38,910 --> 00:36:39,670 私にはわからない 434 00:36:42,670 --> 00:36:45,900 ジェイソン、私、自分に何が起きているのか分からないの。 - おい、おい。 435 00:36:48,030 --> 00:36:49,080 たとえそれが何であっても 436 00:36:50,440 --> 00:36:51,930 一緒に解決するんだろ? 437 00:36:53,750 --> 00:36:54,520 そうね。 438 00:37:09,670 --> 00:37:10,190 クラーク! 439 00:37:11,740 --> 00:37:13,410 普通の時間に現れるとはいい心がけだ。 440 00:37:14,470 --> 00:37:15,830 君が大丈夫かと立ち寄ったんだ。 441 00:37:16,620 --> 00:37:18,080 メトロポリスで何かあったって聞いたから。 442 00:37:19,020 --> 00:37:21,810 随分と速く広まったな。 - 小さい町だから。 443 00:37:24,310 --> 00:37:25,330 それで何があったんだ? 444 00:37:25,840 --> 00:37:28,800 カウボーイの真似事をして拍車でぶつけたんだ。 445 00:37:30,050 --> 00:37:31,880 正直言って、なぜ死ななかったのか分からない。 446 00:37:34,800 --> 00:37:35,970 君を見てくれていた人がいたんだろう。 447 00:37:36,900 --> 00:37:38,170 いろいろな意味で 448 00:37:43,820 --> 00:37:44,900 どうやって取り戻したんだ? 449 00:37:46,410 --> 00:37:47,210 俺じゃない。 450 00:37:47,940 --> 00:37:50,430 病院から戻ったとき、机の上にあった。 451 00:37:51,190 --> 00:37:52,900 盗んだ奴は気が変わったのかもな。 452 00:37:54,050 --> 00:37:54,840 僕もそう思うよ。 453 00:37:57,040 --> 00:37:58,900 なあ、これを調査するのは後にしないか。 454 00:37:59,950 --> 00:38:03,530 今はまだ怪我を治すことに専念したい。 - 君が無事でよかったよ。 455 00:38:19,580 --> 00:38:20,580 クラーク 456 00:38:22,330 --> 00:38:27,410 写本が見つかったら直ぐに専門家の 調査結果を聞きたいと言うと思ったが。 457 00:38:29,690 --> 00:38:31,090 専門家たちが何を見つけたのか分かるか? 458 00:38:34,560 --> 00:38:36,150 無駄金を使ってしまった事だ。 459 00:38:40,950 --> 00:38:42,190 見舞いに来てくれてありがとう。 460 00:39:06,530 --> 00:39:07,870 ひどい絵だな。 461 00:39:11,010 --> 00:39:12,270 ヒーローなんだからさ。 462 00:39:12,910 --> 00:39:15,070 あれを返したのはどうしてだ? 463 00:39:16,580 --> 00:39:18,180 あれを金に変えて持ち運ぶには俺の スピードが遅くなるからな。 464 00:39:18,350 --> 00:39:19,910 もしお前を見つけてなかったら死んでいるところだぞ。 465 00:39:20,460 --> 00:39:21,440 ああ、どうやって俺を見つけたんだ? 466 00:39:21,800 --> 00:39:24,120 お前の力は一体、速さなのか力なのか それとも超能力か? 467 00:39:24,990 --> 00:39:25,910 これさ。 468 00:39:27,450 --> 00:39:31,960 シューサイドスラムでこういう物を 買う人物を探して一晩掛かったよ。 469 00:39:33,590 --> 00:39:35,610 何人かの人からハリソンの事を聞いた。 470 00:39:36,380 --> 00:39:38,770 それでか。 犯罪者の匂いをかぎつけたってか。 471 00:39:42,200 --> 00:39:43,200 それで、 472 00:39:44,060 --> 00:39:45,010 これからどうするんだ? 473 00:39:45,630 --> 00:39:48,000 分からないな。 世界は広いからな。 474 00:39:48,480 --> 00:39:49,590 全世界を回って俺たちのような力の 475 00:39:53,100 --> 00:39:54,500 持ち主がいないかどうか探してみるさ。 476 00:39:55,010 --> 00:39:56,750 そしてクラブか同盟を立ち上げてみるか。 477 00:40:01,400 --> 00:40:02,520 いいのか、俺と一緒に来る事もできるんだぜ。 478 00:40:03,880 --> 00:40:04,770 お前がここに残る事もな。 479 00:40:06,410 --> 00:40:07,540 お前には素晴らしい生活がある、クラーク。 480 00:40:09,100 --> 00:40:12,150 でもそれは俺のものじゃない。 スモールビルに残る理由はない。 481 00:40:13,820 --> 00:40:14,660 あるさ。 482 00:40:19,380 --> 00:40:21,260 友達になってくれてありがとうな。 483 00:40:23,520 --> 00:40:25,470 お前の気持ちは変える事ができないのか? 484 00:40:29,930 --> 00:40:30,880 そうだ、こうしよう。 485 00:40:32,190 --> 00:40:34,450 もし俺を捕える事ができたら… 486 00:40:37,130 --> 00:40:38,030 考え直してもいいぞ。